<紙>さんLOG

「パソコンヲタクの雑記帳」
 PC/Linux系/物理・化学で遊んでいます。
思いついたことを綴っています。

部活:座学 その5

2009年08月07日 | 理科部 部活
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2ヶ月近くの間があきましたが、「座学 その4」の続きです。

第6章 分子の色を知る
 ・・・・・
 6-4 酸性と塩基性で色が変わる
     ・・・・・ フェノールフタレインの色


途中、横道にそれて「ビタミンB2の色 算出」「ビタミンB2の色 算出2」を行いました。

今回は、本添付CDの座標データ“phenolphthalein(base).MOP”を用いて、計算しました。
  フェノールフタレインは、酸性から中性付近では無色ですが、塩基性になると赤くなります。
とあります。
ここでは、水素原子が2ヶとれた、塩基性のものを対象としました。

ビタミン同様、「WinMOPAC体験版」では制限値オーバでダメなので、
(本では、計算結果だけ載せてある)
ここは「Winmostar」で座標データを読み込み、
(念のため)「PM3 CHARGE=-2 EF PRECISE」で構造最適化しました。






続いて、「CNDO」パラメータは“Winmostar”の規定値のまま計算しました。
CNDO/S 計算結果のグラフ表示です。




6番目の547.60nm の光を強烈に吸収すると出ました。(これでは赤紫色に見える)

本には、計算結果は、442nm とあります。(これでは黄色に見える)
さらに、
  本来は、490nm~500nm の光を吸収し、赤色に見える。
とありました。


そこは、計算精度の問題ですネ。
どっちの結果も10%程度の誤差があります。

“CNDO/S”は、“PM3”などの構造最適化計算より精度が低いんでしょうネ。

と云うことで、今日の 部活動 は終了です。  



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