高知ファンクラブ

“高知をもっと元気にする”ボランティア集団、「高知ファンクラブ」のブログです。

9月16日、赤岡弁天座で塩の道10周年の集いが開催されます

2011-08-30 | 2011年2月~の記事

9月16日、赤岡弁天座で塩の道10周年の集いが開催されます

遠い昔に思いを馳せて、塩の道と歴史を学びませんか?参加自由です。

 

HN:物部案内人

塩の道 に関する記事

自然体験 土佐奥ものべ に関する記事

奥ものべを楽しむ会 公文寛伸会長のスケッチコーナー

物部川流域(南国市・香南市・香美市)情報交流会 に関するページ

物部川ファンクラブ

かほくファンクラブ

ものべ・べふ(物部・別府)ファンクラブ

HN:物部案内人 さんの記事 


「アジロ自然の森」でのこぎり体験して遊びませんか

2011-08-30 | 2011年2月~の記事

立秋の候、いよいよ山の季節ですね。

「アジロ自然の森」もみんなで楽しめる「イべント」を計画しています。

 9月は、こどもも大人も森に入ってのこぎり体験をし、森を綺麗にして、

自分たちで切った木で「クレフと」を作って遊びます。

 間伐材皮はぎ体験の出来るよ。実におもしろくてはまるよ

 

 

アシロ山の自然と環境を守る会

TEL 843-8533

もこぎり体験-緑推.jpg

 

アジロ自然の森 に関する記事

HN:森の助っ人

高知西ファンクラブ

子どもの遊び場・高知 

イベント情報高知


7月18日(海の日)、高知県メタンハイドレート開発研究会の設立・記念講演会のご報告です。(その3)

2011-08-29 | 2011年2月~の記事

遅くなりましたが・・・7月18日(海の日)に開催された、高知県メタンハイドレート開発研究会の設立・記念講演会のご報告です。(その3)

画像は、当日記録担当をお願いした当会副理事長の大原正典さん(高知新聞広告部長)ほかを活用させていただきました

 10分間で結成総会を行いました。お決まりの総会に時間を取らず、記念講演に重きを置いたためですが、事前に会則案をネット上や高知県メタンハイドレート開発研究会準備会のメーリングリストで提案させて戴き、ご意見も承って必要な点は修正して臨みました。

高知県メタンハイドレート開発研究会 会則(案) 

事務局長の坂本耕平氏から、これまでの取り組みの簡単な報告と今後の展開方針・役員の紹介がありました。

この中で、南国市の山岡様から”遺族の遺産の一部を社会のために役立てたい・・・”との思いで、この会へ百万円の寄付を戴くことが報告されました。

 

会則と役員に関する、今後の展開方針

○活動の広がりに併せて役員を増員する事にし、ボランティア参加できる役員を自薦・他薦を含めて募っていきます。

 ○今後取り組みが進んで、NPO化する事になればきちんとした会則等、にしたいと考えております。

○今後は、年に1~2回程度開催予定の「推進会議」(会則第4条の3)の中で、講演会とともに交流会も入れて、会員の皆様の意見や提案を引き出していくようにしたいと思っています。その中では活動・会計報告も行い、総会と言う形はとりませんが、これに代わるゆるやかな場として、位置づけていきます。

  ○会則5条で、「有識者会議」を設置する事にしており、目的達成のため特に県内外の有識者の皆様には、一層のお力添えを頂きたいと考えています。

 

役員の皆様が紹介され、代表して理事長の鈴木先生より短い就任の挨拶がありました。

 

高知県メタンハイドレート開発研究会 役員 (2011.7.18現在)

(実務型の役員体制にしました。取り組みの広がりの中で増員していく予定です)

 

理事長   鈴木 朝夫(高知工科大学名誉教授・東京工業大学名誉教授)

 

副理事長  大原 正典(高知新聞社広告部長)

副理事長  宮本 典晃(NPOももたろう企画・元キリンビール高知支店長)

副理事長  川村 貞夫(高知県エコ議員連盟特命委員・高知市会議員)

副理事長  高村 禎二(高知エコデザイン協議会会長)

 

 

理事    坂本 雅彦(ホテル日航高知マネージャー)

理事    渡邊  毅(NPO法人 きらりこうち都市づくり理事長) 

理事    根木 勢介(土佐観光ガイドボランティアほか多数のボランティア活動中)

理事    森田 俊彦(鏡川こども祭実行委員長・こうち宵まつり実行委員長)

理事    西村  理(株式会社 丸誠)

理事    川竹 大輔(元高知県庁勤務ほか)

理事    團野 哲也高知県立大学生活科学部准教授

 

 

事務局長  坂本 耕平(「高知ファンクラブ」運営事務局長)

事務局次長 中屋  進(高知工科大学博士課程)

事務局次長 西村 直己(会計を担当・元四国銀行職員)

事務局員  前田 悦三(元高知大学職員) 

 

 

  監事    安宅 正雄(紀和工業株式会社代表取締役) 

閉会のごあいさつを 高知県エコ議員連盟副会長の黒岩正好・高知県議会議員にお願いしました。

黒岩議員は、大雨の中、参加いただいた皆様への感謝を込めながら、高知の活性化のために粘り強く取り組んでいくこと、また参加された皆様をはじめ多くの皆様のの今後とものご協力と併せて、「有識者会議」を設置する事にしており、県内外の有識者の皆様には、一層のお力添えを頂きたい旨お話いただきました。 

 

 

終了後、三翠園1階の喫茶室でコーヒーなどを飲みながら、講演や会議の運営でお世話になった方々、役員などで反省会とこれからの進め方などの打ち合わせ会を行いました。

今年の3月まで高知コア研究所の所長代理でおられ、4月から独立行政法人 海洋研究開発機構 海底資源研究プロジェクト プロジェクトリーダーを務めておられる 木川栄一氏にも参加していただき、少しお話を聞くことができました。

反省会に参加した全員から感想や意見を聞くことができました。

桑名龍吾・高知県新エネルギー議員連盟事務局長・県議会議員より、開会のご挨拶をされた浜田英宏・高知県エコ議員連盟会長・高知県議会議員が、新しく「高知県新エネルギー議員連盟会長」にも就任されたことが報告されました。

この取り組みも超党派で県議会などとの連携を強めて、県選出国会議員の皆さんとの連携のもと、メタンハイドレートを掘削する国家プロジェクトの拠点の一部を高知に誘致する運動を盛り上げていくことを確認し、終了しました。

 

 

メタンハイドレート事務局

 

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 メタンハイドレート の取り組み 記事 目次

鈴木朝夫のメタンハイドレートのこと、もっと知りたいコーナー 


7月18日(海の日)、高知県メタンハイドレート開発研究会の設立・記念講演会のご報告です。(その2)

2011-08-27 | 2011年2月~の記事

遅くなりましたが・・・7月18日(海の日)に開催された、高知県メタンハイドレート開発研究会の設立・記念講演会のご報告です。(その2)

画像は、当日記録担当をお願いした当会副理事長の大原正典さん(高知新聞広告部長)ほかを活用させていただきました。

最初の記念講演は、平 朝彦・東京大学名誉教授に 「海底資源開発と高知県の役割」と題して40分お話戴きました。

事前にお知らせもしていましたが、平先生がお住まいの千葉・浦安で起こった"液状化現象"についても高知でも参考になればと・・・お願いして話して戴きました。

7月18日、設立総会での平 朝彦先生の記念講演で、この液状化現象についても触れていただけます

 

平先生は、日本近海にあるメタンハイドレートなど海底資源の分布状況を地図で示しながら、"高知県近海には海底資源が豊富にあり、研究機関もある。日本、アジアを代表する「総合資源エネルギー立県」の大きな戦略を持ってほしい"とエールを送っていただきました。

 

 

 

 記念講演2:「海底鉱物資源―未利用レアメタルの探査と開発」と題して、25分 高知大学の臼井 朗教授にお話しいただきました。

臼井先生は、"マンガン団塊の世界的な権威者"と評されています。海底のレアメタル(希少金属)について探査を進めている立場から、日本近海には予想外に広く、濃度の高い資源があること・・・しかし採取への負荷などが不明なので、もう少し調査を進めてから開発すべき・・・と指摘されていました。

司会の桑名議員から、今年の寺田虎彦賞を受賞された先生の著書「海底鉱物資源―未利用レアメタルの探査と開発」が紹介され、受付で販売していることも知らされました。

 

記念講演3は、「MHを取り出すには、この方法」と題して、25分間 高知工科大学名誉教授・東京工業大学名誉教授の鈴木朝夫先生にお話しいただきました。

鈴木先生は、この取り組みの元になった国への「特区申請」

メタンハイドレート実用化研究から資源大国へ・・・特区申請資料から1

の理論的立役者として、県内企業が特許を取っている「メタンハイドレートの掘削技術」についての説明を簡単に行いました。先生曰く、"一言で言うと局所加熱法"。

この技術が、国家プロジェクトでの採掘に採用されるためには、まだ越えなければならないハードルが幾つかあることも話され、全国的な視野で技術分野の推進が必要であることが強調されました。

特別出演で「龍馬が語る・・・夜明けの新エネルギー」として、当会副理事長の一人宮本典晃(NPOももたろう企画代表・元キリンビール高知支店長) さんに、10分間おなじみの岩崎弥太郎姿で登場してもらいました。

宮本さんは、昨年1年間ずっと、高知駅前広場において岩崎弥太郎姿で、坂本龍馬の手作り紙芝居を、多くの観光客などに紹介してきました。(宮本典晃 さん
今年は、"志国高知 龍馬ふるさと博"の高知駅前にあるメイン会場の運営を担当しており、その取り組みを紹介しながら・・・高知の活性化の起爆剤になることを期待して、メタンハイドレートの国家プロジェクトを高知に誘致することを語っていただきました。

 

メタンハイドレート事務局

 

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連載第4回 若草幼稚園「すくすくの森」と子どもたち・・・生命の尊さと生命のつながりを学ぶ(その1 )

2011-08-27 | 2011年2月~の記事

連載第4回 若草幼稚園「すくすくの森」と子どもたち・・・生命の尊さと生命のつながりを学ぶ

 (その1 自分だけのものではない生命 )

 

       高知市若草幼稚園 園長 岡林道生 執筆 〔『保育の実践と研究』(第16巻第1号)より転載〕

 

 

 

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生命の尊さと生命のつながりを学ぶ 

 

 すくすくの森には多くの生命の営みがあります。その生命の営みに囲まれて子どもたちは一日を過ごします。草花を摘み、虫や小さな生き物を追いかけ、捕まえて遊びます。その行為が相手の生命を奪っているとか、そこに暮らす動植物の生命の営みに影響を及ぼすなどとはその時は気づきません。

 

しかし、虫や小さな生き物に対する親しみが増すに連れて、彼らにも家族がいるに違いないと考えるようになったり、なぜ草花はそこに咲くのだろうと考えるようになります。そして先生と一緒に「どうしてかな」と考えたり、絵本や図鑑をひもときます。そのなかで、自然の中にあるものは、それぞれに役割があり、つながりあって生きているということがわかるようになります。

 

すると子どもたちは、段々、むやみに花を摘んだり、虫を捕まえて乱暴に扱ったりしなくなります。以下では、子どもたちが実際に生命とかかわる中で、何を感じ、何を学んでいくのかについて述べていきたいと思います。

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Ⅰ 自分だけのものではない生命 

  

あるとき、昆虫の大好きなU太とU輝が、すくすくの森に着くとさっそく虫探しに草むらへと入って行きました。草が少し動いたことに目ざとく気づき、「何かおる」とU太、「どこ、どこ」とU輝、「そこよね、そこ」とU太が言いながら指をさすと、カマキリがごそごそと動いていました。「ほんとや捕まえよ」と言うや否やカマキリはU太の指にはさまれていました。

 

U輝「おっ怒っちゅうでこのカマキリ、見て、カマを振り上げて、おもしろいね」 

U太「ほんまや、ほんまや」 

U輝「なんで怒るがやろうかね」

U太「つかまるがが嫌やきよ」

U輝「そうでね」

U太「けんど、せっかくつかまえたきよ、幼稚園に持って帰って飼おうよ」

U輝「そうしよう、そうしよう、虫かごもあるきよ」

U太「先生によ言わないかん、黙って持って帰ったらいかんで。」

U輝「園長先生どう思う?」と側にいた私に聞いてきました。

私「どうかな。幼稚園に持って帰ってうまく飼えるかな。」

U太「大丈夫でね」U輝「大丈夫で。」そして、二人は担任を探して歩き始めました。

U太「U輝くん、このカマキリよ、ちょっと小さいね、子どもやろか」

U輝「そうでね、大人のカマキリはもっともっと大きいでね」

U太「そうでね」

 

二人は向かい合ってしばらくカマキリを上にしたり下にしたりして眺めていました。カマキリは、観念したのか、疲れたのか、もう抗うこともなく、指の間で目を右に左に動かすばかりです。

 

U輝「もし子どもやったらどうする?」

U太「連れて行かれたら一人になるで、寂しいでね」

私「そうか、カマキリにも家族がおるもんね。」

U輝「お父さんお母さんが探すかも知れんし」

U太「もとのところに返しちゃる?」

U輝「そうでね、そうしよう」

 

 また、ここにくれば会えるだろうし、今度会った時には大人になっているのかもしれないと、二人はもとの所にカマキリを返しに行きました。きっと、おとなしくなってしまったカマキリが、かわいそうになったのでしょう。子どもたちは、生き物の形や大きさから、自分や自分の家族に重ねて考えることがよくあります。この時も、このカマキリが子どもなら自分、自分だったら家族がいると思ったに違いありません。二人は勇んでカマキリを返しに行き、放ったときはホッとした表情さえ見せました。

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 このエピソードに限らず、子どもたちは虫やカエル、イモリ等いろいろな小さな生き物を捕まえて遊びます。大事そうに持っていると大概、まわりに友だちが集まってきます。そして、「それは何?何処で捕まえたが」から会話が始まり、捕まえたものを見ながら、捕まえた物の色や形、感触等について会話が弾んでいきます。

 

捕まえた物の家族構成に話がいくのは、子どもの特性なのでしょうか。以前、私たちが子どもに投げかけた言葉が脈々と受け継がれているのでしょうか。不思議にこれはお父さんやろか、お母さんやろか、子どもやろかと話が進んでいきます。そして、いなくなったら寂しいに違いない、悲しむに違いないと言い、帰る時には元いた場所か近くの草むらに返して帰ります。

 

子どもたちは、このような経験を繰り返しながら、生命は自分だけのものではなく、まわりの人々にとっても大切なものだということがわかってきます。

 

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HN:ちるどれん  

かしこくて、たくましい子どもに育てる(高知市・若草幼稚園の実践) 

若草幼稚園 「すくすくの森」と子どもたち  に関する記事 

HN:ちるどれん さんの記事

子どもの遊び場・高知 

子育て高知

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情報がてんこもり  「高知ファンクラブ」パート2    記事一覧はこちらから


8月28日(日)に サンピアセリーズ体育館で高知住環境パートナーズの夏休みお楽しみイベント ご案内

2011-08-26 | 2011年2月~の記事

8月28日(日)に サンピアセリーズ体育館で高知住環境パートナーズの夏休みお楽しみイベント ご案内

6回目を数える今年は、会場をサンピアセリーズの体育館をお借りして実施します。雨に悩まされる事はありませんので、気軽にお越しください。

8月28日(日)午前10時~午後4時まで

 

 

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 昨年の様子です。    家を建てたり、リフォームするには、いくつもの専門の分野が必要です。

高知住環境パートナーズは、お互いに信頼しあった仲間のプロ集団、専門を活かした方法で、訪れた親子の「ものづくり」をサポートしていました。

大変前向きな取組みに、取材をしながら拍手を送りました。

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HN:応援隊

高知住環境パートナーズ  さんの記事

HN:応援隊  さんの記事

 


7月18日(海の日)、高知県メタンハイドレート開発研究会の設立・記念講演会のご報告です。(その1)

2011-08-25 | 2011年2月~の記事

遅くなりましたが・・・7月18日(海の日)に開催された、高知県メタンハイドレート開発研究会の設立・記念講演会のご報告です。(その1)

画像は、当日記録担当をお願いした当会副理事長の大原正典さん(高知新聞広告部長)ほかを活用させていただきました。

当日は台風の接近で大雨が降る荒天の中、大部屋の「富士の間」に用意された200を超える席が心配でしたが、 幾つかの空席はありましたがほぼ満席になり、スタッフ一同参加者の皆様に感謝感謝でした。

会場の三翠園ホテルの担当者の皆様には、大変なご配慮をいただきました。次からの会議なども三翠園でやらしてもらうようにしようよ・・・とスタッフの皆さんからも声が出ておりました。

 

受付での 資料配付や会場への案内など、スタッフとして多くの方が参加してくださいました。

 

 

  桑名龍吾・高知県新エネルギー議員連盟事務局長・県議会議員の軽快な司会で、会議はスムースに進められました。

 

開会のあいさつを 浜田英宏・高知県エコ議員連盟会長・高知県議会議員が行いました。長年取り組んできた分野で、ご挨拶の中にもその片鱗と思いがうかがわれました。 

 

メタンハイドレート事務局

 

ブログ NPO高知県メタンハイドレート開発研究会 設立準備会

 

メタンハイドレート の取り組み 記事 目次

鈴木朝夫のメタンハイドレートのこと、もっと知りたいコーナー  


鈴木朝夫のぷらっとウオーク・・・マテリアル・マイレージ

2011-08-20 | 2011年2月~の記事

マテリアル・マイレージ   

             

              情報プラットフォーム、No.286, 7月号、2011

  

  食料の自給率が40%以下の日本、国民一人あたりのフード・マイレージが世界一の日本である。木材ならばウッド・マイレージ、石材ならばストー ン・マイ
レージであり、鉄やセメントなど建築資材も含めればマテリアル・マイレージが
対応する。「その場調達」でマイレージ(輸送コスト)を小さくすれば、環境保
護になり、地域経済にもプラスになるのだが、日本人は不足するものなら何で
も、海外から取寄せれば良いと思っている。 

 

  ヨーロッパの石積み建造物の場合、近くに石切場がある。日本でも、城壁の石材も近場での調達が多い。それでも重い石材を運ぶのは大変で、修羅 (そり)引く、浮きを付けて水中を引くなど様々な工夫が成されて来た。ギリシャのアテネで驚いたのは、全てが大理石だったことである。建造物だ けではなく、歩道のタイルも大理石である。遠くのオリーブの山々は大理石、納得である。地中海沿岸では、手近な安価な石材が大理石なのである。 

 

 

 

 

 


 決壊した堤防の仮止め工事で使う土嚢は「その場調達」そのものと言える。先日の高知新聞夕刊(2011/1/12)には、工科大発の土嚢建築が 紹介されていた。少量のセメントを加えた土砂を袋詰にした土嚢を、有刺鉄線で補強する工法である。面白い発想である。トン袋(フレキシブル・コン テナー)も仮土留めとして、また鉄線の金網の蛇籠に砕石を詰めて護岸として使われる。竹の蛇籠も昔は多かった。これらの詰め物の中身、土砂・砂 利・砕石など、その殆どが「その場調達」であり、マテリアル・マイレージを小さくしている。 

 

 

ご感想、ご意見、耳寄りな情報をお聞かせ下さい。

鈴木朝夫(すずき ともお)
718-0054 
高知県香美市土佐山田町植718
0887-52-5154
、携帯 090-3461-6571  
s-tomoo@diary.ocn.ne.jp   

 

鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」

鈴木朝夫の講演・出版の記録

環境保全で云えば、森林率84%の高知県だから、県産材を使ってウッド・マイ
レージを小さくしなければならない。土佐の森からの木の家を建て、それを長持ちさせて、CO2を貯蓄したい。さらに、持続可能な森に仕立て上げて、CO2を定期預金に廻そう。
木材を渡してその上に煉瓦を積む屋根、あるいはアーチ構造の屋根に積み上げている。内部は涼しく保たれ、暑く乾燥した気候に適して いる。雪の冬山での緊急避難的に作る横穴の雪洞では、急斜面が必須である。掘り出した雪の搬出に労力を取られないためである。横穴の雪洞とヤオト ンはよく似ている。アラスカのイヌイットがドーム状に積み上げる雪洞(イグルー)では、内側の床から圧雪ブロックを調達し、床を下げて行く。アド ベの日干し煉瓦と同じ発想である。いずれもその場にある土壌や氷雪を材料とする「その場調達」である。
 黄土高原では横穴住居である。崖に横穴、または中庭になる穴を掘ってから横穴を作る。この地下住居ヤオトンは断熱性が高く、冬夏を問わずに快適 だそうである。中近東では日干し煉瓦で家(アドベ)を造っている。日干し煉瓦は、繊維質の補強剤を練り込んで天火で乾かしたものであり、積み上げ て壁面を作る。
丸い川石の法面、角張った山石の法面、棚田の風情も異なってい る。ストー
ン・マイレージを子供ながらに読み取っていたようである。
 中国・雲南省西部は竹の宝庫である。ミャオ族は竹に関わる文化を持ってい
る。生活用品は勿論、家の壁や屋根、さらには橋も竹である。竹の揺りか ご
で、納骨は竹筒である。
子供の頃、父親の転勤で日本中を移動した。最も長距離は福岡から札幌で、3
の旅であった。中1の時である。煤煙に顔を汚しながら、車窓からの景色や風物
の変化を飽きもせず眺める旅であった。防風林・屋敷林の風情も異なる。トンネ
ルを抜け峠を越えると、粘土の種類に応じてだろうか、家々の屋根瓦の 色が変わっている。地域の個性が感じられ、集落の様子から環境の相違が見えてくる。

仁淀川町での今夏のイベント・取組のご案内をさせていただきます

2011-08-18 | 2011年2月~の記事

土佐の山間、高知県・仁淀川町に駐在する高知県地域支援企画員の西森です。
いつもお世話になっています。暑い中、いかがお過ごしでしょうか。

私がいる仁淀川町での今夏のイベント・取組のご案内をさせて
いただきます。ご興味がありましたら、下記のリンクへご訪問
くださいませ。また、ご友人、知人などへご興味のありそうな方への
転送なども大歓迎ですので、どうぞ、よろしくお願いいたします。


1)土佐に残る戦国ミステリー"武田勝頼落人伝説"で地域活性化
  武田勝頼土佐の会による"大崎・夏の陣" 8/20~21
  武田家 発祥の地(韮崎市)×伝説の地(仁淀川町)の交流あり。
  http://ameblo.jp/sup2410/entry-10987009923.html

  仁淀川町の素材を使った"かつよりくん弁当"ついに完成~♪
  http://ameblo.jp/sup2410/entry-10988561221.html


2)高知県・仁淀川町 山村自然楽校しもなの郷 2011年夏・限定特別企画!
  自然とふれいあい体験 in shimona  8/25~26 申し込み8/19

  山村自然楽校しもなの郷では、日頃は田舎体験やグリーンツーリズム
  に取り組んでいます。宿泊施設も備えておりますが、今夏のこのイベント
  では、あえて、大自然の中にある本施設の校庭にて持参テントで宿泊し、
  自然を満喫、体感します。(仁淀川町産のアメゴを使った燻製づくり、渓流トレッキング、
  バーベキュー、ドラム缶風呂、天体観測(本施設はNASA木星電波観測所でも
  あります)、森林観察・虫探しなど、盛りだくさんに行います。
  http://ameblo.jp/sup2410/entry-10973226910.html


3)大学生の皆さんへ(大学生・夏休み企画)観光産業への取り組み
  仁淀川町の歴史や文化、自然、食など資源を活用した旅づくりをミッションとした

  仁淀川町ふるさとインターンシップ活動に参加しませんか?
  詳しくはこちら↓  (ただし、テーマ2のみ募集中!平家伝説を追う旅づくりに参加しよう)
  http://ameblo.jp/sup2410/entry-10915170670.html


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高知県 産業振興推進部 地域づくり支援課
地域支援企画員(仁淀川町駐在)
Name: 西森文明(ニシモリフミアキ)
Add:fumiaki_nishimori@ken4.pref.kochi.lg.jp
Tel: 0889-20-2072   携帯 090-7780-8073
〒781-1501 仁淀川町大崎214 仁淀川町基幹集落センター
私のツイッターはこちら↓
http://twitter.com/nishimori69
私のブログはこちら↓
http://ameblo.jp/sup2410/
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仁淀川町PR 特色あるサイト!ぜひアクセスを!
■仁淀川町役場(行政・観光総合案内)
 http://www.town.niyodogawa.kochi.jp/
■武田勝頼土佐の会(伝説歴史ミステリー)
 http://katsuyoritosa.web.fc2.com/
■によど自然素材等活用研究会(エコ・地域づくり)
 http://www.2410riv.jp/
■山村自然楽校「しもなの郷」(自然体験型宿泊施設)
 http://www14.plala.or.jp/shimona23/index.html
■中津渓谷「ゆの森」(渓谷と温泉そして、フレンチ)
 http://www.yunomori.jp/
■安居渓谷「宝来荘」(紅葉、滝の渓谷美!バンガロー)
 http://www11.ocn.ne.jp/~horaiso/
■秋葉の宿「仁淀川町観光センター」(湖水の眺め最高!)
 http://www2.ocn.ne.jp/~niyodo/
■池川茶業組合(農林水産大臣賞受賞のおいしい新茶!)
 http://ikegawacha.jp/
■木と人交流館「木どり家」(安価に木工づくり)
 http://www5.ocn.ne.jp/~kidoriya/index.html
■田舎のコンビニ「おしおか」(お弁当もやっています!)
 http://oshioka.web.fc2.com/
■(有)土佐自然工場(イタドリキムチはいかが?)
 http://www.tosako.com/
■株式会社池川茶園(茶畑プリンできました!)
 http://ikegawachaen.jp/
■ビバ!沢渡!! 仁淀川町沢渡地区の茶農家さん!
 http://www.viva-sawatari.com/
■Bスタイル事業(地域資源で循環型地域生活をする定住社会づくり)
 http://2410style.jp/
■仁淀川観光(バス旅行は仁淀川観光で!)
 http://www.niyodo.com/

さらにリンクは増えていくかもしれません。
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HN:仁淀川町応援隊 さんの記事

仁淀川町ファンクラブ


8月14日(日)、早朝5時30分から「鏡川早朝ウォーキング」みどりの広場スタートです

2011-08-18 | 2011年2月~の記事

8月14日(日)、早朝5時30分から「鏡川早朝ウォーキング」みどりの広場スタートです。

お盆にかかりますが、予定通り実施いたしますので、お誘い併せてご参加ください。

 

7月10日のオプションコース、急きょ変更して・・・

  

嶋本勇夫さんが体調が悪くなり、急きょ根木勢介さん(ガイドボランティア)に変更して、

 

根木さんの「歴史散歩」を楽しみました。

 

   

このテーマは次回以降に持越しです。

「鏡川」、平成の名水百選になった「鏡川」には興味深い物語が沢山あります。 

 遠い昔、人々は夏の夜の涼を鏡川の川風に求めた:現代版鏡川まつりに繋がっている 

藩政時代から川の氾濫が繰り返されてきたのも鏡川

    :大堤防(おおづつみ)、築屋敷、水丁場 

オリンピック金メダル水泳選手を育てたのも鏡川:雑喉場(ざこば)橋下

 案内人は、「鏡川早朝ウォーキング」ファンクラブ 事務局長の嶋本勇夫さんガイドボランティア) です。

 

 

根木勢介さん(ガイドボランティア)の「歴史散歩」を楽しみました。

山内家ゆかりの話は、根木さんの得意分野?分かりやすく説明をしていただきました。

三翠園の前の公園や山内神社を散策しながら・・・説明に聞き入って、地元の人でも知らない事がいっぱいでした。

高知は、偉人に先生をつけて呼ぶ事は少なくて、龍馬や半平太、万次郎などと親しみを込めて呼びきりにする・・・などの話も出てきました。

 

 

 

7月10日は、浦戸湾7河川の一斉清掃とのこと。6時半頃には沢山の方たちが集まっておられました。

暑い中で、ほんとにご苦労様です。ウォーキング参加者の中にも幾人かが参加予定との事、ありがとうございました。

 

HN:鏡川 さんの記事 

 

鏡川早朝ウォーキング ファンクラブ 

「鏡川早朝ウォーキング」見所・名所・史跡案内

「鏡川早朝ウォーキング」 に関するページ

第1回 鏡川こども祭 目次

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鏡川流域の情報交流会 に関するページ   

 


鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」・・・なぜ四国に関東の三波川があるのか

2011-08-13 | 2011年2月~の記事

なぜ四国に関東の三波川があるのか

                                                情報プラットフォーム、No.2834月号、2011

  

  山田から、国道195号線と土讃線を陸橋で越える農免道路を南へ、なはり線の高架が近づくと道路左側に、中国四国農政局 高知三波川帯農地保全事業所の立て札がある。

 

 

登山で秩父山地を何度も訪れたことがあり、御荷鉾(みかぼ)山、三波川などの地名は記憶に残っている。だから 「四国には別な三波川があるのだろうか」と不思議に思えたのである。

 

 

折しも、「室戸ジオパーク」の活動が報道され、「仁淀川・四国カルストジオパーク」に特別の関心を 持ち、活動に関わるようになってきた。

 

 

 

                                   (鈴木朝夫説明図作)

 

領家は静岡県天竜川の支流水窪(みさくぼ)川沿いの奥領家による。黒瀬川は愛媛県西予市城川町(旧黒瀬川村)を流れている。

三宝山は龍河洞スカイラインの南端にある。仏像構造線は土佐市仏像に由来する。四万十帯は四万十川であり、中筋は宿毛市、安芸は安芸市である。

北部には関東地方の地 名、南には四国の地名が使われているのは興味深い。
御荷鉾構造線は「線」と言うよりは緑色岩類()としてレンズ状に幅を持つ部分がある。

一方で、黒瀬川帯は「帯」としては幅が狭く、秩父北帯と三宝山帯を分ける境界線的性格がある。両者とも地質図上では断続的である。

フィリピン海プレートが沈み込む南海トラフでは、プレート上の堆積物が皺寄せのよ うに重なり南海付加体を作っている。この付加体には、メタンハイドレート、泥火山、熱水鉱床、コバルト・リッチ・クラストなど鉱物資源が大量に 眠っている。しかも土佐湾沖なのである。眠りから覚めるときは何時?

 

 

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鈴木朝夫(すずき ともお)
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鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」

鈴木朝夫の講演・出版の記録


 地質学を取り付き難くしているのは専門用語である。地域の地名の付いた地層を示す術語、地質時代を示す術語、岩石の名称の術語、そして生成過程 を表す術語は馴染が薄くなっている。四国を事例とすれば、地層が東西に帯状であること、身近な地名が多いことなど近付きやすいと考えた。
三波川は、秩父の利根川支流の名称であり、また集落の名前でもあること、同じ地質が四国にも続いていること、崩壊を起こしやすい地層であること、そのための農地保全の対策が必要なことが分かってきた。