実高ふれ愛隊日記

-石川県立大聖寺実業高校情報ビジネス科課題研究ブログ-

『かが風土記』・加賀市がわかるおしゃれな報告書

2013年08月31日 | 日記

隊員NO.4まこで~す

加賀市よりわたしたちが通う大聖寺実高に、とってもユニークな調査報告書を

ご寄贈いただきました。この報告書の名前は、『かが風土記~見て、歩いて、学ぶ旅~』

です。ふつう民俗調査報告書っていったら、とっても堅苦しいイメージがあります。

でも、この『かが風土記』B5版のハンディサイズで、おもわず手にして

加賀市の街を旅したくなるような本なんです。

←加賀市ホームページより

『かが風土記』は、観光案内もかねた民俗調査の報告書で、知識を深めながら、

まち歩きを楽しむことができるように工夫されていて、従来の報告書とはまったく

イメージが違います。この民俗調査は、加賀市の生活文化を特徴的に物語る3つの

地域(大聖寺旧城下町、山代温泉、東谷)において、平成19年度から23年度にかけて

行われたそうです。特に、旧城下町にまつわる調査は、大聖寺藩士たちが語った

怪談を集めた『聖城怪談録(せいじょうかいだんろく)』に取材し、新しい視点で地域の

民俗を探っています。監修は、国際日本文化研究センター所長・小松和彦先生です。

そして本の主な内容は、

『かが風土記~見て、歩いて、学ぶ旅~』目次(←クリック)

「城下町大聖寺と怪談」・・・1799(寛政11)年につくられた『聖城怪談録』に

記録された大聖寺にまつわる48の怪談話について、「大聖寺町絵図」・

「天明六年大聖寺絵図」とセットでわかりやすく紹介されています。

「山代温泉の昭和旅行」・・・今からおよそ50年前の山代温泉の様子や人々の

くらしぶりが、聞き取り調査をもとに見事に再現され、読み応えがあります。

「加賀東谷の民俗をめぐる」・・・東谷地区での山岳エコツーリズムと民俗文化を

学ぶ記録がまとめられています。炭焼きや焼き畑で生活した山の人々の営みを

知ることができます。

「深田久弥の山々を歩く」・・・『日本百名山』の著者・大聖寺町出身の深田久弥の

原点ともいえる地元の美しい山々が紹介されています。

加賀市図書館で自由に閲覧できるそうですよ。皆さん是非一度手にとってご覧ください!! 

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