ジージのドイツ散歩

散歩中に見た物を写真に撮って、記事にしています。

団塊時代の教育 続編

2013-01-05 | 特別編

                    前回のブログで、鹿苑寺舎利殿(金閣)を記事に
                    しましたので、ひょっとすると銀閣のことを
                    調べた方もいらっしゃるのではないかと思います。

     

     慈照寺観音殿(銀閣)です。

     さて、団塊時代の教育について。
     僕は国語の授業が大嫌いでした。興味が湧かない
     のが1番の原因でしたが。そのくせ、さんずいの
     漢字を書け、木へんの漢字を書け、と言われれば
     人一倍書けたのですがね 

          前回も書きましたが、音楽の授業も嫌いでした。
          まるで面白くない 
          これは先生のせいではなく、文部省(当時の)の
          教育方針だったのでしょうが、何しろ洋楽一辺倒。

               ヨーロッパ音楽が日本に入って何年になりますか?
               ヨーロッパ音楽に何年の基盤がありますか?
               そしてヨーロッパ音楽はキリスト教と共に
               発達してきたのです。
               それでも洋楽を中心にして授業の方針を決める。

     日本古来の音楽、邦楽はどうなのでしょうか?
     宮廷音楽、虚無僧による尺八音楽、そして筝曲。
     あるいは語り部に使われた琵琶、民謡と切っても切れない
     三味線(沖縄では蛇皮線ですね)音楽。すばらしいと僕は
     思うのですが、小学校、中学校で聴いた邦楽曲は、
     宮城道雄の箏と尺八の為に書かれた「春の海」だけ 

          「春の海」は確かに名曲ですが、それだけしか
          教育カリキュラムに組み込まなかった教育方針に問題が
          あったのではないか、と言いたいのです。
          僕たちは日本人ではありませんか、その日本の音楽を聴くこと、
          教わることを否定されたのです 

     

               雪の銀閣です。
               絶対に慈照寺とは教わらなかったと記憶しています。

     音楽ですが、前回は利休ネズミの話をしましたね。
     正しくは 利休ねず と読むそうですが、そうすると
     北原白秋の立場がちょっと・・・

     今日は箱根の山です。

          箱根の山は天下の剣 函谷関も ものならず
          当時は歌うだけで、函谷関 と漢字の歌詞では
          無かったように記憶しています。

               函谷関の意味を、音楽の先生に聞いても
               どうせ知らないだろうと思い、
               そのままにしておきました。
               そしてここハンブルクで研究を一段落させた後、
               日本のことを、世界のことをよく知りたいと思い、
               当時はパソコンなどありませんでしたから、
               いろいろな専門書、歴史書を買って読みました。

     そして、中国史、三国志を中心に勉強して、
     初めて函谷関が何であるかわかったのです。
     同時に 四面楚歌 の本当の意味もわかりましたが 

     

          東求堂(とうぐどう)です。

     

          やはり東求堂と庭園です。

               小学校、中学校の時、授業開始以前に全校生徒を
               集めての朝礼というのがありました。
               今現在あるかどうかわかりませんが、
               僕は朝礼が大嫌いでした。
               10分、時によっては15分も立たされ続け、
               先生方の説教を聞かされるのです。
               ですから小学校の時は、授業開始を見計らい、
               全校生徒が教室に入る時に登校していました。

     当時中学校は実家のすぐ隣で、大げさな柵など無く、
     植木が実家と中学の間を分けているだけでした。
     学校内の実家に近い側にウサギやヤギが飼われて
     いて、のんびりしていましたね。

          それで朝礼ですが、開始時刻になると正門が閉められて、
          風紀委員が遅刻してきた生徒の生徒手帳に “遅刻” と
          ハンコを押すんですよ。ですから僕はこっそり植木の
          間を通って登校していました 

               ところがある時、実家と中学の間に柵が出来てしまったのです 
               僕は中学で学級委員をしていた立場上、
               風紀委員に捕まって、“遅刻” のハンコを
               もらうわけにはいきません。
               仕方がないので正門に回ることにしましたが、
               時々時間が差し迫っているために、
               柵を乗り越えたことが何度もあります 

     

     室町時代の創建当時の石組み、お茶の井です。

     前回書いたように、化学班はとても面白くて、
     当時教えてもらった薬品分析のクロマトグラフィー法、
     今から50年前ですよね、その当時その分析方法が
     確定されていた、ということは、それ以前からその
     分析方法があったということですが、それが実に面白かった
     のを憶えています。
     これは娘(化学ドクター)に聞いたのですが、
     いまだにクロマトグラフィー法以上の分析方法は
     ないそうです。

          その化学班で、実はロケットを自作して打ち上げた
          事もあるんですよね 
          燃料は黒色火薬で、自分たちで混ぜ合わせ、
          頑丈な紙を使って胴体を作り、黒色火薬の中に
          ニクロム線を入れて、木のカタパルトから
          電池でニクロム線に電流を通して黒色火薬に
          点火しました。
          まあ・・・5mほどしか飛びませんでしたが 

     

               銀閣寺垣です。
               不思議にも銀閣寺と名称が付けられていますね

               前回、今回と僕の写真はありませんでしたし、
               2度も有名なお寺の話が続いてしまいました。
               ここのところハンブルクは曇り、雨の日が続き、
               街中を回っていても楽しくありません。
               何とか太陽が照ってくれて、ハンブルクの
               様子を伝えられればいいなと思っています。

                    今日もジージのブログを訪問いただき、
                    ありがとうございました。
                    どうぞお気軽にコメントください。

                    では次回まで  

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4 コメント

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Unknown (ジージ)
2013-01-08 08:24:25
尺八は試したことがありますが、かなり練習してかろうじて音が出たくらいです。
メロディ?そんなの絶対に無理ですね(大笑)
音楽は大好きです。クラシックも大好きですし。
キライなのは電子音楽と、デジタルバスを使ったハードロックです。
あれはうるさいだけで音楽ではありません。
音楽は人間が奏でるもの、僕はそう思っています。
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Unknown (セツ)
2013-01-08 08:08:40
桃栗3年柿8年、でしたっけね。
尺八は、音を出すだけでも時間がかかりそうですものね。
3年もうなずけます。
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洋楽 (ジージ)
2013-01-08 04:18:59
僕はヨーロッパ、アメリカの音楽、楽器を否定しませんし、すばらしいと思います。
ジャズも好きだし、フォークソングも、ロックも好きです。
ただ日本古来の楽器、あるいは東南アジアの楽器について、知るチャンスがないですね。
まあ僕は偶然邦楽、音階や楽器に詳しいのですが、なぜ文部省、
今だと文部科学省ですが、それを否定するのか理解できません。
どの音楽を選び、好きになって聴くのは個人の自由です。
絶対にゴスペルがいいという人もいるかもしれないし、いや、
尺八音楽はすばらしい、という人もいるでしょう。
余談ですが、尺八の練習で、首振り3年というそうです(笑)
あれって桃、栗3年じゃなかったかな?
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日本の音楽。 (セツ)
2013-01-07 23:32:26
私は、西洋の楽器の音色は大好きです。
でも、確かに思い返してみれば、日本古来の楽器や曲を、ほぼなにも知らずにきたなぁって気がつきました。
よく時代劇に出てくるような、横笛が吹いて見たいなぁとか、日本じゃないですけど二胡を弾いてみたいなって思いますが、学校じゃ教えてくれないですものね。
日本の楽器や旋律に、もう少し触れさせてくれたら良かったのになって、ジージさんのお話を読んで思いました。
銀閣寺はほんとうに美しい場所で、感動しました。冬の景色も良さそうですね。
また行ってみたいです。
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