本日の昼前テレビ各局が、北朝鮮の最高指導者、金正日朝鮮労働党総書記が
12月17日急病のため死亡した事を一斉にを報じた。
親子2代に亘って、これほど悪い独裁政治を敷いた例は見たことも聞いたこともない。
なぜ、こんな国が国際社会の中で曲がりなりにも生き残っていたのか不思議である。
金正日のやった事は、自国民が餓死するほどの食糧問題を惹起し、他国民を拉致し、大韓
航空機爆破事件などの暴挙を演じ、核ミサイルなどの開発を進めるなど、本当に、通常の国
家運営の基本を大きく外れた犯罪行為いを引き起こしている。
中国が、金正日の死について、彼の業績を讃え、哀悼にの意を表したことも理解できない。
自国民が、この政治のため、飢えの苦しみを負っていることも、大変悲惨なことで、一刻も早
い救いの手を差し伸べてやりたいが、それにも増して日本国民で拉致されている現状を思う
に付け、この人々を、何とか救出できないか、日本国民がみんなで考える問題だと思う。
拉致被害者家族会の皆さんは、「 勝手に人権を無視して、家族が拉致され、その首謀者が、
病死してしまったこと」にやりきれない思いをしていると思う。
北朝鮮がこの後、どのような体制で国家運営を図るのか不確定要素はあるが、それだけに
日本政府の外交姿勢が問われる、大事な時でもある。
ただ残念な事は、金正日の3男 金正恩が後継指名を受けており、3代に亘る独裁政権が
生まれる可能性が相当ある。 と言われている事である
同じ地球内で、こんな事が行われている自体が、不思議な気がする。
それにしても、小泉元総理は記者から向けられたマイクに「 日朝正常化交渉をやった相手
だけに死亡は残念だ。 北朝鮮は、核を放棄し、拉致問題を解決して、国際社会の一員とし
て行動する事が大事である。」と明確なメッセージを送っている。 それに対して我が野田総
理は、官邸で自分のやった事、指示したことを述べるばかりで、明確な主張が見えないのは、
大変残念なことである。