朝ご飯
2012-05-25 | 日記
これはダンナさんの分。
末息子はご飯にスクランブルエッグをのせて醤油をかけて食べたいそうで(笑)
わたしは平日の朝は少しフルーツを食べて11時過ぎにホットシリアル食べるから
バラバラなメニュー。
夕飯と週末のブランチはみんな一緒に同じものを食べます。
二十年ほど前、ニューヨークはマンハッタンの古いアパートに住んでいた頃、
11階で一人暮らしをしていた60代くらいの独身女性と仲良くなった。
たまに巨大なゴキブリを発見して卒倒しそうになる地下のランドリールームで
床につきそうになりながら洗い立てのシーツをたたんでいた彼女に声をかけ、
一緒にたたんだのがきっかけで、たまにお茶に呼ばれるようになったのだ。
彼女はアーティストで、その当時は特に和紙を使ったコラージュを手掛けていて、
美しい色の組み合わせの抽象コラージュアートの作品でアトリエがいっぱいになっていた。
上品で穏やかな物腰の彼女は、気取ったようなところが全くなく、
大した英語も話せなかったわたしとのお茶の時間を楽しみにしている風で、
お菓子ひとつにしても、今までわたしが食べたことのないようなクッキーを
長い間大切に使われてきたと思われるセンスのよいお皿にのせて、
ゆっくりとサイドテーブルに置きながら「これ美味しいのよ」と話し始めるのだった。
物の取り扱いが丁寧な人は、人に対してもどこか丁寧で優しいのかもしれない。
高価で新しいものよりも、長年そこにあって大事にされてきたものに囲まれていると
まるで凝縮されたそれまでの時間の中にいるようで、妙に落ち着く。
長男が生まれ、彼女のところに初めて連れて行った時、
「美しい赤ちゃんね」と涙を浮かべていた彼女の顔が忘れられない。
大きな手動のミルのようなもので挽いた7種類くらいの穀物の入ったシリアル。
義母から教えてもらったレシピで、
最初はあんまり好きじゃなかったのに今では大好物になった。
水とレーズンと穀物を入れて沸騰させ少し煮たら出来上がり。
はちみつとピーナッツバターとバナナを入れて、ミルクを少し加えて食べる。
最近は毎日ランチにコレと野菜ジュースを飲んでヘルシーな気分(笑)
何日か禁チョコしてます(笑)
今日のベニシアさんの猫のしっぽの番組は、
岩手の南部鉄器の職人さんの話だったけど、よかったなあ。
いつかあんな鉄瓶が欲しい。
6歳の「ぼく」が蛇に飲み込まれている象の外側の絵を描いて大人に見せたら
帽子にしか見えないと言われてがっかりしたという話から始まる。
「大切なものは、目に見えない」
大人だって知らないことの方が多いと気がつけば、
新しくて大切な発見がそこらじゅうに散らばっているかもしれないのに、
目に見えるものしか信じられなくなるようだ。
どうにもわけのわからない「プライド」のようなものが邪魔するらしい。
そんなタイトルのお菓子です。
文字通り、クラストに入ったチョコチップクッキーのようなもの。
カリフォルニアに住んでる頃に友人からもらったレシピだけど、
くるみの代わりにピーカンナッツを使った。
美味しいんだまたコレが。。。