とうとう、この日がやってきました。13年前に大阪から鹿児島に戻り、嫁と娘と3人で新しい生活が始まりました。高校でて、すぐに大阪へ出た訳ですので、鹿児島の事など何もわからず、いきなり「味菜み」をオープン。最初の一週間程は昼ランチ15食、夜は10人足らずの毎日だった事を思い出します。1か月が過ぎ、そして、3か月が過ぎ、いつの間にか13年。私、1人では何もできない、前に進まない、そんな中で様々な方々にさせえられ、助けられ、励まされ、時には叱られ、時にはほめていただき、人生という大切な時間を皆様にいただきました。ありがとうございます。 いきなり、職人からオーナーシェフの道へ入った訳で、あの頃の若いスタッフは、さぞかし大変な思いと厳しい環境だった事と今一度お詫びしたいです。仙台で「さかな陽月」の大将、松本俊一。泣き言ひとつ言わずによくついてきてくれました。「莫逆」大将、谷口公太。とってもとってもつらい修行よく頑張りましたね。あの頃のメンバー、皆違う型で活躍され、私にとっては、誇らしく、そして、かけがえのない戦友です。今、また新たに味菜み第2幕をスタートさせる訳ですが。こんなにすばらしい13年間をふり返る事ができ、皆様には「感謝」の心しかありません。それ以外の言葉がみつかりません。本日、平成20年1月30日をもちまして人生劇場「味菜み」の第1幕は終了させていただきます。第2部はまだまだストーリーさえできあがっていませんが、必ず最高の舞台に皆の手で進めてまいりたいと思います。「ドラマチックにまいりまひょ」
感謝 鰺坂英賢