昔の話をするのは年をとったせいでしょうね。
今でこそ出不精、運動不足ですが、本来スポーツが好きで、
何をしてもかなりのめり込んでしまいました。
しなかった有名なスポーツとしてはゴルフと和弓、それに
馬術くらいですか。
中学に入り、僕は英語塾とまでいかないけれど、
東京の大学で勉強していた人に、小学校の時から
仲のよかった2人と共に、英語を習い始めたのです。
先生は僕の実家の近く、4畳半の部屋に下宿をしていて、
僕たちは毎週土曜日の午後、その下宿で勉強しました。
先生の教え方は、学校の授業と違って、
とても興味がありました。
先生は部屋に閉じこもっている事が嫌いだったようで、
しょっちゅう
「今日は野外授業だ」
と言って、2駅先にある大きな池へ散歩に行きました。
僕たちが習い始めた年の夏、先生がハイキングに
行こう、と言って、僕たちも一緒に行ったのです。
コースは今でも憶えていますが、吾野で降り、
そこから黒山三滝経由で、越生から帰りの電車でした。
先生は彼女らしい女性、それから大学の友人であろう
男性2人と来ていたのですが、なんと食事の用意も
してあったのです。
今日の写真はネットからいただいています。
著作権に引っかかる場合はメールでご連絡下さい。
そして先生たちは、三滝川の川原でお米をとぎ、
飯ごうでご飯を炊き、あらかじめ作ってあった
カレーを温めて、皆ででカレーライスを食べました。
こんなにおいしいカレーライスはない、と当時は思っていました。
それは、今までそのような事をしたことのない
僕にとって、強烈なインパクトを与えたのです。
そのあと先生と正丸峠にも登っているし、秩父近辺
も歩いたし、兄も山が好きだったので、兄と一緒に
中央線沿線の山々、景信山、高尾山、陣場山なども
登りました。
しかし翌年になって、先生は青森短大に赴任することになり、
僕たちにはもちろんうれしかったのですが、その反面、
先生と分かれるのが辛かったのも確かです。
そして僕たち3人は相談して、夏休みに青森へ行く
つもりになりました。でも仲間の1人が大痔主で、
その夏に手術をすることになって、彼は行けなくなって
しまったのです。
僕たち2人は上野から寝台車に乗り、青森へ。
そこには先生が迎えに来ていて、その後2日ほど
青森に滞在。当時の国鉄の切符を買ってあったのですが、
先生が経路変更して、国鉄バスに乗り、八甲田山に
登りました。
八甲田山という山名は存在しません。
この山塊1帯の総称で、最高峰は八甲田大岳です
尚、この当時、新田次郎著の“八甲田山死の彷徨”は出版されていません
そして酸ヶ湯に下山、一泊して、翌日は
十和田湖へ。
十和田湖からは大館に出て、そこから上野へ。
黒山三滝と、この八甲田登山が僕にアウトドア
スポーツの楽しさを教えてくれた、と言っても
過言ではないと思います。
それからの僕の登山は、場所が青梅線沿線に移り
やがて丹沢に。
東京都の最高峰、雲取山にも登っています。
当時、雲取山への登山ルート、石尾根の、七つ石小屋の
オヤジに気に入られて、手作りの背負子ももらいました。
そして山男の誰もが夢見る槍ヶ岳、穂高岳を僕も
夢見たのですが、当時の登山用品は重かったため
最初の目標を八ヶ岳に絞ったのです。
八ヶ岳最高峰の赤岳です。知人撮影
八甲田山が特定の山の名称ではないように、
八ヶ岳も山塊の名称です。
夏沢峠から北を北八ヶ岳、南を南八ヶ岳と
称します。
南八ヶ岳の最南端の山、編み笠山からの
眺めは感動します。
正面は南アルプス、左手に富士が見えるのです。
八ヶ岳伝説を紹介させてください。
夏沢峠から南に向かった最初の山が硫黄岳で、
そこには八ヶ岳山塊がかつて火山だったという
事を示す、爆裂火口がありますが、そこから山の形を
想定していくと、富士山よりも高くなります。
昔々、富士山の神と八ヶ岳の神が、
高さ比べをしたら、八ヶ岳の方が高かったため、
富士山の神が怒って 八ヶ岳の山頂を蹴飛ばして、
低くしたそうです
山の神は怖いですね
今回、僕の撮った写真がないと寂しいので、
昔の写真からスキャンしたものを載せます。
夏にチロルで休暇をしたときの写真です。
だいぶ古いし、ネガはもう無くなっています。
僕が思ったよりずっと話が進みませんでした。
次回、続きを書きます。ではまた
山登りされる方、ほんとに尊敬です。
私はさぼり性だし、スポーツをしてあちこち故障しているので登る自信がなく……。
一番高く登ったのは、葛城山かな……?
山梨で一度だけ山に登りましたが、名前を覚えていません
もしも山に登れたら、ものすごい景色をいっぱい見られるんだろうなぁとよく思います。
今までたくさん、雲上の景色を見てこられたのでしょうね。
次回も楽しみにしていますね~~~
槍と穂高は結局登っていないし、その前にドイツに来てしまいましたから。
こっちでは子供たちが大きくなってから、少しだけ、という感じですね。
年中仕事で家にいませんでしたから。
今はある程度ヒマなので、また登れる程度の山に挑戦したいと思っていますが、
何しろ寒くて・・・
今度の水曜日、最低気温が-4℃、最高気温がー1℃の予報です。
あ~イヤだ
いつのまにか記事がたくさん
山に登るの、大好きです!が、なかなか機会がありません
最近日本では老若問わず女性の山登りが流行っています
「山ガール」と分類されています
私は、一番最近でも数年前の戸隠の奥社への道が、「山登り」に属します
富士山の神様はお山の大将でいたかったんでしょうか!?山の神に限らず、神様って意外とヤキモチ焼きなのかしら…と思うような伝説、残っていますね
ドイツの山にもそんな伝説がありますか?
山を神にたとえて信仰するのは日本独特なのかしら…
なんて考えていると寝られなくなりそうです
そちらは寒そうですね~
どうぞ御身ご自愛くださいね
富士もそうだし、月山もそう。
それで山の神は女性なんですよね、世間でもいいますけれど。
でもそのくせして、女性の信仰登山は禁止されているのです。
やっぱりやきもち焼きなのかな?
ハンブルクから南に行ったハルツ地方には魔女伝説がたくさんあります。
旧東ドイツ側にあるブロッケンの山、森がそうですね。
魔女が宴会をするそうです(大笑)
そのほか、登山信仰はドイツに限らず、ヨーロッパにはないですね。
ここのところ寒いので、年のせいかこたえます。