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ユダヤ暦の新年

2013年01月08日 | 羊、朝の一声
ユダヤ暦の新年について、ハーベストタイムの中川健一先生のメルマガが教えてくれていたので、転記します。ちょっと、興味を持ったので。以下、ハーベストタイムの今週の視点から。


バビロン捕囚(前586年)以前の時代には、ユダヤ人たちは4つの新年を迎えていた。

王にとっての新年
 出エジプト記12章に出て来るニサンの月は、過越の祭りを祝う月である。過越の祭りは、その年の祭りの中で最初に祝われるものである。ニサンの月は、王にとっての新年でもある。王は、自らの治世の年数をこの月を起点に数え始めるのである。

家畜のための新年
 ユダヤ人たちは、家畜の10分の1を祭司やレビ人のために捧げていた。一年間に増加した家畜の量を計算し、その10分の1を割り出すのが、この新年の日である。

木のための新年
 さらにユダヤ人たちは、畑や果樹園からの収穫物の10分の1を、祭司やレビ人のために捧げていた。一年間の収穫量を計算し、その10分の1を割り出すのが、この新年の日である。

ユダヤ歴のための新年
 ロシュ・ハシャナ(年の頭、という意味)がそれに当たる(第7の月の第1日であるが、太陽歴では9月から10月になる)。この新年の由来は、レビ23:23にある。
 「イスラエル人に告げて言え。第七月の第一日は、あなたがたの全き休みの日、ラッパを吹き鳴らして記念する聖なる会合である」

①聖書には、「ロシュ・ハシャナ」という名称は出てこない。「ヨム・テルアㇵ(吹き鳴らす日)」か「ズィカロン・テルアㇵ(記念として吹き鳴らす)」がその名称である。
②この日は、神が天地を創造した日(特にアダムとエバを創造した日)とされ、ユダヤ歴はこの日を迎えると年数が一つ増す(ちなみに、今はユダヤ歴で5773年である)。


 バビロン捕囚以降、(3)と(4)だけが新年として祝われるようになった。
 (3)の「木のための新年」は、今も「トゥ・ビシュバット」という名で残っている。この日は、新年としての意味は失ったが、植樹記念日として今も覚えられている(2013年は1月26日がそれに当たる)。
 (4)の「ロシュ・ハシャナ」は、ユダヤ暦の新年として今も重要な意味を持っている(2013年は9月5日、6日がそれに当たる)。この日シナゴークでは、雄羊の角笛(ショファー)が吹き鳴らされる。また、新年を祝って甘い食物(りんごやパンを蜂蜜に浸したもの)やお頭付きの魚を食べる習慣がある。この日ユダヤ人たちは、過去1年間の生活を省みて、神の前に悔い改めを行う。初日の午後に、水のある場所に行って、ポケットの塵を水に流すのはそのためである(この習慣を「タシリーク」という。ミカ7:18~20参照)。本来「ロシュ・ハシャナ」は1日だけの祭りであるが、ラバン・ヨハナン・ベン・ザカイ(紀元1世紀)の時代に、2日間祝うようになった(新月を正確に判定するのが困難なため)。現在でも、正統派のユダヤ人たちは、その伝統に立っている。



この間、三大祭りと共にユダヤ暦について少し教えてもらいましたが、もっと調べてみると面白いかも、と興味津々です。一緒にお勉強希望の方、ご連絡ください!

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