19日深夜から20日未明にかけて、辺野古のキャンプシュワブ門前で座り込みを続けているテントに、
カッターナイフを持った集団が襲い掛かった。
地元沖縄タイムスは次の社説で暴力を批判した。
自分の気に入らない意見や異論を暴力で封じるような風潮が、広がっている。今回のケースは、政治が「対話による意思決定」に失敗したために生じた事件ではないのか。危険な兆候だ。
19日夜から20日未明にかけ、政治団体の街宣車で乗り付けた約20人の男女が、名護市辺野古の新基地建設に反対する市民が常駐しているキャンプ・シュワブゲート前のテントに乱入した。
居合わせた市民や県警の話によると、押しかけた男女は「テントをどかせ」などと罵声を浴びせ、横断幕やのぼりを引きちぎったり、カッターナイフで切ったりして乱暴を働いた。
まさに、安倍内閣がまともな説明責任を果たさぬままに、
最長の会期延長の末強行採決をした。
強行などという言葉では足りない。暴挙であり数の力で問答無用と反対意見を切り捨てた。
「タイムス紙」の社説にあるように、この強権政治と同根であろう。
戦前、このようなやり方で破滅へと突き進んでいった。
翁長知事が「承認取り消し」を決断したことに対し暴力で封じ込めようとする行動。
このような暴力は断じて許してはならない。