樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

水を大切にする民

2008-07-05 | 持続可能な社会
風の通心という小冊子を 今回から
少しずつですが 以前に工事をさせて頂いた
お施主さまのところへ ご様子を伺いがてら
手配りを始めました。

何せ 創業80年近くなり 昔は顧客リストなんていう
ものがなくても どこそこのどなたかというのが
わかっていたのと 書類自体を発掘するのが
大変で、古くても30年前位のお客様までしか
ポツポツとしかわからないのです。

父の代に建てさせて頂いた家は、私が一線を退いた後も
残っていることに ハタッと 気がつき
お顔も知らないのでは、次の代にも渡せないので
「住まいのカルテ」のようなものが作れればいいなと
思ったのでした。


そんな中で 彦根の日夏という昔からの集落がある
ところに行ってきました。

ここも 自動車がない時代に出来たところなので
ほんと 道幅が狭いのです。

写真は、若かりし頃 私が設計したお宅で
やはり 感慨深いものがありました。



水路にかけてある小さな橋を渡ったところで
「バジャン」と 音がするではないですか。

よーく見ると 30cm位ある鯉が うじょうじょ。

幅 50cmから60cm位の いわゆる 溝ですのに。

その先を見たら また 水車が…



そう 以前に 水をめぐる冒険 で 多賀町土田にあったのと 同じ感じです。


そう 彦根の日夏も多賀の土田も 米どころなのです。

エコクラブ めだかの学校 という看板があり
熱心に取り組みをされているようですが

家の土台近くから まるで湧き出すように キレイな水が
流れていて 下の写真のような作りになっているところを見ると


昔から 水を大切にする気質のようなものが
伝わっているからなのだと思いました。

この水って もしかして鈴鹿の山から流れているのかなぁ
と思うと なんだか ズシリとしました。


このエコクラブの子供たちと 山のおっちゃんを
あわせたいなぁと思い
滋賀県の皆さんに このつながりを知って頂く事って
大切よねぇと また ムクムク 策をねっています。


いや 森の健康診断に みーんな 誘っちゃおうって魂胆なんですけどねぇ。

良く見たら ナマズも おりましたぜ。



そうそう daizusenseiに質問です。
こんな感じのところでは、小水力発電って
出来ないのでしょうか?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿