試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ100-120[ツヌ115F] 車体更新 (モハ100-230[ツヌ113F] 改番,旧製品LOT屋根板・窓セル交換施工) ※'再生産品

2018-03-29 21:15:46 | 国鉄/JR101系
対策。

KATO製国鉄101系ツヌ113F(Tc74),ツヌ115F(Mc144)でのユニット間LOT統一はモハ101-236(ツヌ115F)の竣工だけに留まった。
拘った部品LOT統一が混乱の基となる皮肉な結果で終わってしまった
そのためモハ100-120(ツヌ115F:旧製品)とモハ100-230(ツヌ113F:再生産品)の車体振替では作業進行方法を改める。


国鉄101系モハ100-120(ツヌ115F)。
※旧製品。

今入場では先にモハ100-230を分解し車体振替の準備まで進める。
車体と部品類を区分した後にモハ100-120を同一作業空間内で順次部品を取り外す。
KATO製101系は構造上屋根板から装着しなければならない。
そのためモハ100-120もモハ100-230と同様の状態に至る。
部品撤去時に各々の置き換えを並行しモハ101-236(再生産品)で招いた部品LOT混同を防ぐ手段とした。


モハ100-230(ツヌ113F)。
※再生産品。

旧モハ101-163(ツヌ113F),旧モハ101-236(ツヌ115F)の入場では旧モハ101-236(元ツヌ115F)が作業中断に追い込まれた。
部品取り違えによりモハ101-236の竣工が精一杯で現在は分解されたまま仕掛車となっている。
工程を見直した結果同時進行よりも単独竣工が確実性に優れると思われた。
よってモハ100-120(ツヌ115F)の組み立てを先行し旧モハ100-120(元ツヌ115F)は措置保留が決定した。
ツヌ115Fの再出場後に旧モハ101-236,旧モハ100-120(旧製品)をモハ101-163,モハ100-230(ツヌ113F)へ改番する。


入工中のモハ100-230,モハ100-120 (ツヌ113F,ツヌ115F)。
※再生産品,旧製品。

分解されたモハ100-230を部品毎に分けモハ100-120の車体振替へ着手した。
部品取り外し順は側面窓セル→妻面窓セル→屋根板となる。
分解進行毎にモハ100-120用部品をモハ100-230用と置き換えた。
この方式が当たり新旧LOT部品混同は確実に防げている。
更に[モハ100-230]標記インレタを剥離し以後の改番に備えた。


部品交換へ取り掛かるモハ100-230,モハ100-120。

モハ101-236で逆戻りの原因になった部品取り違えは生じなかった。
どうやら手順変更は正しかったらしい。
まだツヌ113Fには新旧LOT混結ユニットが残る。
しかしモハ101-163,モハ100-236は部品LOT混乱に至らないため2両同日竣工が図れるだろう。
前途の通り旧モハ100-120(元ツヌ115F)は組み立てを行わずモハ100-120(ツヌ115F)の作業を進める。


部品誤取付が回避されたモハ100-120

モハ100-120の車体を組み立て改番に移る。
車両番号標記インレタ転写は1-3位側,2-4位側とも節約式の予定だった。
1-3位側は[モハ100-]+[1]+[20]と狙い通りに転写を終えた。
一方2-4位側は転写糊除去中に[モハ100-230]を失い[モハ100-230]も歪んでしまった。
今後の101系増備時は新たなインレタを用意する事にし節約式改番を放棄している。
インレタ崩壊はモハ101-236でも発生し2-4位側は全桁転写となった。
十一代目ツヌ118F(Mc155:再生産品→ツヌ113F)の回着整備時には古インレタを活用した。
ツヌ113Fにはその中でも比較的新しいインレタを用いている。
それでも標記は容易に崩れており経年には敵わないと思う。


[[モハ100-][1][2][0]]:2-4位側。

2-4位側の組み合わせは組標記が見当たらずバラ標記インレタによる[モハ100-]+[1]+[2]+[0]とした。
初期ラプロス式改番車だった元モハ100-230は印刷消去が甘い。
KATO製101系の塗装被膜は比較的薄くラプロスによる印刷消去もまだ手慣れていなかった。
そのため[モハ100-120]の下部には[モハ100-208]標記跡が目立つ。
再転写を繰り返した標記も歪みが生じ上手く行かなかった。
但しモハ101-236と同様に転写効率が悪く現状のまま見切っている。




モハ100-120(モハ100-230 改番,旧製品LOT屋根板・側面窓セル交換施工)。
※再生産品:車体更新。

幸い歪んだ車両番号標記も引きでは余り気にならないと思える。
ツヌ118F(再生産品)は当初から標記印刷位置にばらつきが見られるため埋没してくれる。
原番号を維持する車両は極僅かだが許される範囲にあると思う。
車体更新を終えモハ100-120(ツヌ115F)が竣工した。
これでクモハ101-144+モハ100-120も再生産品LOT車体で揃い旧ツヌ115Fから新旧LOT混結ユニットが解消された。




クモハ101-144+モハ100-120 (ツヌ115F:旧製品LOT側面窓セル装着車+旧製品LOT側面窓セル装着車)。
※再生産品。

ツヌ115F(Mc155→旧ツヌ115F:Mc144)はKATO製101系出場第三陣の古参編成であった。
改番時期も早くクハ100-12以下6両(ツヌ115F:旧製品)はペイントリムーバー式車両番号標記印刷消去痕が目立つ。
塗装被膜が変質し易いペイントリムーバー式改番車はインレタ転写糊まで付着する傾向を抱える。
モハ101-236,モハ100-120の車体更新を機に車両番号標記周囲を中心とした状態確認及び修正を行う。
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