隊員NO.6れいなで~す
8月17日(土)の加賀市観光ボランティア大学第10回講座
「九谷焼のルーツと東谷地区を訪ねて-古九谷窯跡・重伝建保存地区-」で
NO.5いくのと2人で、加賀ひがしたに地区・大土町を訪問しました。
講師は、加賀市文化課課長・田嶋正和先生でした。田嶋先生、暑い中丁寧に
解説をいただき、ありがとうございました。大土町の風景は、まるで
「にほん昔ばなし」に出てくる山村みたいで、とってもきれいでした。緑の大自然の
中に、加賀ルージュの赤瓦の古民家。時代が昭和の中頃にタイムスリップした
みたいです。そして伝承によると、大土町は「篠原の戦い」(1183年)で敗れた
平家の落人によってつくられたとのこと。
江戸時代終わりの史料では、大土町をはじめとする荒谷町・今立町・杉ノ水町など
加賀ひがしたに地区には、「炭役」という税金が科せられていたことが分かっており、
加賀市の他の地域とは明らかに違う炭焼きや焼畑に依存した独自の文化があった
場所なのです。
民家の裏手には、とってもきれいな「大土生水」が流れ出ていました。
受講生の皆さんと一緒にわたしたちもその生水を飲んでみましたが、
とっても冷たくて、おいしかったです。そして生水のまわりには、
「棚田」とよばれるちいさな田んぼが段々につくられていて、その間の
ほそい道をわたしたちは散策しました。
初めて大土町に来たわたしたちは、こんなに美しい町が加賀市に残っている
ことを知り、とても感動しました。
「加賀市観光ボランティア大学に入校して、よかったなぁ!!」