ヌマトラノオ は昭和30年代前半までは水路沿いにたくさん生えていた。
その花穂で羽化する オニヤンマ を捕まえながら登校したのは70年も昔のことになってしまった。
今 開花期を迎えた オカトラノオ には古い思い出がたくさんある。
進学で家を離れた姉が 東京にこの花は無いから・・・と言いながら水辺で見つめていた ことなど。
姿を消したこの花を10年ほど前に見つけて鉢で育てている。
花冠は5裂するのだが 何故か6裂の花がひとつ。
梅雨明けが早かったから タチアオイ はまだツボミを残している。
少し日暮が早くなった。
樹下に咲く ヤブカンゾウ にも陽が差し込んできた。