消える老舗

美光堂の会社解散を報じる地元紙「河北新報」の紙面


写真とカメラの美光堂♪
1990年代の仙台。こんな美光堂のCMソングがTVやラジオでよく流れていたっけ。
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【美光堂は1952年の創業以来宮城県と岩手県に11店舗をチェーン展開し、
全盛期の1990年代には年間約20億円の売り上げを上げていた。
それが近年のデジカメの普及、パソコンやプリンターの普及により
DPEプリント需要が低迷。
今年2月の決算では年間売り上げが7億円まで落ち込んだ。

同社はこれ以上の営業継続は無理と判断。
先月末の株主総会で会社解散を決めた】

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今朝の河北新報の朝刊に上のような地元仙台のカメラ・DPE専門店
「美光堂」が会社を解散するという記事が載っていた。

そういえばこのコマーシャルソング、久しく聴いてなかったな~。

これでまた仙台の個性的な老舗が消えた。
美光堂に関しては同情を禁じえないな。

15年ほど前、仙台にヨドバシカメラが進出して地元のカメラ専門店大手の
文化堂が業績を落として会社が傾いたのに対して、美光堂は地元密着で
小規模店を展開。手堅くDPE需要を拾って堅実な経営をしていたのだが・・・

やはり最近のデジカメの普及で、フイルム・DPE業界そのものが
衰退してしまったことが響いたのだろう。
これだけの変化には小資本の地元企業じゃどうしようもなかったと思うよ。

「サイカワスポーツ店」やら「エンドーチェーン」、「お茶の永楽園」など
が消えて、もはや地元の老舗のコマーシャルソングがメディアで流れること
はめっきり少なくなった。

仙台も大手のショッピングモールとドラッグストアー、コンビニ、コーヒースタンドの
看板だけが目立つ『サエナイ地方都市』になってしまうのか?

そんなのはなんかいやだな~。

頑張れ仙台商人!!

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