ミステリーの秋

6時前でも陽が落ちきるようになった。
今日は台風一過で仙台でも気温が28.8度まで上がったが日の短さは確実に季節が移っていることを感じさせる。
さすがに蝉の声を自分の行動範囲内で聴くことはもうなくなった。
・・・・・・・・・・・・・・

秋といえば読書。
自分は片岡義男以降しばらく本を読むということからは遠ざかっていた。
その自分がもう一度読書をするようになったのは10年ちょっと前に同じ店で働いていた女性が宮部みゆきとかのミステリー小説を読んでいたのがきっかけだ。
失礼な話なのだが彼女が読書をするのが意外な感じだったのでどんなモノを読んでるのか本をちょっと借りて読んだらすっかりハマッてしまった。
それ以降は自分はすっかりミステリー派になった。

今読んでるのは
白夜行

集英社

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最近この本が舞台になると知って読み出した。
実はこの本は前に一度読んだことがありストーリーもだいたい覚えている。
じゃなぜ読むのかというとこの本は読み終えた後に感動というのとはちょっと違うのだけどすごくドーンと来るものがある。
なんかたまたまこの本の名前を聞いたらどうしてもまたその感じを味わいたくなったのだ。
数年ぶりの2度目でもやはり読み終えると独特の感じが残った。
自分の中では傑作と評価している一冊。

※ミステリーだからストーリーは紹介できないので
出版社/著者からの内容紹介
19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。絶望の白い光の中、魂の荒野を行く男と女を、叙事詩的スケールで描く傑作ミステリー長篇。


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コメント
 
 
 
私も (Ma)
2005-09-09 19:19:28
この本についてずいぶん前にブログに書いたので、TBいたします~。

ほおんと、どーんときちゃう・・というか、

私にとっては鬱々ときてしまう小説でした。

でも、馳さんが解説で書いてたように

「ノワール」として読めば、鬱々も解消(笑

「パルプフィクション」とか(ま、これは

映画ですけども)、あ、なんでしたっけ

タイトル忘れてしまった、馳さんの歌舞伎町が舞台の小説・・などと同じジャンルかと。

鬱々にせよ、どーんにせよ、上手ですよね、

東野さんの物語の構築力。
 
 
 
言葉にできない感想 (傷だらけの天使)
2005-09-09 20:10:56
自分が一番不思議というか引かれるのはこの男女の二人の間にある感情っていったい何かなってことです。愛?友情?絆?・・全部含んでいるかもしれないですが。

ただ子供の時に抱いた感情を光と影とに別れながらもここまで持ち続けてきたのならすごく切ないですね。

フィクションとわかっていても今回も読み終えるとそのことがしばらく頭からはなれませんでした。

そこが東野圭吾のストーリーテーラーとしての凄さなんでしょうね。
 
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