日本ポップロックの名曲復活・・・「あ~ぁ~もう恋など・・・」

しばらく忘れかけていた曲が突然耳に飛び込んで
ガーン!
とすごい衝撃を受けることがある。

その曲の素晴らしさと懐かしさが融合して激しく感性を刺激する。

思いがけずに、そんな曲に出会うのはテレビのCMが多い。

「ワ~!よくこの曲を使ったな~!」

そんな時は、CMのプランナーと自分の感性が一致したことに
ちょっとした幸福感を感じたりするものである。

最近そんな思いをしたのが、
マンダムの男性化粧品『ルシード』のCM。

矢沢永吉が、30数年前のあのキャロル時代の名曲『夏の終わり』をセルフカバー。

夏の終り
矢沢永吉




アレンジはほとんどオリジナルと同じ。
普通、歌手が昔の若いときの歌を歌うと
やたら上達した歌唱力が目立ちすぎて
いやらしい歌い方になるのが多いけど

でもエーちゃんは全然そんなことはなかった。
あのころのせつなさや甘さがさらにパワーアップ。

それになんといっても楽曲の素晴らしさ。
曲も詞もサウンドも夏の終わりのなんともいえないせつなさが、
すごくよく出てる・
上質なポップスだよ。
オレの評価では夏を歌った日本のポップスでは
平山美紀の『真夏の出来事』と並ぶ名曲。

キャロルというとどうしてもロックンロールのイメージが強いけど
けっこうバラードやこの曲のようなミディアムテンポのポップスの名品も多い。

この曲のキャロルにおける存在感は、
ちょうどビートルズの「and Ilove her」に匹敵すると思う。

そんなエーちゃんの『夏の終わり』のプロモーション動画が
ヤフー動画で11月4日まで無料配信されているのでここでご紹介したい。

無料なので曲が始まる前にCMが入るけど、
興味のある人はぜひ下のリンクから飛んでお楽しみください。

ヤフー動画:矢沢永吉『夏の終わり』無料配信

このセルフカバー、一つだけオリジナルにかなわないのがギター。
ほぼフレーズは同じなのだけど、
キャロルのリードギター内海の音にはかなわない。


キャロルってどんなバンド?
っていう人は
こちらのYouTubeの動画(音あり)
を参照してください。
(サングラスにリージェントの人たちはキャロルのメンバーではなく、
会場でキャロルのボディガードをしている親衛隊の舘ひろし率いるクールス)


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コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (Kirara)
2007-10-01 01:45:32
キャロルの時代って
Kiraraは伝説として知っている程度。
もちろんその頃にはこの世にいたと思いますが、
なにせ子供だったもので・・・。

でも、矢沢永吉のセクシーさは今も感じます。
「夏の終わり」見ました。
確かにさらっとした、いい歌い方ですねー。
爽やかでいて、存在感のある。
「御大」といっても良いようなお年になられても
こんな繊細な世界を表現できる人なんだなって
感動しました。

こんな人はなかなかいないですねぇ。
 
 
 
コメントありがとうございます (傷だらけの天使)
2007-10-02 21:23:09
kiraraさん>
最近更新が進まないのと、なかなか皆さんのブログを訪問できなくてご無沙汰してます。

エーちゃんは若作りのような外見の若さではなく、
感性の瑞々しさを感じる人です。

日本人には珍しいタイプの熟年ですね。

この「夏の終わり」は歌詞もたわいもないものなのですが、
若い時代の『夏の終わり』をよく表現していると思います。
それとすごく耳に残るメロディです。

キャロルは30年前のバンドですが今も新鮮です。
初めて日本語をうまくロックンロールに乗せたバンドともいわれてます。

YouTobeの動画でキャロルの映像を見ると彼らだけが今も新鮮で、
周りの聴衆は時代を感じるのが面白いです。
 
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