ジージのドイツ散歩

散歩中に見た物を写真に撮って、記事にしています。

ハンブルク 四季の移り変わり 冬編

2012-11-14 | ハンブルクの散歩

                    前回ベルギーのビールの話を記事にしたので、
                    今回はドイツビールの話にしようかと思ったのですが、
                    書きたいことが多すぎるため、もう少し整理してからにします。

     ハンブルクの四季。
     長い秋も終わり、そろそろ暗くて寒い、
     北ドイツの冬がやってきます。
     北ドイツの建物はがっしりしていますので、
     室内気温は外気温にさほど影響を受けません。
     暑い夏、汗でビチョビチョになって帰ってきても、
     家の中は涼しいし、冬、凍えるような寒さでも、
     家の中は暖かいのです。
     建物の外壁がしっかりしているから
     そのような現象が起こるわけです。

          建物全体が温まるまで、室内気温は低いし、
          また建物全体が冷えるまで、室内は暖かいのです。
          夏など、窓を閉めておくと適当な気温なのに、
          窓を開けると、外から熱風が吹き込んでくることもあります。
          逆説的に言うと、建物全体が温められてしまうと、
          部屋の中にいたら暑くでたまらないでしょうし、
          建物全体が冷えてしまえば、部屋の中も冷えてしまいます。
          まあ、窓は最低二重窓で、外気を通さないし、
          マンションは機密性が高いので、ヒーターを入れれば、
          家の中は暖かいですね。
          料理にガスを使うマンションは少なくて、
          ほとんど電気による調理器具ですから
          換気にはそれほど気を使わなくても済みます。

               ハンブルクの天気は悪くても、大量の雪が降ることは
               珍しいのですが、一度雪が降ると、しばらく残っています。
               ずっと融けないでいてくれると白くてきれいなのですが、
               融け始めると歩きづらいし、うれしくないですね。

     

     これは家の近所、スーパーに行く途中です。
     12月の冬至が終わるまでは、1日ごとに日が短く
     なるので、気はなんとなく重いですが、冬至を過ぎると
     まだ寒いのに、なんとなくウキウキしてくるのは僕だけでしょうか。

          ここ何年か、アルスター湖は凍っても、氷上で遊べる
          ほどにはなりませんでした。
          ハンブルク市は冬になるとアルスター湖の氷を測定して、
          氷の厚さが十分になると、それを発表します。
          もちろん寒いですが、氷上に焼きソーセージの屋台や、
          グリューワインと呼ばれる温かいワインのスタンドなどが
          立ち並び、スケートをする人も出てきます。

     

               冬のアルスター湖と市庁舎です。今年の2月に撮りました。
               あまり寒くなって欲しくないですが、でもアルスター湖の上で
               ソーセージを食べたり、散歩したりしたいですね。

     よく日本で冬将軍到来、と言いますが、
     ハンブルクの冬将軍はシベリア寒波です。
     ナチスドイツ、そしてナポレオンを打ち破ったシベリア寒波。
     いったんこの寒波が来ると、日中最高気温がマイナス20℃を下回ることもあります。
     目を瞬こうとすると、上瞼と下瞼がつきそうになりますから。
     今年の冬は将軍ではなくて、手下だけだといいな。

     

          アルスター湖が凍ってしまうと、ウミネコやカモメも困ります(笑)

          これは余談ですが、僕がドイツに来た2年目の冬、
          暮れの29日夜から雪が降り始め、大晦日になって、
          やっと降り止みました。膝まで来る高さの積雪があったのですが、
          正月、2月とまた大雪が降り、12月に降った雪が、
          3月まで根雪として残ったのです。それはハンブルクとして、
          ここ100年はなかった記録的な大雪でした。

               その話に続きがあって、僕たちと付き合いのあったF夫婦が、
               スキー休暇をするつもりになって、スイスにいたのですが、
               その大雪は北ヨーロッパだけ、中央、南ヨーロッパは暖冬
               だったのです
               そして奥さんが僕に電話をかけてきて、
               「そっちはどう?こっちは暖かくて芝だらけよ
               雪なんかまるでないわ」
               と言ったので、僕が
               「こっちは大雪だよ~ ○○さんのカブトムシは
               雪の山になっているから」
               その夫婦は当時フォルクスワーゲンのカブトムシを
               持っていて、いつも路上駐車だったのです。

     F夫婦は結局スイスで全くスキーをできず、
     ハンブルクに戻ってきて、自分たちのカブトムシを
     掘り起こすことから始めなければなりませんでした(大笑)

     

          家の近くの運河で撮ったマガモです。
          今年の2月に撮りました。
          (影の声:脂がのっていて、おいしそうだな)

               四季の移り変わりを書くつもりだったのですが、
               結局今日は冬だけで終わりそうです。
               次回は“春”ですので、もう少し温かみのある
               写真を載せますね

               最後に、ハンブルク市庁舎の、クリスマス飾りつけです。
               
     

                    では次回をお楽しみに  

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2 コメント

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銀世界 (ゆずマム)
2012-11-16 00:43:23
こんばんは
今日の東京は「あぁ冬になるんだな…」といった気温でした
ハンブルクはどうですか?

写真のスーパーに行く途中の風景、素敵ですね~
こんな道を歩いて行くなら、悪天候の日もお買い物に行きたくなりますね☆

今年のアルスター湖は凍るといいですね~
あったかいワイン♪美味しそうです
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銀世界 (ジージ)
2012-11-16 02:35:27
ゆずマムさん
コメントありがとうございます。
写真のように天気がよく、雪も踏みつけられていれば、
楽しい気持ちになるのですが、吹雪になったり、あるいはみぞれ交じりの氷雨だと、家でゴロゴロしていたくなります

天候は、11月に入ってから最高気温が10℃を超えることはなく、最低気温は0℃前後をうろうろしていますね。

温かいワインには香料が入っていて、僕たちは慣れていますが、
初めて飲むと抵抗があるrかもしれません。

アルスター湖が凍って、屋台が出るのは楽しいので、
いつも気を付けています。
もしそうなったら、レポートしますから。
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