他の植物に絡まって伸びる蔓性の ツルリンドウ は里山の林縁などでよく見かける。
濃い青紫色が多い リンドウ科 だが ツルリンドウ の花色は ごく淡い色だ。(棚場)
明るい林縁で熟す赤紫の実を晩秋の山道で見つけると つい足を止めてしまう。(権現堂山)
ツルリンドウ の高山型と言われる テングノコヅチ は絡まることより地面を這うことの方が多い。
花色は ツルリンドウ より濃い色で更に美しい。サイズは小型だが花色以外はほとんど同じ形状だ。
中間型もある・・・と図鑑にはあるが 魚沼での両者は標高差できちんと住み分けているような気がする。
地面に散っている ブナ の枯葉で比較して頂くと両者のサイズの違いが判るかと思います。
テングノコヅチ の実も ツルリンドウ 同様に赤紫に熟す。崖から垂れ下がって咲いて稔る個体です。
(テングノコヅチ は 越後駒ケ岳)
ツルリンドウを検索していてたどりつきました。テングノコヅチというものがあることを初めて知りました。もしかしたら2009年に尾瀬沼山峠で出会ったのはテングノコヅチであったのかと当時の画像をみてみました。団体行動で歩きながらの撮影で一枚しかないのでわかりにくいですが、花色は貴ブログのテングノコヅチのほうににていました。葉は別の草の陰で、花の大きさも今となっては比較できませんが、テングノコヅチのようにも思われます。沼山峠にはどちらがある可能性があるとお思いでしょうか。よろしかったら感触だけでも教えていただけたらさいわいです。
画像を雑草のブログに載せてみました。