傷だらけの天使のスローなブログ
ON THE ROAD
今年も楽しみました 第17回定禅寺ストリートジャズフェスティバル
もはやすっかり仙台の初秋のイベントとして定着した『ジャズフェス』
今年はまた小売業に戻ったため、来れないかな~と思っていたのだが、
なんとか初日の土曜日に休みがとれて三年続けて楽しむことができた。
今年も例年と同じでジャズフェスではあるけど、
オレのお目当てはロック&ポップス。
またいつもの勾当台公園のロックゾーンで
ライブハウス『リメンバー』がサポートするステージを中心に
ジャズフェスを堪能したきた。
この会場は今年も楽しいバンドが出演して大いに盛り上がった。
また今年もこのブログでオレが聴いた素敵なバンドを紹介したい。
サーフでGO
事前にネットで出演バンドをチェックしていたときこのバンド名を目にして、
ベンチャーズに代表される60年代初期のエレキブームの中でうまれた
エレキギターで『波』のウエーブ感を表現したサーフサウンドと呼ばれる音楽を演奏するグループだろうなとは思っていた。
実際に聴いて、その読みは大外れではなかったが
彼らは同じサーフサウンドでも60年代のベンチャーズではなく
21世紀のベンチャーズとも呼ばれている
『サーフコースターズ』のトリビュートバンドだった。
(実際はベンチャーズ以上にディック・デイル&デル・トーンズの影響が強い)
この『サーフでGO』、リードギターのテクはさすがにサーフコースターズをやるだけあって実にうまい!
波のうねり感やパワー、エネルギーを三人のメンバーがものすごい爆発力で再現。
ものすごく聴き応えがあるライブだった。
ブラックシーサー
『サーフでGO』が21世紀のベンチャーズなら、
こちらの『ブラック・シーサー』はベンチャーズをリアルで体験した世代のバンド。
神奈川県川崎市からの出演でこの手のジャンルのバンドで
女性ベーシストというのはかなり異色。
ベンチャーズや加山雄三のエレキサウンドをモズライトギターで聴かせてくれた。
若い『サーフでGO』がスピード感をウリにしてるとすれば、
こちらの聴き所は緩急!スピード感ではなく『タメの妙味』で聴かせてくれました。
MCももいい味だしてました。
LUCY
今回一番印象に残ったバンド。
山形県酒田市からの参加。
革ジャン・皮パンツ・リージェントの4人組といえば『キャロル』
あのエーちゃんこと矢沢永吉が自ら製作した貼り紙で
「ビートルズとロックンロールが好きなヤツ、求む!」
と呼びかけメンバーを集め
レコードデビュー前(マッシュルームカット以前のリーゼントヘアー)のビートルズをモデルにしたインパクトあるスタイルで
1972年~75年に一世を風靡した伝説のロックンロールバンド。
いまだに彼らのトリビュートバンドは多く、
これまで過去のジャズフェスでも何組か観てきた。
だがこのキャロルのトリビュートバンドというと
単なる「ツッパリバンド」的な色合いが濃いバンドが多い。
確かに当時彼らは暴走族にも人気があったが、
実は楽曲的にはツッパリ色はそれほど濃くはない。
それ以上に『キャロル』という女性の名前をバンド名にしてるくらい
サウンドや演奏スタイルはポップでスイートでセクシーな要素が強い。
しかしそれを持ったコピーバンドがとても少なく
やたら硬派な男くさい勘違いバンドがほとんどだ。
それがキャロル好きには我慢がならず聴くたびがっかりさせられてきた。
そんな感じなのでこれまでのキャロルコピーのバンドは
オレ以外のリスナーにもウケがよくなく
ジャズフェスではあまり人気がなかったように思う。
でもこのバンドは違っていた。
あのキャロルが持っていたスイートでポップでセクシーな雰囲気を
サウンド的にもルックス的にもちゃんと持っている。
やはりその辺は観客も敏感である。
カメラで彼らを撮影する人の多いこと多いこと。
会場はこの日一番の観衆が集まってきた。
ミキシングの関係なのか演奏とボーカルの音量のバランスが悪かったり、
ギターのプラグの接触不良で「ジー」というノイズが時々発生したりと
いろいろネガな部分もあったけど、
「それもロックンロール!」といえるくらいの雰囲気のあるライブだった。
いや~今年も良いものが観れてよかった~
EARTH ARTS
一昨年にも観て印象に残っていたバンド。
県南の大河原町のバンドである。
下が一昨年のジャズフェスでの写真
一目瞭然で以前よりボーカル陣が強化され華やかさが出ている。
サウンド的にはファンキー色が強くなり、オールディズだけではなく
「アラベスク」や「ノーランズ」などの70~80年代ディスコサウンドもよかった。
女性ボーカルが入った華やかなサウンドと
誰もが知っている選曲で会場の観衆の数は増える一方。
「ちょっとジャズは・・・」という層の人たちも足を止めて聴いている。
ラストは誰もが知っている「君の瞳に恋してる」(CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU)の熱唱で会場大盛り上がり。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
今年もジャズフェスは楽しかった。
音楽を聴くことは楽しいけど、
それ以上にうれしいのは音楽を愛し活動している人たちを見れること。
今年観たバンドたちとまた再会できる日が楽しみである。
<このブログの過去のジャズフェスの記事>
2005年の第15回ジャズフェス初日
2005年二日目
2006年第16回初日
2006年二日目
今年はまた小売業に戻ったため、来れないかな~と思っていたのだが、
なんとか初日の土曜日に休みがとれて三年続けて楽しむことができた。
今年も例年と同じでジャズフェスではあるけど、
オレのお目当てはロック&ポップス。
またいつもの勾当台公園のロックゾーンで
ライブハウス『リメンバー』がサポートするステージを中心に
ジャズフェスを堪能したきた。
この会場は今年も楽しいバンドが出演して大いに盛り上がった。
また今年もこのブログでオレが聴いた素敵なバンドを紹介したい。
サーフでGO
事前にネットで出演バンドをチェックしていたときこのバンド名を目にして、
ベンチャーズに代表される60年代初期のエレキブームの中でうまれた
エレキギターで『波』のウエーブ感を表現したサーフサウンドと呼ばれる音楽を演奏するグループだろうなとは思っていた。
実際に聴いて、その読みは大外れではなかったが
彼らは同じサーフサウンドでも60年代のベンチャーズではなく
21世紀のベンチャーズとも呼ばれている
『サーフコースターズ』のトリビュートバンドだった。
(実際はベンチャーズ以上にディック・デイル&デル・トーンズの影響が強い)
この『サーフでGO』、リードギターのテクはさすがにサーフコースターズをやるだけあって実にうまい!
波のうねり感やパワー、エネルギーを三人のメンバーがものすごい爆発力で再現。
ものすごく聴き応えがあるライブだった。
ブラックシーサー
『サーフでGO』が21世紀のベンチャーズなら、
こちらの『ブラック・シーサー』はベンチャーズをリアルで体験した世代のバンド。
神奈川県川崎市からの出演でこの手のジャンルのバンドで
女性ベーシストというのはかなり異色。
ベンチャーズや加山雄三のエレキサウンドをモズライトギターで聴かせてくれた。
若い『サーフでGO』がスピード感をウリにしてるとすれば、
こちらの聴き所は緩急!スピード感ではなく『タメの妙味』で聴かせてくれました。
MCももいい味だしてました。
LUCY
今回一番印象に残ったバンド。
山形県酒田市からの参加。
革ジャン・皮パンツ・リージェントの4人組といえば『キャロル』
あのエーちゃんこと矢沢永吉が自ら製作した貼り紙で
「ビートルズとロックンロールが好きなヤツ、求む!」
と呼びかけメンバーを集め
レコードデビュー前(マッシュルームカット以前のリーゼントヘアー)のビートルズをモデルにしたインパクトあるスタイルで
1972年~75年に一世を風靡した伝説のロックンロールバンド。
いまだに彼らのトリビュートバンドは多く、
これまで過去のジャズフェスでも何組か観てきた。
だがこのキャロルのトリビュートバンドというと
単なる「ツッパリバンド」的な色合いが濃いバンドが多い。
確かに当時彼らは暴走族にも人気があったが、
実は楽曲的にはツッパリ色はそれほど濃くはない。
それ以上に『キャロル』という女性の名前をバンド名にしてるくらい
サウンドや演奏スタイルはポップでスイートでセクシーな要素が強い。
しかしそれを持ったコピーバンドがとても少なく
やたら硬派な男くさい勘違いバンドがほとんどだ。
それがキャロル好きには我慢がならず聴くたびがっかりさせられてきた。
そんな感じなのでこれまでのキャロルコピーのバンドは
オレ以外のリスナーにもウケがよくなく
ジャズフェスではあまり人気がなかったように思う。
でもこのバンドは違っていた。
あのキャロルが持っていたスイートでポップでセクシーな雰囲気を
サウンド的にもルックス的にもちゃんと持っている。
やはりその辺は観客も敏感である。
カメラで彼らを撮影する人の多いこと多いこと。
会場はこの日一番の観衆が集まってきた。
ミキシングの関係なのか演奏とボーカルの音量のバランスが悪かったり、
ギターのプラグの接触不良で「ジー」というノイズが時々発生したりと
いろいろネガな部分もあったけど、
「それもロックンロール!」といえるくらいの雰囲気のあるライブだった。
いや~今年も良いものが観れてよかった~
EARTH ARTS
一昨年にも観て印象に残っていたバンド。
県南の大河原町のバンドである。
下が一昨年のジャズフェスでの写真
一目瞭然で以前よりボーカル陣が強化され華やかさが出ている。
サウンド的にはファンキー色が強くなり、オールディズだけではなく
「アラベスク」や「ノーランズ」などの70~80年代ディスコサウンドもよかった。
女性ボーカルが入った華やかなサウンドと
誰もが知っている選曲で会場の観衆の数は増える一方。
「ちょっとジャズは・・・」という層の人たちも足を止めて聴いている。
ラストは誰もが知っている「君の瞳に恋してる」(CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU)の熱唱で会場大盛り上がり。
今年もジャズフェスは楽しかった。
音楽を聴くことは楽しいけど、
それ以上にうれしいのは音楽を愛し活動している人たちを見れること。
今年観たバンドたちとまた再会できる日が楽しみである。
<このブログの過去のジャズフェスの記事>
2005年の第15回ジャズフェス初日
2005年二日目
2006年第16回初日
2006年二日目
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 怪談(200... | 日本ポップロ... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |