7月も
はっきりとした予定が立てれない状況でして、ジャーナルを作れなので
ヨシ矢野コラムをここにも出させて頂きます。
「徳を積む」
2回目の海外への寄付の服が溜まったので、郵便局へ持って行きました。
日曜だったので、近くのは閉まっていたので、
宮益坂の郵便局へ2箱をゴロゴロと を押しながら行きました。
郵便局に着いて宛名を書こうとしたら、
残念にも神戸にある日本救援医療センターの住所を調べる携帯が
カバンの中に入っていませんでした。
郵便局の人に住所調べて貰えないか聞いてもできないと言われ、
調べる方法が見つからず、荷物を郵便局に置いたまま、
諦めてスタジオに戻りまた。
途中で雨も降ってきました。
携帯など滅多に忘れない私です。
全ての出来事には理由があるし、偶然というのはないと私は思っていますから、
このスタジオ迄の往復の時間と労力も
無駄にみえるかもしれないが何かきっと理由があるのだろうと思っていました。
スタジオで携帯を得て、エレベーターに乗っていると、
若い女性がたくさん衣料品が詰まった大きなバッグを3つ肩に掛けて、
更に大きなバッグ1つを手に持って入って来ました。
皆さんの中にも渋谷スタジオのエレベーターで、
一杯詰まったバッグをいくつも持っている若い人を
見た事があるのではないでしょうか?
それで降りる時「持ちましょうか」と私は聞くと「大丈夫です」との返事。
でもこれは大変だと私は思い、
「持ちましょう」と言って持っていた大きなバッグを受け取りました。
結構バッグが重い事がわかると、持って良かったと思いました。
外へ出ると雨で私は折りたたみ傘で
いくつもバッグを抱えてる女性に傘を差しながら歩き出しました。
私は適当に「ひょっとして109までですか」と尋ねると
「はい」との返事。この雨の中でのこの荷物を考えると、
手伝えて本当に良かったと思いました。
109に入って店の近くで荷物を渡して郵便局に向かう途中、
「なる程、この女性を手伝う為に携帯を忘れることになっていたのか」
「徳を積んだな、ラッキー」と清々しい気分で郵便局へ戻りました。
物事は全て捉えようで如何様にもなりますね。
アインシュタイン曰く、
その人の価値は決めるのは、
何を得たか(For get)ではなく、
何を与えたか(For give)で決める.