ジョーの日記

米国での日々の生活を写真と言葉で綴ります。

鎌倉マダムから本が届く 

2024-08-20 | 日記
いつも大体朝7時くらいに起きる。
すぐに寝室とバスルームの窓を開けて空気の入れ替え。
最近は朝夕涼しくなったので気持ちがいい。
顔を洗ったり歯を磨いたり、身支度をして
キッチンと居間の掃除をし、花に水をやりジムへ。

ジムから帰ってきたらテーブルの上に封筒が置いてあった。
あ!ようさんからだ!
遠く離れた場所に住んでいるのに
国際郵便は面倒なことなのに
自分のことを少しでも気にかけてくれる人がいると思うとなんだか泣けてくる。
すぐに開けてみると一冊の本が入っていた。



ベニシアさんの本!
旦那さんの梶山正さんが書いた本だった。
ベニシアさんの目がだんだんと見えなくなってきていたことは
「猫のしっぽカエルの手」の番組を見て知っていたけれど、
その後認知症が進み、施設に入ってからはどうしているのかわからないまま
去年亡くなったことをニュースで知り、ショックだった。
それなのにちょっと時間が経ち、
もう番組も放送されなくなったらすっかりベニシアさんのことを忘れてしまっていた。
本の表紙を見て自分の情の薄っぺらさに一瞬ひんやりした気持ちになった。
テーブルのそばに立ったままページをパラパラめくると
ベニシアさんが目の不調を訴えた頃から最後の日々までのことが綴られていた。

わたしは「猫のしっぽカエルの手」の番組の最後に
いつもベニシアさんが英語でポエムのような語りをする場面が好きだった。
日本語も美しいけれど、ベニシアさんが話す英語はとても美しかった。
確かベニシアさんが好きな言葉の一つに
Life isn’t about waiting for the storm to pass…It’s about learning to dance in the rain”
by Vivian Greene
というのがあった。
この言葉を読むと頭の中に必ずベニシアさんの声が聞こえてくる。
日本語に訳すと、「人生は嵐が過ぎ去るのを待つことではなく、雨の中で踊るのを学ぶこと」。
実際、自分が嵐の真っ只中にいたら踊る気持ちになれないかもしれないと思うけれど、
ほんとうはそんなふうに生きられたらと思う。



キッチンの窓から見える風景。



昨日の夕方、山からほんの少し顔を出した夕陽に輝く雲。



ジムから帰って末息子がまだ朝ごはんを食べていなかったので
パンケーキを焼いた。
今回は小麦粉、アーモンド粉、全粒粉をミックスした粉に
ベーキングパウダーと塩少々を入れ、
牛乳、卵、オリーブオイル、マッシュしたバナナ、バニラエッセンスと蜂蜜を混ぜて作ってみたら
美味しかったのでレシピを書き留めておいた。

明日は長男夫婦が夕ご飯を食べにやってくる。
先日義理の娘の誕生日だったので、
遅ればせながらのお祝いディナー。
日本のみなさんは良い水曜日を。
まだ寝ないけど、今日のところはこの辺で。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日の不思議な雲 「銀河鉄... | トップ | チーズケーキに無花果の甘露... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事