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まち・ひと・しごと創生法 徳島県美波町初音湯 視察

2015-12-07 11:33:29 | ダイバーシティ
弊社メンバーの矢尾板が徳島のいま注目スポットの美波町の初音湯に視察へ行って参りました。


弊社では、新しい時代の新しい働き方を推進すべく活動をしておりますが、その先進事例として、初音湯を見学して参りました。また、この事業は平成26年に制定した「まち・ひと・しごと創生法」の好事例として、私たちも注目しています。興味ある方はぜひ矢尾板のレポートに目を通して頂ければ幸いです。


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903シティファームreport 「自律した循環型のライフワークを農でデザイン」
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■「初音湯」は「美波町」へのサテライトオフィス第1号
徳島県日和佐地区美波町「初音湯」を訪れ 色々とお話をお伺いしました。

サテライトオフィスというと「神山町」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
「場所に縛られず自由に仕事をする」ワークスタイルの発信。
ソトコトに掲載された「初音湯」記事を拝見したことがきっかけで、 今回の美波町訪問へ至りました。


2012年からの3年間で、美波町への企業進出は「神山町」と肩を並べ、 現在は地域再生モデルとして注目されています。

■「初音湯」は半[交流施設]半[オフィス]
明治時代末期の1909年、家庭に風呂がなかった時代に建てられた銭湯。住民の交流する場だったが1990年に閉鎖。1世紀近く愛された銭湯の保存をかねて、株式会社あわえが新たな地元住民の憩いの場として、そして本社オフィスとして改修。


急なご訪問にも関わらず、思いに共感頂き、2時間ほどお話を伺い、日和佐エリアをご案内頂きました。
企業誘致・起業促進。移住・定住支援。地域コンテンツ制作を行う人材を育成する事業。これらを発信する「初音湯」そしてサテライトオフィス体験施設「戎邸」
「odiri kitchen」を始め、 地場産品の商品化等一次産業振興支援も行う。

色々とお話を伺いました。

■どんな課題があったのか。
株式会社あわえ(サイファー・テック株式会社)は「半X半IT」仕事と私生活の高い次元での両立を目指しており、「半X半IT」というコンセプトを打ち出している。
この取り組みを行う前、 「人材確保」が企業課題となっていたとのこと。

数百万掛けて大手就職支援サイトへ採用情報を掲載する。応募者一人。その一人においても企業側が求める人材ではなかった。多かれ少なかれ現在の中小企業が抱えている問題ではないでしょうか。

そして企業として発想の転換。この場所で仕事をすると、 場所に縛られず自由に仕事をすることができる。この場所で生活をすると、 人生の楽しみに気付ける。その魅力を他地域に発信する情報マネジメントを開始。全国各地から職員は集まってきています。

■ワークスタイル体験施設「初音湯(戎邸)」の魅力はずばり!
「敢えてマチナカにつくった」
自然の神秘を魅力の一つとしている神山町とは異なり、 敢えてマチナカにつくったこと。既にある地元住民のリズムの中にオフィスをつくったことで、地元住民とともに新たな動きを生み出している。



どの建物にも縁側を設けるなど、自然と地元の方が足を運び、会話が生まれる。新たな繋がり、そして動きが生まれる。地元住民とのつながりを大切にし、 地元住民そして移住者、 互いが心地よい距離感を実現している。
また「制度」があることも魅力の一つだそう。文書に記された「制度」ではなく、移住を希望し美波町を訪れた方に対し、必ず地元住民総出で「懇親会」を行い、おもてなしする。誰もがこの町に住むことができる訳でない、 この町に溶け込める人だけが移住・定住する「制度」となっている。

初音湯の壁にはフォトポートフォリオがある。
この写真たちを集める際にも様々な交流が生まれる。
この写真たちが在ることにより新たな交流が生まれる。
そして文化の保存にもつながっている。
現在このノウハウを地域おこし協力隊に提供しているとのこと。

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今回「初音湯」とのご縁を頂き、 改めて「ライフスタイル」を発信していくことの可能性を感じました。また、地元住民との交流、 その土地の特色を大切にする姿勢は、場に力を与え、支えとなることを再確認。


企業や仕事が満ちていないが、その土地独自の遊びがある美波町で「半X半IT」を掲げること。
食料自給率0% 精神的な病の多い東京で「半農半X」を掲げること
私たちが掲げる アクアポニックス等自分サイズの「農」を取り入れたライフワークスタイルの価値を再確認する機会を頂きました。
都会も地方も その地域の色を大切にして 自分の大切にしたいローカルが 人を分かち合い互いに発展していくと良いなと。

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