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試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3600形モハ3603+モハ3602[3658F] 標準色 中期仕様 (側面行先表示器基準幕化)

2016-03-03 21:43:09 | 京成線:3600形
マイクロエース製京成3600形モハ3603+モハ3602標準色後期仕様(3658F)を入場させました。
両者共通の工程は側面行先表示器への色挿しでした。
更にモハ3602では動力ユニット整備が加わっています。


京成3600形モハ3603 標準色後期仕様(3658F)。

モハ3657+モハ3656で中間車の構造が掴めました。
3668F標準色後期仕様から続く側面窓セル撤去にも慣れが出てきました。
ただ設計上窮屈な箇所がありなかなか作業速度向上は望めなくなっています。


入工中のモハ3603

モハ3603用側面窓セルも接着固定されていませんでした。
やはり妻面窓セルで支える構造をしているようです。
但し剛性は変わっていないらしくS字形成形部の取り扱いに気を払いました。




モハ3603標準色後期仕様(3658F:側面行先表示器基準幕再現施工)。

続いての入場車はモハ3602(動力ユニット搭載車)です。
竣工を急いだモハ3621(3668F)では動力ユニット整備を先送りしました。
時間が確保できると予想したモハ3602は当初から工程に整備を組み込んでいます。


入工中のモハ3602(3658F)。

やはりモーターカバーの剛性が低く感じました。
3300形3304F/3344F標準色よりも明らかに軟らかくなっています。
床下機器モールドが異なるモハ3621も全く同様で今後同社製品の標準になるかもしれません。


台枠から分離したユニットカバー。

一方台枠とユニットカバーを固定する嵌合爪は非常に固くなりました。
車体中央寄の2箇所へプラスチックドライバーを差し込んだまま両端の嵌合を解いています。
導電板は綺麗でしたが将来の酸化対策としてラプロスで磨きました。


ややグリス量が減ったFS-513動力台車(上野寄)。

純正グリスは思ったほどの量ではなかったものの白塊が見られました。
グリスの質に変更はないと思い清掃の後にタミヤ製グリスを添加しています。
3304F/3344F並を予想していたため想定外が続いた整備となりました。




モハ3602標準色中期仕様(3658F:動力ユニット整備,側面行先表示器基準幕再現施工)。

モハ3603+モハ3602標準色中期仕様(3658F)が竣工しました。
組み立て前にマッキーのペン先が側面行先表示器裏面まで届くか試してみました。
その結果細字,極細字とも十分に触れられると確認できました。
斑なく塗り潰せるようなら作業時間短縮に繋がるかもしれません。

※分割:2024年10月25日
※改訂:2024年10月25日

京成3600形モハ3657+モハ3656[3658F] 標準色 中期仕様 (側面行先表示器基準幕化)

2016-03-02 21:47:57 | 京成線:3600形
マイクロエース製京成3600形3658F標準色後期仕様の第二次整備を開始しました。
プロトタイプが英小文字種別幕編成に決定したため狭義の中期仕様としました。
先発入場車はモハ3657+モハ3656でした。


京成3600形モハ3657標準色後期仕様(3658F)。

形式こそ異なりますがクハ3658,クハ3651の構造は3668F標準色後期仕様と変わらないと思いました。
そのため3668Fには組み込まれていなかった中間車を入場させました。
このうちパンタグラフ未搭載車のモハ3657から作業に取り掛かりました。


入工中のモハ3657

車体裾補強梁と嵌合爪の位置関係は先頭車と変わっていません。
また妻面窓セルを側面窓セルで抑える構造も同様でした。
分解に当たり工程簡略化のため上野寄妻面窓セルを存置したままにしてみました。


車体に残る上野寄妻面窓セル。

上野寄貫通路には貫通扉がなく妻面窓セルはU字形成形品となっています。
これに対し成田寄は貫通扉が設けられています。
貫通扉窓と妻面窓が一体成形されており剛性は十分だと思いました。


斜めにした側面窓セル(上野寄)。

側面窓セルの嵌合が固く罫書き針で浮かせました。
そして成田寄から少しずつ取り外しを進めます。
最後に妻面窓セルと噛み合う上野寄を斜めにして引き抜きました。


基準幕へ変更した側面行先表示器部。

側面行先表示器基準幕は青マッキー再現です。
裏面だけの塗り潰しは3668Fを踏襲しました。
なお成形に僅かな違いがあり凹面ではありませんでした。


KATOカプラーに交換したモハ3657

中間用車体への細工は側面行先表示器のみです。
直ちに組み立てへと戻りますが側面窓セルの取り付けに注意しました。
角度こそ撤去時と同様ながら側面窓枠に沿わせるよう撓ませています。




モハ3657標準色中期仕様(3658F:側面行先表示器基準幕再現施工)。

当初これを合わせずに取り付けようとしていました。
しかし全く先に進まなくなってしまい焦りました。
ここさえ留意すれば手こずらないと思います。


入工中のモハ3656

続くモハ3656は成田寄パンタグラフに不調を抱えていました。
上枠だけ修正しましたが一定高以下からの座屈は解結しませんでした。
完全修復には下枠へ手を伸ばすしかなく撤去を選択しています。


保てるようになった上昇姿勢。

ただ下枠交差式パンタグラフの上昇姿勢維持方式を理解できていませんでした。
やむを得ず強引に摺動部分の摩擦を増す安直な手法を採りました。
内枠は外側へ,外枠を内側へ湾曲させて交差部で支えています。


撤去したパンタグラフ(上野寄)。

やり過ぎると折り畳めなくなるため内枠,外枠の湾曲率調整を繰り返しました。
その結果有り得ない低さでも姿勢を維持できるように変わりました。
併せて上野寄パンタグラフも撤去し避雷器を流し込み接着剤で固定しています。


固定した妻面窓セル(成田寄)。

両パンタグラフとも車体取付孔へ流し込み接着剤を投入し固定しました。
この工程は3658F以降標準化し3668Fにも遡って施工する方向です。
側面窓セル基準幕化以降の手順はモハ3657に倣いました。




モハ3656標準色中期仕様(3658F:パンタグラフ修正,側窓行先表示器基準幕再現施工)。

このユニットは側面窓セルへ流し込み接着剤を投入した形跡が見受けられませんでした。
従って妻面窓セルが嵌合を保持する鍵かもしれません。
幸い成田寄妻面窓セルには貫通扉窓下部に張り出しがあるためここにゴム系接着剤を塗布しました。


モハ3657+モハ3656 (KATOカプラー装着車+KATOカプラー装着車)。

モハ3657+モハ3656標準色中期仕様(3658F)が竣工しました。
仮に製品仕様で側面行先表示器基準幕が再現されていれば基本工程はカプラー交換のみでした。
分解が欠かせなくなってしまいましたが青マッキーを挿すだけの効果はあると思います。

※改訂:2024年10月24日

京成3600形3658F 標準色 後期仕様 回着 (行先表示設定)

2016-03-01 21:45:07 | 京成線:3600形
マイクロエース製京成3600形新塗装・マーク付(A9985)の第二次整備を開始します。
プロトタイプは8両編成化後の3658F標準色です。
LED式運行番号表示器仕様であり2004年9月以降の後期仕様相当とされました。




京成3600形3658F 標準色 後期仕様。
[3658F]:3658-3657-3656+3603-3602+3653-3652-3651
※LED式運行番号表示器編成。
◆行先表示整備。

同社製3600形は3668F標準色VVVF改造車編成が先発入場でした。
従って乗務員室跡のない中間車が3658Fで初登場しました。
全車東急車輌製のため車体裾には補強梁が設けられています。


クハ3658標準色後期仕様。

4,5号車には旧3608Fから移動したモハ3603+モハ3602が組み込まれています。
動力ユニット搭載車はモハ3602でした。
成田寄パンタグラフが撤去されており編成では目立つ存在だと思います。


モハ3657標準色後期仕様。

この2両を脱車すれば3658F標準色6両編成に近付けられます。
ただ暫定6両編成の実績がないため[K'SEI]マークは剥離を要します。
双方を両立できる編成は3618Fだけでした。


モハ3656標準色後期仕様。

思ったよりも3658Fの発展性は高くありませんでした。
3668Fと同じく付属ステッカーには色地種別幕しかありません。
よって製品仕様を変更する余地は殆どなくサードパーティー製に頼るしかなさそうです。


モハ3603標準色後期仕様。

3668Fとは全く形式構成が異なります。
ただクハ3658,クハ3651運転台側へのTNカプラーSP採用は難しいと予想しています。
無理せずにTNダミーカプラーを取り付けるつもりです。


モハ3602標準色後期仕様。
※動力ユニット搭載車。

モハ3656,モハ3602,モハ3652の屋根板は比較的賑やかでした。
海側に設置されたランボードが別部品化されています。
但し高圧引通線は屋根板モールドに変更されており3200形には及びませんでした。


モハ3653標準色後期仕様。

また避雷器も取付孔支持に変わりました。
PT-43形パンタグラフでは四角形取付口とされ高い安定性を保っていました。
これが小径孔へ刷新されたものの若干の不安を覗かせています。


モハ3652標準色後期仕様。

モハ3656用避雷器でその傾向を抱きました。
成田寄は傾き上野寄もぐらつく状況でした。
紛失防止のため流し込み接着剤を投入しています。


クハ3651標準色後期仕様。

なお3668Fでは特にこの様な症状はありませんでした。
恐らく個体差だとは思います。
また成田寄パンタグラフは全く上昇姿勢が保てませんでした。


避雷器とパンタグラフを修正したモハ3656

下枠交差式は何処が支持の鍵を握っているか掴めていませんでした。
ひとまず上枠を[/]形に圧縮する菱形と同じ手を使ってみました。
これで一定位置までは上昇するようになっため残りは第二次整備へ廻しています。


3658F付属ステッカー。

前面行先表示器のみ[(東成田)芝山]幕ステッカーを貼ってみました。
付属ステッカーは芝山3600形3618F共用品で[(東成田)芝山]幕も含まれています。
しかし3668F用と変わらず青地の淡さが気になり3300形用を採用しました。

※改訂:2024年10月24日

京成3600形モハ3628[3668F] 標準色 現行仕様 VVVF制御改造車 (側面行先表示器基準幕化)

2016-02-24 21:25:24 | 京成線:3600形
マイクロエース製京成3600形モハ3628標準色VVVF制御改造車(3668F)を入場させました。
サハ3601では点灯試験を行ったため作業時間が延びました。
これを実施しないモハ3628は早く竣工させられると思っていました。


京成3600形モハ3628標準色VVVF制御改造車(3668F)。

車体はサハ3608へ種別表示器を追加した形態です。
従ってサハ3601の工程に準ずる方向でした。
流し込み接着剤が殆ど機能しておらず側面窓セルは容易に取り外せました。


入工中のモハ3628

ところが導光体ケース撤去から流れが変わりました。
天井に固く嵌まっており動く気配が感じられません。
やむを得ず強引に抉りながら取り外しました。


接着剤痕が残る導光体ケース。

異様に固かった原因は流し込み接着剤でした。
モハ3628には防護無線アンテナが残されています。
これを固定する接着剤が流入してしまい導光体ケースと天井を接着していました。


組立準備を終えたモハ3628。

天井の接着剤は前面窓セルにも流出していました。
溶着に気付かず引き出そうとしたため折損寸前まで至らせています。
罫書き針で接着面を裂き撤去しましたが歪みが残ってしまいました。


応急復旧中の通過標識灯レンズ。

その結果嵌め込み固定こそできましたが行先表示器窓が若干斜めになっています。
不運は続くもので通過標識灯レンズを弾き飛ばしてしまいました。
ピンセットの威力が強く付近には見当たりません。
捜索を中断し応急的な通過標識灯レンズで凌ぐ作戦に切り替えました。


木工用ボンドで固定した通過標識灯レンズ擬。

0.56mm×0.56mmプラ角棒を約10mm長に切り出し油性ペイントマーカーで銀色化しました。
正方形のため余白ができますが緊急であり致し方ありません。
将来の発見に期待して木工用ボンド固定を採用しました。
また再分解を考慮し側面窓セル,妻面窓セルも同様にしています。


組み上がったモハ3628

KATOカプラー交換でもカプラースプリングを伸ばしてしまいました。
アーノルトカプラーの湯口跡が引っかかり使い物にならなくなっています。
代わりに同社製3300形3320F標準色用を再用しました。




サハ3601+モハ3628 (3668F+3668F:貫通幌傾斜未対策車+貫通幌傾斜対策車)。

最終工程は見落としていた貫通幌傾斜への対応です。
何故か嵌合爪と取付口が微妙にずれており上を向いてしまいます。
この対策として貫通幌下部一箇所をゴム系接着剤で固定しました。
追ってモハ3621,サハ3608,サハ3601標準色現行仕様(3668F)にも施工しています。


モハ3621,モハ3628 (3668F,3668F)。

行先表示類は[■■■ ■ ■]です。
サハ3601と同じく行先方向幕は白色油性ペイントマーカー再現です。
行先表示器窓が面一ではありませんが修正は前面窓セル破断に繋がりかねないため見切ります。




モハ3628標準色現行仕様(3668F:側面行先表示器基準幕再現施工)。

モハ3628標準色現行仕様(3668F)が竣工しました。
まさかの展開続きで前面見附が後退していまいました。
中間組込車で幸いだったと思うしかなさそうです。

※改訂:2024年10月22日

京成3600形サハ3601[3668F] 標準色 現行仕様 中間組込改造車 (側面行先表示器基準幕化)

2016-02-23 21:46:16 | 京成線:3600形
マイクロエース製京成3600形サハ3601標準色中間組込改造車を入場させました。
外観はモハ3621とほぼ共通です。
但し種別表示器が残されているため一部工程を変更しました。


京成3600形サハ3601 標準色中間組込改造車(3668F)。

分解は5両目になりました。
少しずつ要領が掴めてきました。
モハ3668では約30分を要していましたが約10分程度まで短縮できています。


入工中のサハ3601

速度が向上した要因は流し込み接着剤投入量が少なかったためだと思います。
なお両側用とも側面窓セルのS字形成形部は残っていました。
ここまで分割された車両は先頭車のみに限られています。


分解を終えたサハ3601

前面用部品は全て嵌合固定です。
貫通扉窓セルも綿棒で軽く押しこんだだけで弾むように外れました。
先頭車用と同じく種別表示器窓が一体成形されていました。


部品撤去後の前面。

初めて貫通幌を撤去してみました。
意外にも貫通扉は然程奥まっていません。
これは幌座再現がない影響だと思います。


種別表示器窓を含む貫通扉窓セル。

やはり貫通扉窓Hゴム支持再現は車体側です。
従ってモハ3668,モハ3621へ装着しても何かが足りなく見えると思います。
なお実際に取り付けられるかは確認していません。


分割した貫通扉窓セルと白幕化した種別表示器。

貫通扉窓と種別表示器窓の間にはスリットが設けられています。
ここは先頭車用と変わりませんが役割は不明です。
モハ3621,サハ3608で使用する際の分割線かもしれません。


赤帯と面一になる種別表示器窓。

サハ3608では行先表示器裏面を白色化し[]幕の変わりとしました。
これを種別表示器にも採用するつもりで一旦油性ペイントマーカーで塗り潰しました。
しかし貫通扉全体が平面に近いため陰影を増やしたいと思いました。


内側掲示に改めた[]種別幕。

結局モハ3668,モハ3661と同一方式に落ち着きました。
先頭には立ちませんが立体感を強調できたと思います。
[]幕ステッカーは製作せずt0.5mmプラ板を貼り付けただけの簡易再現を採用しました。


[■■■ ■ ■]。

引き続き運行番号表示器はプラ板で[■■■]表示を再現しました。
行先方向幕は油性ペイントマーカーによる[]表示です。
モハ3621標準色現行仕様(3668F)だけがタックラベルですが当面は変更しないつもりです。


モハ3601。

ここでどの様な点灯具合を示すか試験を行ってみました。
床板はモハ3661用を拝借しました。
なお車体断面の切り欠きが効果を発揮しているようで競合は全く発生しませんでした。


モハ3601 点灯試験[■■■ ■ ■]:運行番号表示器非点灯車。


モハ3661 点灯比較[B19 普通 上野]:行先表示器光量抑制車(3668F)。

中間組込改造車には行先表示器用導光体が取り付けられていません。
しかし[]幕周囲から漏光しており点灯照度は高く映りました。
一時的にモハ3601となりましたが点灯試験を含め今回が最初で最後だと思います。


組み立てを待つサハ3601

行先表示器を基準幕へ変更した後に側面窓セル上辺の湯口跡を切除しました。
これはここまでの入場車全てで施工しています
車体への取り付けが煩雑になるため平滑化しました。


モハ3628,サハ3601 (3668F,3668F)。

組立時には貫通扉窓が脱落してしまいました。
種別表示器窓部を切除したことにより支持が緩くなったと考えました。
直ちにゴム系接着剤固定へ変更し紛失防止策としました。




サハ3601標準色現行仕様(3668F:側面行先表示器基準幕再現施工)。

サハ3601標準色現行仕様(3668F)が竣工しました。
中間組込改造車は各車の仕上げが微妙に異なっています。
外観差こそありませんが何れは統一しようと思います。

※改訂:2024年10月21日

京成3600形サハ3608[3668F] 標準色 現行仕様 中間組込改造車 (側面行先表示器基準幕化)

2016-02-22 21:41:01 | 京成線:3600形
マイクロエース製京成3600形サハ3608標準色中間組込改造車(3668F)を入場させました。
クハ3608の形式変更車で乗務員室跡が残っています。
また付随車ながらパンタグラフが搭載されました。


京成3600形サハ3608標準色中間組込改造車(3668F)。

3668Fの入場車は4両目ですが車体も4種類目となりました。
モハ3621,サハ3608は種別表示器が埋められた一方サハ3601,モハ3628は施工されていません。
従って6両全車が独自の車体を持っています。


入工中のサハ3608

そのせいか各車な部品も微妙な違いがあります。
サハ3608では前尾灯レンズが凸形に嵌め込まれていました。
これまでは凹形で揃えられていたため意表を突かれました。


逆向きに取り付けられていた前尾灯レンズ。

前面デザインが左右対称のせいか天地がどちらでも受け入れてくれるようです。
しかし凸部が貫通扉窓セルに重なる関係上妻面と密着していませんでした。
床板との相性に差し支えなければ凹形で統一しようと思います。


貫通扉窓と一体化されている妻面窓セル。

クハ3600形上野寄運転台付車には貫通扉が設置されています。
この点は中間車改造後も変わっていません。
妻面窓セルは貫通扉窓を含む一体成形品が取り付けられています。


分解したサハ3608

側面窓セルはS字形成形部が残っておりモハ3621用と同じように見えます。
流し込み接着剤固定も変わっていませんが何故か海側用だけが大量に使用されていました。
S字形成形部の保全を最優先し接着剤痕がない乗務員室扉窓側からゆっくりと剥がしました。


油性ペイントマーカー再現に変更した()幕。

モハ3621では[]幕をタックラベルで再現しました。
しかし寸法合わせが手間だったうえに全面を斑なく貼り付けるまで時間を要しました。
そのため裏面を白色油性ペイントマーカーで直接塗り潰す方式へと変更しています。
透過が発生しないよう被膜は三層化しました。


プラ板で[■■■]表示にした運行番号表示器。

引き続き[■■■]幕ステッカーの代わりにt0.3プラ板を使用しました。
桁毎の細分化を避け導光体ケース内部に貼り付けています。
相変わらず視認性に問題があるため将来的にはステッカーへの変更を考えています。


凹形に取り付け直した前尾灯レンズ。

側面窓セルは行先表示器周りが渋く運転台側から順に組み付けました。
この際海側用の接着剤痕が嵌合を甘くしたため平滑化しています。
また尾灯レンズ前端を赤マッキーで塗り潰して車体に戻しました


無加工で組み込めたTNカプラーSP付床板。

運転台側へTNカプラーSPを取り付けた床板を嵌め込みます。
モハ3621とは車体が異なっており不具合発生も考えていました。
幸いにしてこれは杞憂に終わっています。


サハ3608,モハ3668 (3668F,3668F)。

改めてサハ3608用車体とモハ3668標準色現行仕様(3668F)用車体を見比べてみました。
するとサハ3608用には運転台側車体断面に切り欠きが設けられていると分かりました。
ここでTNカプラーSPの受け入れを決めていたようです。


モハ3621,サハ3608 (3668F,3668F)。

この差異はモハ3621,モハ3661も同様でした。
動力ユニット搭載車,非動力車に関わらず中間組込改造車はTNカプラーSPを取り付けられるようです。
モハ3668,モハ3661はダミーカプラーのため交換が考慮されなかったのかもしれません。


モハ3621+サハ3608 (3668F+3668F)。

モハ3621,サハ3608でのTNカプラー採用はモハ3668,モハ3661への展開を考えた試験でもありました。
原因こそ分かりましたが車体への加工には躊躇いがありTNダミーカプラーのまま存置すると思います。
また旧運転台側はKATOカプラーも候補でしたがせっかくのTNカプラーSPを使用する方向です。




サハ3608標準色現行仕様(3668F:側面行先表示器基準幕再現施工)。

サハ3608標準色現行仕様(3668F)が竣工しました。
行先表示類は[■■■ ■]ですが行先方向幕が塗り潰しに変わりました。
モハ3621との再現差異は殆ど感じないと思います。

※改訂:2024年10月21日

京成3600形モハ3621[3668F] 標準色 現行仕様 VVVF制御改造車 (側面行先表示器基準幕化)

2016-02-21 21:28:12 | 京成線:3600形
マイクロエース製京成3600形モハ3628標準色VVVF制御改造車(3668F)を入場させました。
クハ3621の乗務員室跡を残して中間組込電動車へと改造された車両です。
製品では当車に動力ユニットが搭載されました。


京成3600形モハ3621標準色VVVF制御改造車(3668F)。
※動力ユニット搭載車。

種別表示器を閉塞した後がプロトタイプでモハ3668,モハ3661用車体とは成形が異なります。
貫通幌はスナップ式ではなく爪嵌合式でした。
車体前面には取付孔が設けられていました。


入工中のモハ3621

モハ3621も東急車輌製であり車体裾の補強梁が作業空間を狭くしています。
動力ユニットを取り外そうとしたところモーターカバーが撓んでしまいました。
以前よりもカバーのプラスチック厚が薄くなり剛性も下がったように思えました。
破損する予感が走りモーターカバーを外してから動力ユニットを分離しました。


撤去した動力ユニット。

行先表示器窓は前面窓セルとの一体成形です。
内貼りで[]幕を再現するつもりでしたが施工には他部品を取り外す必要がありました。
先ず側面窓セル押えを兼ねる妻面窓セルから撤去を開始しました。


撤去した窓セル。

固定には接着剤が使われているため剥離には罫書き針を使用しています。
なお両側とも側面窓セル運転台側S字形成形部は残されていました。
嵌合もやや特殊で連結面側から少しずつ車体裾側へ浮かせながら取り外しています。


乗務員室室内と導光体ケース。

プリズムケースは側面窓セルに支えられているだけでした。
ここは先頭車,中間組込車に関わらず統一しているのかもしれません。
ようやく前面窓セルが見えてきましたがその上部を通過標識灯レンズが覆っていました。


取り外した前面窓セルと通過標識灯レンズ。

同社製3300形用通過標識灯レンズは左右が独立していました。
これを改め一体成形とした結果先に通過標識灯レンズを取り外す構造になったようです。
なお前面窓セルから貫通扉窓が切り離されたため傾斜は発生しなくなりました。


車体に残った貫通扉窓セル。

思ったより取り外す部品が多く車体に残った部品は貫通扉窓セルと貫通幌だけでした。
その貫通扉窓セルは種別表示器部を切除した共用部品だと思っていました。
ところが車体側に窓支持Hゴム再現があるため別部品だったと判明しています。


タックラベルで再現した[]幕。

行先表示器窓裏面へタックラベルを貼り付け[]幕の代わりとしました。
省力化を狙い反転しませんでしたが微調整が難しく返って効率を下げてしまいました。
サハ3608以下3両でも取り入れるか再検討します。


プラ板を差し込んだ運行番号表示器。

モハ3621は運行番号表示器も白幕が並べられていました。
生憎[■■■]表示を用意しておらずこちらも代用作戦に出ました。
導光体がないため運行番号表示器内にプラ板を貼り付けてみました。


マッキーで赤色に変更した尾灯レンズ表面。

前尾灯レンズは蒸着処理が施されていました。
共用部品らしく何れのレンズにも色挿しはありません。
実車を踏まえ尾灯レンズのみ赤マッキーで塗り潰しました。


裏面だけ塗り潰した側面行先表示器。

側面窓セル表面には種別表示器窓Hゴム支持モールドがあります。
表面の塗り潰しは見合わせ裏面だけ青マッキーで塗り潰しました。
凹面だけでは端部まで行き渡らないため表示器部の突き出し箇所全てを対象にしました。


車体を組み上げたモハ3621

ここから組み立てに戻ります。
導光体ケースと妻面窓セルに抑えられる側面窓セルへのゴム系接着剤塗布は見合わせました。
これには分割されていなかった側面窓セルが作用しています。


動力ユニット嵌合前のモハ3621

なかなか捗らず今後が見通せません。
そのため動力ユニット整備は先送りしました。
そして運転台側へTNカプラーSPを取り付け車体と嵌合させました。


車体に収まったTNカプラーSP。

意外にもそのまま動力ユニットを受け入れてくれました。
モハ3668,モハ3661ではTNカプラーですら組み付けに苦戦しました。
前面貫通扉周り以外にも設計の異なる箇所があるのかもしれません。


サハ3608,モハ3621

行先表示類は[■■■ ■]です。
他車両にはない表示で独特の前面見附になった思います。
ただプラ板を用いた運行番号表示器は殆ど存在感がありませんでした。




モハ3621標準色現行仕様(3668F:側面行先表示器基準幕再現施工)。

モハ3621標準色現行仕様(3668F)が竣工しました。
外観変更箇所が少ない割に作業時間は60分を越えてしまいました。
部品数が多いためサハ3608以降も同様になると予想しています。

※改訂:2024年10月20日

京成3600形モハ3661[3668F] 標準色 現行仕様 VVVF制御改造車 (表示器光量抑制)

2016-02-20 21:37:08 | 京成線:3600形
マイクロエース製京成3600形3668FVVVF制御改造車編成では運転台側へのTNカプラーSP取付を諦めました。
基本構造が変わらないモハ3661も当初からTNダミーカプラー採用に決定しています。
現在はTNカプラーSPが主力であり無瑕品を転用しました。


京成3600形モハ3661標準色VVVF制御改造車(3668F)。

連結器部品を固定するため線バネは不要となります。
よってバネ台座ごと撤去して全長を詰めました。
FS-562台車とは十分な間隔が確保されています。


モハ3661用TNダミーカプラー。

モハ3668用よりも大幅にマウント前端を削りました。
これ以上攻め込むとロアフレームが支持できなくなります。
なお他オーナー様から助言を得られたため最後に現物合わせを行いました。


入工中のモハ3661

モハ3668で外れた種別表示器用導光体は接着剤固定だったようです。
いつモハ3661でも発生するか分かりません。
更なる強化のため床板を分解しました。


接着剤固定だった導光体。

導光体は2pcs構成とされ各々が小さな取付孔で支持されていました。
モハ3668では共に外れてしまいましたがモハ3661用はしっかり固定されていました。
ただどれだけの強度か読めず座席部品裏面から流し込み接着剤を投入しました。


完全固定を狙った流し込み接着剤。

裏側には全く接着剤痕がありませんでした。
メーカーでは片側しか接着剤を投入しないようです。
その量も一定ではない模様で流入に斑があると少々の負荷でも外れてしまうのだと思います。


分解したモハ3661

モハ3661用側面窓セルは山側用運転台側のS字形成形部がありませんでした。
反転するとモハ3668と同じ箇所であり意図的に切除している可能性もありそうです。
まだ未入場車を抱えており確認するつもりです。


切断面を塗り潰した貫通扉窓セル。

続いて貫通扉窓セルを取り外し種別表示器部を切除しました。
製品仕様を参考に分割面はマッキーで塗り潰しています。
なお作業空間を確保するため前尾灯用レンズも撤去しました。


接着剤痕が残る乗務員室内。

双方とも流し込み接着剤は使用されていません。
貫通扉窓セルは種別表示器部を押し込むだけで外れてくれました。
一方凹形形状の前尾灯用レンズは強度を考え罫書き針を差し込みながら撤去しています。


新設した種別幕。

乗務員室内種別表示器部は凹凸のない面で成形されています。
そのため色地[普通]種別幕が支えられずゴム系接着剤接着剤固定頼みとなりました。
幸い貫通扉窓セルが上下2点固定されており支持は共用化しました。


位置調整中の[B19]表示。

減光は不要ですが運行番号表示器ステッカー貼付のため導光体ケースを取り外しました。
富士川車輛工業製ステッカーを初採用したモハ3668では寸法が小さすぎました。
これを反省し若干大きめに切り出しましたが逆に調整代が増え微修正を繰り返しました。


更にマウントを短縮したTNダミーカプラー。

再度の分解に備え山側用側面窓セル運転台側の接着剤塗布位置を変更しました。
出来るだけ上部とし作業性向上と固定力維持を両立させています。
妻面窓セルが押えを兼ねる連結面側は変更していません。
そして課題だったTNダミーカプラーと車体裾との競合解消へと取り掛かりました。


車体裾と競合しなくなったTNダミーカプラー。

前面側ロアフレーム用嵌合口付近までマウントを短縮しました。
分解を防ぐためロアフレーム全周へゴム系接着剤を塗布し固定しました。
その結果何処にも当たることなく車体に収まってくれました。


[上野]。

[上野]幕ステッカーは3300形3320F標準色用を使用しています。
3316F新赤電色,3304F/3344F標準色と進むに連れて青地が薄くなっている気がします。
3668F用でようやく抑止が掛かりましたがまだ3316F用に近い色温度だと思います。
出来れば3320F3312F/3324F/3356F復活塗装色相当まで戻してほしいところです。


モハ3661 点灯試験[B19 普通 上野]:行先表示器光量抑制車。


モハ3668 点灯比較[B19 普通 上野]:行先表示器光量抑制車(3668F)。

モハ3668からの変更箇所は特になく点灯試験結果も同一でした。
[B19]表示も殆どずれておらず修正を重ねた成果が得られました。
念のためステッカー断面はマッキーで塗り潰しています。




モハ3661標準色現行仕様(3668F:側面行先表示器基準幕再現施工)。

モハ3661標準色現行仕様(3668F)が竣工しました。
モハ3668程ではありませんがかなり時間を要しました。
側面行先表示器への基準幕再現があればもう少し速く進められていたと思います。

※改訂:2024年10月20日

京成3600形モハ3668[3668F] 標準色 現行仕様 VVVF制御改造車(表示器光量抑制試行)

2016-02-19 21:22:54 | 京成線:3600形
マイクロエース製京成3600形3668F標準色VVVF制御改造車は試行錯誤しながらの第二次整備となります。
先発入場車にはモハ3668を起用しました。
前面車体裾とTNカプラーSPが競合しておりその解消を図りました。


京成3600形モハ3668標準色VVVF制御改造車(3668F)。

当方では先頭車両運転台側へのTNカプラーSP取付を推進してきました。
緊急予備品を兼ねているため接着剤固定は採用したくありませんでした。
この時点で早くも路線転換に迫られています。


急遽製作したTNダミーカプラー。

代用品はTNカプラーSPと大凡同一の外観を持つTNカプラーにしました。
但し線バネの復心機構が災いして連結器が明後日の方向を向く弱点があります。
そこで旋回機能を停止し実質ダミーカプラーへと加工してみました。




TNダミーカプラーに交換したモハ3668

TNカプラーはTNカプラーSPよりも車体と接する箇所が薄く設計されています。
これなら車体裾との競合を防げると思いました。
しかし完全解消には至らずマウント前端を斜めに削り取りました。
まだ床板装着時に軽く接触しますが更に押し込むと受け入れてくれます。


S字形成形部がない海側用側面窓セル運転台側。

解析を兼ねて車体に装着された室内取付部品を全て取り外しています。
予想に反して側面窓セルは海側用,山側用で異なっていました。
基本形状は同一ながら海側用だけS字形成形部がありませんでした。


部品を撤去したモハ3668

接着剤投入量は少なく何れも端部だけが固定されていました。
メーカーエラーかは不明ですが取外時の負荷が軽減されています。
側面行先表示器部をマッキーで塗り潰した後に強力発光対策へと移りました。


思ったより複雑な形状だった導光体ケース。

導光体ケースは嵌合固定で簡単に取り外せました。
運行番号表示器も点灯するため導光体は3種類に増えました。
その位置からか運行番号表示器用は6箇所も屈曲部が設けられています。


モハ3661 点灯試験[□ □ □]。

モハ3661を試験点灯させたところ更に点灯光量が増したように感じました。
導光体での減光は屈曲部後端をマッキーで塗り潰す間接式が主力です。
その他には導光口をタックラベルで覆う直接式も採用していました。


減光対策を施した行先表示器用導光体。

更に全く手を加えていない形式も存在します。
どれを選択するべきか悩みました。
取り敢えず部品嵌合に影響が出ない間接式を試してみました。


行先表示器用に準じた間接式減光(運行番号表示器用導光体)。

塗り潰す位置は採光部から最初に曲がる箇所にしました。
上面が斜めに成形されておりここをマッキーで黒色化しました。
まだ不足する場合には側面にも塗り広げるつもりでした。


3668F用ステッカー。

製品付属ステッカーには余り期待を寄せていませんでした。
直近の3300形3304F/3344F標準色用が予想を下回っていました。
フォント,色温度が受け継がれると思いましたがやや軌道修正されたと思います。


[B19]。

LED式運行番号表示器の再現こそ良好ですが判読性が優れなく見えました。
ここで予め手配したおいた富士川車輌工業製ステッカーを持ち出しています。
但し小さめに切り出し導光口へ落とし込む作戦は失敗でした。


種別表示窓が一体成形された貫通扉窓セル。

前面用セル類は4pcs構成とされ前面窓用,貫通扉窓用,通過標識灯用,前尾灯用に分かれていました。
種別表示器は貫通扉と一体化されており中央に分割線が彫られていました。
ここで遮光する仕組みだとは思いますが物理的な分割目安にしています。


仮組み立てしたモハ3668

貫通扉窓セルだけを独立させたため種別幕ステッカーは内貼りが可能となりました。
3200形/3200形ど同様にプラ板を介しての内側表示へと改めています。
一度組み立てましたが点灯試験結果を考慮し側面窓セルは固定しませんでした。


モハ3668 点灯試験[B19 普通 上野]:表示器光量抑制試作車。


モハ3668 点灯試験[B19 普通 上野]:表示器光量抑制試作車。

[上野]幕:マイクロエース製,色地[普通]種別幕:富士川車輛工業製です。
ところが減光代が強過ぎて運行番号,行先表示器は点灯しているように見えませんでした。
何も手を入れなかった種別表示器のみ視認性を維持する結果に終わっています。


手を加える必要がなかった導光体。

導光体に塗った黒マッキーをペイントリムーバーで落としました。
唯一行先表示器用導光体の青マッキーだけが生き残っています。
結局3200形と変わらない措置となりました。


モハ3668 点灯試験[B19 普通 上野]:行先表示器光量抑制車。


モハ3668 点灯試験[B19 普通 上野]:行先表示器光量抑制車。


モハ3333 点灯比較[B59 普通 (千葉) ちはら台]:行先表示器光量抑制車(3344F-2)。

運行番号表示器,行先表示器共に視認可能な点灯状態を取り戻しました。
なお尾灯レンズへ赤マッキーを挿してみましたが構造上漏光が防げないため解除しています。
また通過標識灯は消灯に切り替えました。




モハ3668標準色現行仕様(3668F:側面行先表示器基準幕再現施工)。

モハ3668標準色現行仕様(3668F)が竣工しました。
なお海側用側面窓セルは乗務員室扉と第一客用窓の間にゴム系接着剤を乗せました。
山側用側面窓セルを撤去すれば導光体ケースが取り外せるため今後ここには手を着けないと思います。

※改訂:2024年10月19日

京成3600形3668F 標準色 VVVF制御改造車編成 回着

2016-02-18 21:43:01 | 京成線:3600形
マイクロエース京成3600形VVVF改造編成(A9984)が回着しました。
プロトタイプはサハ3608,サハ3601を組み込んだ後の3668Fです。
2011年6月以降に設定されておりモハ3621,サハ3608の前面種別表示器は埋め込まれています。


京成3600形3668F 標準色 VVVF制御改造車編成。
[3668F]:3668-3621+3608-3601+3628-3661

完成品では初登場で先ず構造解析を進めました。
3668Fは運転台付車が並ぶように見える2+2+2編成が特徴です。
動力ユニット搭載車はモハ3621でした。


モハ3668標準色VVVF制御改造車。

前尾灯はレンズと導光体が切り離されました。
また部品構成が改められており新たな光量抑制策が必要だと感じました。
ライトケースはモハ3668,モハ3661のみ搭載しています。


モハ3621標準色VVVF制御改造車。
※動力ユニット搭載車。

全車とも天井に導光体ケースが固定されていました。
これを取り外して減光を施す予定です。
なおモハ3621,サハ3608,サハ3601の防護無線アンテナは撤去済です。


サハ3601標準色中間組込改造車。

当方では6両編成の動力ユニット搭載車を極力2号車に据えてきました。
しかしモハ3628とは床下機器配置が異なっています。
そのため3668Fは5号車からの移設が行えません。


サハ3608標準色中間組込改造車。

3300形3304F/3344F標準色で廃止された黄色再現MG抵抗器が復活しました。
その一方側面行先表示器には基準幕が再現されていません。
後者の変更は側面窓セル撤去が生じるため痛手でした。


モハ3628標準色VVVF制御改造車。

取り敢えず第一次整備に取り掛かりました。
カプラー交換が主であり直ぐに終えられると考えていました。
ところが床板の取り外しに一癖がありいきなり躓いています。


モハ3661標準色VVVF制御改造車。

3668F構成車は東急車輌製で占められています。
車体裾には補強梁がありますがこれが嵌合爪と被っていました
更に種別表示器用導光体位置都合で床板を連結面側へ引き抜く必要がありました。


入工中のモハ3668

まさか分解で苦戦するとは思ってもいませんでした。
この構造は組立時に判明しています。
しかも種別表示器用導光体がずれて嵌合出来なくなり冷や汗が出た後でした。


乗務員室内。

前面用部品構成は前尾灯用レンズ以外一体成形に見えました。
従って種別幕ステッカーは表貼りの確率が上昇しています。
貫通扉も車体成形であり中間車化改造車の貫通扉開放は困難だと思います。


ダミーカプラーを廃した運転台側。

簡便な構造のダミーカプラーはTNカプラーSPに交換しました。
連結面側にはKATOカプラーAタイプ化を取り付けています。
なおKATOカプラーBタイプ用アダプターは同梱されていません。


車体裾と競合するTNカプラーSP。

床板を取り付けたところTNカプラーSPと前面車体裾が競合してしまいました。
種別表示器用導光体と格闘した後だったため余計に衝撃を受けています。
ひとまず編成単位の第一次整備は中止とし1両ずつ作業を進めます。

※改訂:2024年10月19日
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