<紙>さんLOG

「パソコンヲタクの雑記帳」
 PC/Linux系/物理・化学で遊んでいます。
思いついたことを綴っています。

部活:座学 その6 改

2009年08月18日 | 理科部 部活
ご訪問ありがとうございます。  昨日までの状況は右下の「アクセス状況」にあります。

座学 その6」で書いた反応式を「Symyx Draw」で書き直しての再投稿です。


座学 その5」に続いて、いよいよ最終章に入りました。


第7章 化学反応を予測する
 7-1 アルケンの化学反応を予測する
   ・構造異性体
     ・・・・・・・・・・> (1)
   ・どちらの構造異性体ができるか予測する
     ・・・・・・・・・・> (2)


(1)のポイントは、
1.化学反応「エチレン + 臭化水素 -> 臭化エチル」
 つまり、

 これは、たいていの高等学校の教科書に載っている。

2.では「プロピレン + 臭化水素 -> 何が出来る?臭化プロピル?」
 つまり、

 2種類が考えられる。
 どの炭素に水素が付き、どの炭素に臭素が付くのか?

3.そこで、構造異性体の話し。
 他の例として、1-プロパノール(プロピルアルコール) と
 2-プロパノール(イソプロピルアルコール) がある。


 構造異性体については、「座学 その2」で書いた、
Newton 6月号」で勉強しました。



(2)ここが本論。
1.「エチレン + 臭化水素 -> 臭化エチル」と云う反応は、
 実は2段階で起きている。

 「エチレン + 臭化水素 -> カルボカチオン中間体 -> 臭化エチル」

 と、間に“カルボカチオン中間体”が入る。

“カルボカチオン中間体”とは?
Wikipedia「カルボカチオン」では、
  カルボカチオン(carbocation)は炭素原子上に正電荷を持つカチオンのことである。
とありました。
なお、カチオンとは“陽イオン”のことですね。

さらに、中間体と遷移状態の違いについては、
このppt文書」の7ページの図での表示が分かりやすいですね。

脇道に逸れましたが、戻って、

2.本題の反応「プロピレン + 臭化水素 -> 臭化イソプロピル」も、
 “カルボカチオン中間体”を経ての2段階で起こる。

 では、プロピレンの3ヶある炭素の内どの炭素に水素が付いた、
 “カルボカチオン中間体”が出来るのか?
 これについては、--->「マルコフニコフ則」がある。
 ・・・でも、「分子軌道法計算」で(簡単に)求められる!

 答え:


 2-ブロモプロパン(臭化イソプロピル)が出来る。
 (正確には、圧倒的に多く出来る。)
と云うことでした。

ところで、「マルコフニコフ則」って?
それは、「マルコフニコフ則」です。(ン?)
つまり、
  アルケンに水素化合物HXが付加する際、Hは、C=C結合 or C≡C結合のうち
  H原子がより多く結合しているC原子側に付加しやすい。
  わかりやすく言えば、付加するHは自分の仲間の多いC側にくっつきたがるわけです。
  だから、プロピレンでは、Hが1つの左側より、
  Hが2つの右側にHが優先的に結合する・・・・・
と云うことでした。

  「分子軌道法計算」では、両カルボカチオン中間体の生成熱が(簡単に)求められる。
  この値を比較することで、どっちのカルボカチオン中間体が出来やすいかが分かる。
  と云うことで、反応の進み方・生成物が分かる。
なのですね。

と云うことで、今日の 部活動 は終了です。   



見ていただきありがとうございました。
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部活:座学 その6

2009年08月17日 | 理科部 部活
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座学 その5」に続いて、いよいよ最終章に入りました。


第7章 化学反応を予測する
 7-1 アルケンの化学反応を予測する
   ・構造異性体
     ・・・・・・・・・・> (1)
   ・どちらの構造異性体ができるか予測する
     ・・・・・・・・・・> (2)


(1)のポイントは、
1.化学反応「エチレン + 臭化水素 -> 臭化エチル」
 つまり、H2C=CH2 + HBr ---> CH3-CH2Br
 これは、たいていの高等学校の教科書に載っている。

2.では「プロピレン + 臭化水素 -> 何が出来る?臭化プロピル?」
 つまり、CH3-CH=CH2 + HBr ---> 何ができる?
 次の、2種類が考えられる。
  CH3-CHBr-CH3   2-ブロモプロパン(臭化イソプロピル)
  CH3-CH2-CH2Br  1-ブロモプロパン(臭化プロピル)
 2重結合の2つの炭素の内、水素と臭素がそれぞれどう付くのか?

3.そこで、構造異性体の話し。
 他の例として、
  1-プロパノール(プロピルアルコール)   CH3CH2CH2OH と
  2-プロパノール(イソプロピルアルコール) CH3CHOHCH3 がある。

 構造異性体については、「座学 その2」で書いた「Newton 6月号」で勉強しました。



(2)ここが本論。
1.「エチレン + 臭化水素 -> 臭化エチル」と云う反応は、
 実は2段階で起きている。
 「エチレン + 臭化水素 -> カルボカチオン中間体 -> 臭化エチル」
 H2C=CH2 + HBr ---> H3C=C(+)H2 + Br(-) ---> CH3-CH2Br
  ()付きは電荷(正か負か)
 のように、中間に“カルボカチオン中間体”が入る。

“カルボカチオン中間体”とは?
Wikipedia「カルボカチオン」では、
  カルボカチオン(carbocation)は炭素原子上に正電荷を持つカチオンのことである。
とありました。
なお、カチオンとは“陽イオン”のことですね。

さらに、中間体と遷移状態の違いについては、
このppt文書」の7ページの図での表示が分かりやすいですね。

脇道に逸れましたが、戻って、

2.本題の反応「プロピレン + 臭化水素 -> 臭化イソプロピル」も、
 “カルボカチオン中間体”を経ての2段階で起こる。

 では、プロピレンの3ヶある炭素の内どの炭素に水素が付いた、
 “カルボカチオン中間体”が出来るのか?
 これについては、--->「マルコフニコフ則」がある。
 ・・・でも、「分子軌道法計算」で(簡単に)求められる!

 答え:最終的には、
 CH3-CHBr-CH3  2-ブロモプロパン(臭化イソプロピル)
 が出来る。(正確には、圧倒的に多く出来る。)
でした。
 反応式では、
 CH3-CH=CH2 + HBr ---> CH3-CH=C(+)H3 + Br(-) ---> CH3-CHBr-CH3
と云うことでした。

ところで、「マルコフニコフ則」って?
それは、「マルコフニコフ則」です。(ン?)
つまり、
  アルケンに水素化合物HXが付加する際、Hは、C=C結合 or C≡C結合のうち
  H原子がより多く結合しているC原子側に付加しやすい。
  わかりやすく言えば、付加するHは自分の仲間の多いC側にくっつきたがるわけです。
  だから、プロピレンでは、Hが1つの左側より、
  Hが2つの右側にHが優先的に結合する・・・・・
と云うことでした。

  「分子軌道法計算」では、両カルボカチオン中間体の生成熱が(簡単に)求められる。
  この値を比較することで、どっちのカルボカチオン中間体が出来やすいかが分かる。
  と云うことで、反応の進み方・生成物が分かる。
なのですね。

と云うことで、今日の 部活動 は終了です。   



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Symyx Draw 導入

2009年08月15日 | 理科部 部活
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化学構造描画ツールが欲しくなりました。
汎用の数式エディタなら、一太郎でも出来るが、そこはそれ、“餅は餅屋”です。

PICの時は、「水魚堂さんの回路図エディタ」でした。

化学構造式用は? と調べてみると・・・・・“ISIS Draw”なのかナ???

よく調べてみると、「Isis Draw の後継 Symyx Draw」が見つかりました。

Free Symyx Draw 3.1 Download for Academic and Non-Commercial Personal Use」と、
Personal home use(個人的な使用)はフリーですね。

でも、英語サイトだし、表示が遅いし、・・・・・で更に調べると、
Symyx Draw 無償版」と云う日本語のサイトに辿り着きました。


早速、ユーザ登録し、・・・・・ ン、既に登録済み?

そうか、「Chime」の時に、登録していたんダ。(お粗末)

と云うことで、ログインし、「Symyx Draw」をダウンロードしました。
バージョン3.2「SymyxDraw-3_2_AE.zip」でした。

インストールでは、先ず「MS Visual J# 2.0」のインストールが始まりました。
それから、本体のインストールがあって、完了です。

何はともあれ、起動。・・・英語メニューで、使い方が分からない!?!

悪戦苦闘の末、少し描画出来るようになりました。

表示形式について、1点、デフォルト設定から変更しました。
デフォルト設定は、プロ仕様なのかナ(?)線画(?)ですね。
これは、素人の<紙>には馴染めない!
炭素も(水素もですが)同等に扱って欲しい。

「Options」メニュー -> 「Setting...」->
「Atoms」にある「Display carbon explicitly」を「on」に変更。


そこで、最初の描画は、
例によって、酢酸(CH3COOH)を、・・・





3Dなら「Winmostar」です。
でも、平面図も欲しい。
と云うことで、「Symyx Draw 無償版」を導入しました。


勉強して使いこなせ(?)るように、・・・・・
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Perl 悲喜交々

2009年08月13日 | PCクリニック
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最近は、「Perl」にハマっています。

Perl では、“#”から行末までがコメントになりますネ。
“#”は行の先頭でも、途中でも構わない。
つまり、コメント行であったり、文の後にコメントを書くことも出来る。

それで、ブロックコメント=複数行に渡ってコメントを書きたい時、
簡単にできる方法は無いのかと悩んでいました。

あったんですね。
 行の先頭に“=pod”と書くと、次の行から
 (行の先頭に)“=cut”が現れる行まで、
 複数行に渡って、コメントと見なされる。
と云うことだったんですね。

いちいち、“#”を書く必要が無くなりました。
「喜」の話し、でした。


一方、「悲」の話し、です。

言語仕様は一通り見ているつもり(?)なのですが、
直ぐに忘れるのが、

1.変数名には“$”を付ける。
2.比較演算子には2種類(数値比較、文字比較)がある。

1.の件は、実行時にエラーメッセージが出て、比較的ミスに気づきやすい。

しかし、2.の比較演算子に填って悩みました。
例えば、if ( ">" == "<" ) {・・・} では意図したことにはならない。
  if ( ">" eq "<" ) { $a=1 } else { $a=0 }
とすべきですネ。
これだと、
  $a は0
になりますネ。
$ を忘れない! そして == と eq を区別する!


別件(?)と云うか、此に関連してですが、良く調べてみると、
  $a="123<"; $b=substr($a,length($a)-1,1); $b=$b+0;
とすると、
$b は 0 になりますが、
  $a="123<"; $a=$a+0; $b=substr($a,length($a)-1,1); $b=$b+0;
とすると、
$b は 3 になりますネ!
これを逆手に取ると、使えそうです!?!


こんなボケ(?)話し、何かの参考になりましたら、幸いです。   



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鉱物 データベース・サイト

2009年08月11日 | Weblog
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鉱物 図鑑 ?」では、データベース・サイト「Mineralogy Database」でした。

似たようなサイトですが、今度は「mindat.org」についてです。
産出地の地図があります。

試しに、「茨城」で検索 -> 採取地の地名がリストアップされる。
->「大子町」(塩沢鉱山?)があったので、クリック。
->「Aragonite」1つだけでした。それを、クリック。
-> CaCO3 だそうです(なんのこっちゃ?)。 炭酸カルシウムですね。

アラゴナイトとは、・・・「霰石」(何と読むの?)だそうです。
             あられ いし?!


因みに、行った手順を纏めておきます。



お粗末でした。   



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