壊れた恋の羅針盤

8/6(木)19:00 銀座 博品館劇場

ふぉ～ゆ～主演の初舞台！
笑いも止まらなくて、楽しすぎたー！
……とは全くならず、なんだか薄ぼんやりした印象で終わってしまった、そんな舞台だった…。


まず、お客さんの生ぬるい空気感がダメだった…。
これがコンサートなら身内的な見方でも構わないと思うけど、舞台だから中身で勝負してくれないと。
何をやっても見守ってくれる、安心感のあるお客さんの前で演技。
そんなの成長出来るのかなぁ…。
彼らも好きだけど、ストーリーを楽しみたいよ、私は。

特に近くにいたかたが、彼らが何をやってもキャッキャッしちゃってて。
途中、友達と感想を言い合ったり。
観劇中ですよー。
小声でも気になりますよー。
ただ、普段ならそんな人がそばにいたらイライラしちゃうけど、まぁいっか、と思える舞台だったので、思ったほど気にならず。
ふぉ～ゆ～ファンて、年齢が上の人が多いので（自分含む）観劇マナーを心得ている人が多いと思っていたんだけれど…。
まあ、これは私の運が悪かったのかもしれない。
他にはいなかったからね。

それでも！そんな空気感が気にならなくなるくらい、ストーリーでドカンドカンと笑わせてくれれば問題無でしたけど、それもなく…。
ネタが古すぎたり、身内（ジャニーズファン）にしか分からない笑いがあって、一人冷めてしまった。
私がジャニーズファンじゃないとしたら、なんで今の笑ったの？って疎外感に思えちゃう。
羅針盤を回すおまじないの言葉が「サンチェキライ！」でそれにはつい笑ってしまったけれど、予備知識持ってないと分からないよね。
エマニエル夫人なんて、私だって微妙なのに彼らは知ってるの？
STAP細胞ネタも私は悪趣味に感じられるからイヤだし、第一笑いにするには古くない？

以前、増田さん主演舞台の「雨の日の森の中」を見に行った時。
「マッスーの何もかもが可愛い！」と見ていたお客さんも、途中からストーリーで大爆笑してたから。
そういうのが見たいんだよ…。

だから私、演出家錦織の舞台がそんなに好きじゃないのかも。
笑いをちりばめているけれど、趣味がそう合わない。
なので、小ネタはほぼ笑えず。

あとは台詞回し、越岡さん。
下手ではないんだけど、間が合ってない。
会話って、話を聞いて、瞬時に考えて、言葉が出てくる、のに。
彼の場合だと、この台詞の後だからこの台詞を言ってますって、聞こえるの。
発音も抑揚もいいのに、間が変だから台詞に聞こえちゃう。
あいだをあけるって訳じゃなくてね。

これは本編とは関係ないけれど、彼らの歌声が微妙でビックリした。
最後は劇中歌で終わるんだけど、あまり上手くなかったんだよ…。
こんなんだったっけ～？
生歌ってのもあったかもしれないが…。
全てにおいて、そこそこスキルが高い人たちだと思っていたからさ。
あれ～？って感じで終わった舞台でした。


次はG2さん演出の舞台だから、また違ったものになるだろう。
てか、そうであれ！
楽しいストーリーが見たい、ただそれだけなんだけどなぁ。