試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系津田沼電車区115F [Mc144] 3+7クハ100形電装準備工事車組込編成 (モハ101-236,モハ100-120 車体更新) ※再生産品+旧製品

2018-03-30 21:54:46 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
整合。

KATO製国鉄101系ツヌ115F(Mc144:再生産品+旧製品)が再出場した。
2016年9月以来動きの無かった旧ツヌ115Fには新旧LOT混結ユニットが組成され続けてきた。
モハ101-236,モハ100-120への車体更新で新旧LOT車両の混結部はユニットを跨がなくなっている。


国鉄101系ツヌ115F クハ100形電装準備工事車組込編成(1979/3)。
[ツヌ115F]:Mc144-M'120-T'c12+Tc10-M241-M'234-T274-T101-M236-M'c174。
※再生産品+旧製品。

KATO製国鉄101系ツヌ115Fは二代目ツヌ118F(Mc155:旧製品)を種車に初出場を飾った早期出場編成である。
当時津田沼~習志野区仕様は旧ラシ106F(Mc155),旧ツヌ110F(Mc194)の2編成体制だった。
既に初代ツヌ118F(Mc155:旧製品→旧ラシ106F)は習志野区仕様かつクモハ100-108がLP411前照灯車へと改装されていた。
そのため純粋な津田沼区仕様(黄色5号)が在籍しておらず二代目ツヌ118Fの増備に至った。
当時は製品のプロトタイプがツヌ118F(1978/3)だと突き止められていなかった。
そこで3+7編成のまま1970年代後半をイメージしたツヌ115F(Mc155)に仕立てた。
唯一サハ101-108,サハ101-233(ツヌ118F)を入れ替えツヌ118Fとは異なる構成に変更している。
また改番方法が思い浮かばず全車未改番とされツヌ115Fも同様とした。
仮に当初からプロトタイプがツヌ118Fと判明していれば現在まで未改番のまま残存していたかもしれない。


旧ツヌ115F。
※旧製品。

その後年代が虫食い状態だった編成表が埋まり旧ツヌ115F(Mc144:旧製品)への正式改番に繋がった。
当初クハ100-12は改番だけで暫定竣工させたが間もなく電装準備工事車へ改装している。
ツヌ113F組成用十六代目ツヌ118F(再生産品)の増備により旧クモハ101-144,旧クモハ100-174が車両更新対象となった。
クモハ101形,クモハ100形を先頭車両とする編成が少なかった事情もあるが決定打はクハ100-12である。
未だ製品化されていないクハ100形電装準備工事車(黄色5号)の存在は車両更新対象車選定を大きく左右した。
モハ100-120以下8両(ツヌ115F:旧製品)に揃えクモハ101-144,クモハ100-174(再生産品)は旧製品LOT部品装着車とした。
車両更新入場ではツヌ113F(Tc74:再生産品+旧製品)出場が優先されユニット間の車体LOT差異には気を配らなかった。
今回の第二次更新入場とは真逆の姿勢で今考えると第一次更新入場は完全なる誤選択だった。
作業を簡略化したため後年になって新旧LOT混結ユニットが引っ掛かる結果を招いている。


モハ101-236(車体更新車)。
※再生産品:。

長らく新旧LOT混結を続けてきた理由の一つには改番作業を簡略化する狙いがあった。
少しでも不得手なインレタ転写から逃れるため車両番号標記百位を変更せずに済む車両を探った。
しかし該当する再生産品車両が見当たらずモハ101-163,モハ100-230(ツヌ113F:再生産品)を引き当てている。
結局モハ101-236,モハ100-120とも車両番号標記を一部存置する節約式改番を踏襲したが配置は苦しいものになった。
特に[モハ101-236]は元モハ101-163(元ツヌ113F)用車体を転用する都合上三方コック蓋との転写代が不足すると思われた。
結果的に無理矢理収めたが1-3位側の車両番号標記は車体更新前に比べ窮屈に見える。
節約式改番を採用する限りは永遠の課題になるだろう。


クモハ101-144+モハ100-120 (車両更新車+車体更新車)。
※再生産品。

モハ101-236,モハ100-120は再生産品LOT車体に旧製品LOT部品が組み合わされる独自の再生産品車両に変わった。
車体更新を行ったJR101系ラシ104F(Mc136:再生産品)も同様の経緯により全車旧製品LOT部品装着車で構成される。
KATO製101系では中野区,津田沼~習志野区仕様に関わらず実車に倣うかのような激しい車両異動を繰り返している。
都度部品交換が発生する悪循環に陥っているが編成見附を整えるためには止むを得ない。
その代わり今入場でツヌ115Fから新旧LOT混結ユニットが消滅した。
理想は10両全車のLOT統一だが導入時期都合により旧製品車両割合が編成毎に異なるため実現は難しい。
上記のラシ104Fは旧ラシ104F(再生産品+旧製品)時代から[101系さよなら]ヘッドマークを掲げる等拘りがあった。
よってKATO製101系(黄色5号)では特別な存在と言え11両全車の車体更新に踏み切った。
煽りを喰らったラシ105F(Mc148←ツヌ118F:Mc155)は現時点での最終出場ながら再生産品+旧製品編成へと格下げされている。


クハ100-12(クハ100形電装準備工事車)。
※旧製品。

モハ100-236の竣工後にツヌ115F未入場車の外観点検を行った。
経年が高いツヌ115F出自車は側面窓セル窓サッシ印刷劣化等に不安があった。
全般的に良好な状態を保っていたがクハ100-12(旧製品)だけは転写糊の除去が足りず汚れが目立っていた。
インレタに触れないぎりぎりの箇所まで乾燥クロスで包んだ爪楊枝の先を当て清掃を行っている。
クハ100-12は在籍するクハ100形津田沼区仕様で唯一の電装準備工事車である。
標準的な3+7編成のツヌ115Fはクハ100-12電装準備工事車組込を最大の特徴にしている。
ペイントリムーバー式改番車で多発している車両番号標記周囲の汚れはクハ100-12が特に酷かった。
新旧LOT混結ユニット解消と同時に側面見附を整えている。
他7両に大きな問題は見られずツヌ115Fは再出場となった。




モハ100-120+クハ100-12 (元モハ100-230+元クハ100-78)
※再生産品+旧製品。

ようやくクモハ101-144+モハ100-120,クモハ100-174+モハ101-236は塗装被膜差異が廃された。
その結果両端1ユニットずつが再生産品車両に置き換えられ再生産品と旧製品の比率は4:6に変わっている。
各々の分界点はモハ100-120+クハ100-12,サハ101-101+モハ101-236となった。
クハ100-12以下6両(旧製品)が再生産品車両に挟まれる構成でありLOT配分は悪くないと思う。


ツヌ115Fサイドビュー(クモハ101-144:第一次更新入場車)。
※再生産品:車両更新車。

今後もクハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F:再生産品)の中間組込は考えていない。
そのためサハ101-274+サハ101-101(旧製品)の車体更新に踏み切ると他編成の新旧LOT配分まで影響を及ぼす。
よってツヌ115Fの車両異動は一旦打ち止めになるだろう。
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