ジージのドイツ散歩

散歩中に見た物を写真に撮って、記事にしています。

聖ミヒャエリス教会のオルガン

2016-01-26 | ハンブルクの散歩

                    今日はミヒャエリス教会にあるオルガンを紹介させてください。
                    これで長かったミヒャエリス教会シリーズも終わりになります。
                    まずはこのオルガンからご覧ください。




                    これは聖壇に背を向けると左上にあります。
                    質素な感じを受けますね。




                    これは右上にあるオルガンです。
                    教会内で音楽会が催される場合、
                    オーケストラはこのオルガンの前に陣取ります。




                    これがメインのオルガンで、聖壇に背を向けた時、
                    正面に見えます。
                    今回は3台しか紹介できませんが、1つの教会に
                    4台もオルガンがあるのはここだけだろうと思います。
                    部分的に拡大してみますね。




                    聖ミヒャエリス教会は、当初からルター派、
                    プロテスタント教会として建てられました。
                    当時ハンブルクはハンザ都市でお金があったため、
                    プロテスタント教会にしては豪華な感じがします。




                    それと、ドイツには教会税というのがあって、
                    キリスト教信者はカトリックやプロテスタントに関わりなく、
                    税金を支払わなければならず、その税収入は
                    ランク付けされた教会に、そのランクに見合った額が
                    支払われるのです。




                    教会がランク付けされているのはいかにもドイツですね。
                    その中でもこのミヒャエリス教会はトップです。
                    でも維持費も多額ですからね。
                    人件費もバカにならないし、何よりも大きいのは
                    冬場の暖房費です。
                    1度、20年ほど前だったと思うのですが、
                    冬の暖房費用は、1日3000マルクだと聞きました。
                    1マルク100円で計算して、1日30万の暖房費ですからね。




                    このオルガンは、1年にたった1回しか使わないレジスター、
                    レジスターとは、オルガンの音色等を決めるシステムのことです、
                    があるのです。1年にたった1回ですよ。
                    皆様にはそれがいつだかわかりますね、聖誕祭です。
                    12月25日にたった1回だけ使用されて、
                    オルガンの中央に風車のような物が出てきて回り、
                    しゃらしゃらという音を鳴らします。
                    それを聞きたい方は、クリスマスのミサに来なければなりません。
                    信者だけではなく、全ての人に解放されていますから、
                    ミサに参加するのには問題がありません。

                    クリスマスマーケットをあちこち見て、
                    締めくくりに聖ミヒャエリス教会のミサに参加する、
                    そんなツアーがあるといいですね。


                    今日もジージのブログを訪問いただき、
                    ありがとうございました。
                    どうぞお気軽にコメントください。

                    では次回まで  




                    皆様、今多くのブログの海賊版が出回っています。
                    あなたのブログは大丈夫ですか?
                    これは goo ブログだけでなく他のブログにも対応しています。
                    海賊版を退治したい方、あるいは自分のブログの海賊版が
                    あるかどうかを調べたい方は、こちらをクリックしてください。

                    閲覧履歴の削除方法を知りたい方は、こちらをクリックしてください


最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます! (korosuke)
2016-01-26 06:25:05
この手のオルガンは、楽器では無いですね。
凄い!
光熱費も凄いですね!
返信する
Unknown (グライセン)
2016-01-26 06:53:45
教会に複数のパイプオルガンがあるのには驚きました。
ランクもあることにも・・・
私は信者では無いですが、訪れた教会には少しばかり寄付をしてきます。
パイプオルガンの音色、聞いてみたいですね~
返信する
おはようございます。 (だんちょう)
2016-01-26 08:46:46
なかなか高価なものなのでしょうね。

それにしても昔のひとがこんなにも精巧に造るなんて素晴らしいことですよね、いったいどんな音が出るのか聞いてく見たいですね(~▽~@)♪♪♪
返信する
はじめまして (エルトベアートルテ)
2016-01-26 14:47:52
はじめてコメントさせていただきます。
ハンブルクは大好きな街で、何度も訪れました。
教会のオルガンも大好きなので、写真がうれしいです。
これからも、ブログを楽しみにしています♪
返信する
豪華なオルガン! (wakaba)
2016-01-26 22:56:20
この教会の一日の暖房費が30万円と聞いて、ビックリ仰天です!
教会は天井も高いので、暖房費もかかるのでしょうね、それにしても~!(・o・)
1年に1回使うパイプオルガンのなんと豪華絢爛なこと!
税金制度でなければ、とても維持できないでしょうね。
でも、この教会で聴くパイプオルガンの音はきっと厳かなのでしょう。
教会の雰囲気と相まって、その場に居たら感激ものでしょうね♪
返信する
凄い!! (ジージ)
2016-01-27 01:29:07
korosuke さん こんばんは
なにしろその一言です。
金があるからしたい放題ですから。
冬の暖房費は凄いですよ。
僕が2ヶ月暮らせる金額が1日で消えちゃうんですから(笑)
返信する
例外 (ジージ)
2016-01-27 01:33:15
グライセンさん こんばんは
この教会は特別ですね。
正規のオルガンの他に、演奏会用の小型なポータブルのオルガンを持っている教会は普通にありますが。
教会のランクはちょっと変だと思いますね。
それがドイツ方式なのでしょう。
以前に書いたように、オルガンと教会で1つの楽器となるので、
出来たら教会の中で聞いてください。
返信する
価格 (ジージ)
2016-01-27 01:39:37
だんちょうさん こんばんは
正面の1番大きなオルガンで、まあ10億は下らないでしょうね。
もしかすると20億を超えるかもしれません。

ここの教会のオルガンは全て新しいですけれども、1600年代後半から
1700年代の初めに造られたオルガンが、まだ残っている教会もあります。
オルガン造りのマイスターは凄いですよ。
返信する
初めまして (ジージ)
2016-01-27 01:45:30
エルトベアートルテさん こんばんは
ハンブルクは、天候以外とてもいい町です。
オルガンはしばらく休みになりますが、それ以外にも見る場所はたくさんあります。
色々なことをごちゃ混ぜに記事にしますけれども、よろしかったらご訪問ください。
イチゴケーキですね!
返信する
暖房費 (ジージ)
2016-01-27 01:50:12
wakaba さん こんばんは
冬場の暖房費は、僕の生活費の2か月分ですから(笑)

書き方がわかりにくかったかもしれませんが、1年に1回しか使わないのは、
あのオルガンの1部のシステムで、それ以外は毎日使われています。
ここだけでなく、どんなに小さな田舎の教会でも、木のベンチに座って聞くと、
夢見心地になりますから。
もしお時間があったら、ドイツの、特に北ドイツのオルガンを聴きにいらしてください。
返信する

コメントを投稿