ご訪問ありがとうございます。
新PCは、CPU 性能が従前マシンの3倍ほど速いもの?
CP2K でその実力を試したい!
VM-Linux(Ubuntu 8.04.2)を導入し、g95 も導入したので、
早速「CP2K」をインストールしてみることにしました。
VM-Linux は、純粋な(?) Ubuntu ですから、
CP2K 導入手順は、andLinux の時と同様ですね。
先ずは、LAPACK インストール
本家 からダウンロード。
現在の最新版は「LAPACK-3.2.1.tgz」ですね。
1.「tar」で展開する。
tar xvzf lapack-3.2.1.tgz
2.サンプルから、「make.inc」を作る。
cd lapack-3.2.1
cp make.inc.example make.inc
3.「make.inc」を、以下のように変更する。
FORTRAN = g95
OPTS = -O2
DRVOPTS = $(OPTS)
NOOPT =
LOADER = g95
LOADOPTS =
4.「make blaslib」でBlasを生成し、
その後「make lapacklib」でLapackを生成する。
make blaslib
・・・・・・・約20秒(従前PCの3倍速)
make lapacklib
・・・・・・・約4分15秒(従前PCの1.4倍速?)
5.これらのファイルを名前を変えてライブラリに格納する。
sudo cp blas_LINUX.a /usr/local/lib/blas.a
sudo cp lapack_LINUX.a /usr/local/lib/lapack.a
そして、CP2K インストール
本家 から、
「CP2K」をダウンロード。(cp2k.tar.gz)
1.「tar」で展開する。
tar xvzf cp2k.tar.gz
2.マシンに合ったスクリプトから「test1.sopt」を作る。
cd cp2k/arch
cp Linux-i686-g95.sopt test1.sopt
3.「vi test1.sopt で、LIBSの部分」を、以下のように書き換える。
LIBS = /usr/local/lib/lapack.a /usr/local/lib/blas.a
4.今作った「test1.sopt」に沿ってcp2kをコンパイルする。
cd ../makefiles
make ARCH=test1 VERSION=sopt
コンパイルが終わるのを10数分待つ。
・・・・・約13分(従前PCの1.5倍速?)
5.「../exe/test1/」に「cp2k.sopt」というファイルがあればコンパイル成功
ありました!
クリックで拡大(別窓)
これで、VM-Linux(Ubuntu 8.04.2)にCP2Kが導入できました。
早速、適当(?)に走らせてみました。
CPU性能的には、やはり3倍 速そうです。
上記コンパイルでは、IO が絡むので、その分速く見えない?
総合性能では、1.5 倍くらいと見るべき???
見ていただきありがとうございました。
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先ずは、LAPACK インストール
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現在の最新版は「LAPACK-3.2.1.tgz」ですね。
1.「tar」で展開する。
tar xvzf lapack-3.2.1.tgz
2.サンプルから、「make.inc」を作る。
cd lapack-3.2.1
cp make.inc.example make.inc
3.「make.inc」を、以下のように変更する。
FORTRAN = g95
OPTS = -O2
DRVOPTS = $(OPTS)
NOOPT =
LOADER = g95
LOADOPTS =
4.「make blaslib」でBlasを生成し、
その後「make lapacklib」でLapackを生成する。
make blaslib
・・・・・・・約20秒(従前PCの3倍速)
make lapacklib
・・・・・・・約4分15秒(従前PCの1.4倍速?)
5.これらのファイルを名前を変えてライブラリに格納する。
sudo cp blas_LINUX.a /usr/local/lib/blas.a
sudo cp lapack_LINUX.a /usr/local/lib/lapack.a
そして、CP2K インストール
本家 から、
「CP2K」をダウンロード。(cp2k.tar.gz)
1.「tar」で展開する。
tar xvzf cp2k.tar.gz
2.マシンに合ったスクリプトから「test1.sopt」を作る。
cd cp2k/arch
cp Linux-i686-g95.sopt test1.sopt
3.「vi test1.sopt で、LIBSの部分」を、以下のように書き換える。
LIBS = /usr/local/lib/lapack.a /usr/local/lib/blas.a
4.今作った「test1.sopt」に沿ってcp2kをコンパイルする。
cd ../makefiles
make ARCH=test1 VERSION=sopt
コンパイルが終わるのを10数分待つ。
・・・・・約13分(従前PCの1.5倍速?)
5.「../exe/test1/」に「cp2k.sopt」というファイルがあればコンパイル成功
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これで、VM-Linux(Ubuntu 8.04.2)にCP2Kが導入できました。
早速、適当(?)に走らせてみました。
CPU性能的には、やはり3倍 速そうです。
上記コンパイルでは、IO が絡むので、その分速く見えない?
総合性能では、1.5 倍くらいと見るべき???
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そうですね、仮想マシンはシングルコアです。
基本的に、(今のところ)使うソフトは、シングルコア用のもの、殆ど CPU 演算のみのものです。
やはり、仮想マシンでは、CPU 以外の部分が影響するかも。
大量の小さなコンパイルのような、IO 部分が多いものには期待しない方がいいですね。
今後ともよろしくお願い致します。
他にロジックボードの性能やメモリの速度なども影響するみたいですが。