土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

秋祭り

2008年11月21日 09時53分00秒 | Weblog
11月18日香我美町山北の神社で、秋祭りが有りました。若い青年が、棒で組み手を披露うしました。棒を打ち合うと、中々迫力が有り、樫の棒が、たまに折れるほどです。若い人が一生懸命やる祭りは、活気があり、気持ちの良いものです。この棒打ちが終わると、毎年我が家も、ようやく薪ストーブの季節となります。昨日は、工房の、バケツの水が初めて氷ました。高知も冬本番かな ?                                                        

懸崖菊で日本文化を考えた。

2008年11月20日 09時34分43秒 | Weblog
香南市香我美町山北の,懸崖菊が満開です。シアトルから帰って来た友人を連れて、行って来ました。箱庭的な菊園を歩きながら、日本の秋を楽しみました。彼も年を取り、長く日本を離れ生活していると、見えなかった日本の良さを、感じるようになったようです。離れて見ないと、見えない事があります。日本の良さを一番感じているのは、日本に移り住んだ、外国の人かもしれません。ハーブママのブログに、庭師の、ポールスミザーさんの事が書かれていますが、戦後日本人は、日本的な事が恥ずかしい、ダサイと、外国の事ばかり取り上げて来たようです。しかし日本人の創りあげて来た文化は、誇る事はあっても、決して恥ずかしい物ではないのは、この頃の日本文化の評価を見れば、一目瞭然。建築の方も、戦後続いた、外国の建築の摸倣から、木の文化の、日本建築の再評価が進んでいますが、未だに、法律は一昔の物のまま。日本において、素材の確保が出来て、持続可能な建築は、木造建築だとおもいます。それは、環境にも、ダメージを与えず、国内の産業育成にもつながります。値段も、きちっと造った建築は、長い目で見れば安いのです。フランスで長く生活していた、足利君が言うには、給料が日本より安いフランス人が、日本人より、豊かなのは、長く住める、住宅を作るからで、25年前後の寿命しかない、ハウスメーカーの家を作っている限り、日本人は、働き続けなければ、いけないのかもと。

ツリーハウスが、雑誌ワイルダーの、表紙を飾りました。

2008年11月18日 09時10分50秒 | Weblog
新しく出版される、雑誌WILDER、ワイルダーに、梼原町の、FSCの森のツリーハウスが掲載されています。アイビーログ工房の建てた、香南市の、土佐の現代民家と合わせて4ページ、是非買って読んで下さい。何より驚いたのは、表紙をツリーハウスが飾っています。早刷りの本が届いたので、大学生に連絡。彼らも、思わず、「すげー。」と喜んでいました。この本は、家と言うより、生き方や、遊びまで幅広く乗っていて楽しめる雑誌だと思います。980円、値段も手頃だと思うし、売れるといいなと思います。学生達も、良い記念になるでしょう。もうすぐ書店に並ぶと思います。

二本の楷の木の紅葉が作り出す観光。

2008年11月17日 09時13分47秒 | Weblog
岡山のM邸から、高知に帰る夕方、Mさんの奥さんから電話があり、仕事の話の後で、「話は変わりますけど、閑谷の紅葉が見頃だそうですよ。」と言われました。私が、紅葉の時期に、もう一度行って見たいと言っていたのを、覚えていてくれたようです。高速に乗れば、30分程なので、ライトアップには、丁度いい時間に着くので、行って来ました。二本の、楷の木が暗闇の中、ひときわ鮮やかに浮かんでいました。この楷の木は、昭和天皇が植えた物だと聞きました。他に何も無い田舎に、大勢の見物客が来ていて、驚きました。閑谷学校と、二本の楷の木の紅葉で、これだけ人が集まるのかと。閑谷の建築や、成り立ちの物語が人を引き付けるのでしょうか。建築が後世に残るには、叙情、物語が無ければいけない。と言われています。私の里の家は、親父がの人と、大工さんと一緒に建てた物だと、聞いています。材料は自分で旬に伐り、置いていた物を使ったそうです。まだ車の通れる道も無く、川沿いの道からみんなで運んで建てたそうです。材料は、今の自分から見れば、高価な物ではありませんが、壊さずリフォームして、住み継いでくれてます。やはり兄も、壊せなかったのだと思います。私は、物語がある家を、創って行きたい。

長く愛される建築物。

2008年11月15日 21時14分24秒 | Weblog
岡山のM邸の周りの山は、広葉樹ばかりで、山全体が少しずつ黄色く色ずいてきています。今月末には紅葉も見頃となりそうです。最初この場所を見た時、日本昔話に出てきそうな感じの場所だなと、思ったのを思い出します。外部はもうすぐ左官の中野さんが、塗り終わります。土佐漆喰が緑色をしているので、施主のMさん、これで完成なの?と、いぶかしげ。実は、土佐漆喰は時間をかけて、だんだんと白く変わっていきます。家は、引渡しの時が完成では無く、人間と同じで年を取り、その時々に、住む人の感性に合わせ変化して行きます。今の住宅が20ねんから30年なのは、この家にこれ以上住みたく無いと言う気持ちになるためで、決して、住めなくなったせいではないのだと、思われます。古くなっても、貧しくならない素材を使う事が大事なのは、その為です。良い素材を使っている旧家や建築が残っているのも、その為です。文化財で昼寝をして、思うのは、その昔の人もここで昼寝していただろうと、想像できます。風が通り、木の肌触りが気持ち良い場所では、昔の人もきっと、同じようにしたのではと考える事は、楽しい事。そんな家を作りたい。家を買うのではなく、大工と一緒に創って欲しいと思い、ログハウスを建てています。そんな家はきっと、長く愛されると、思います。この家も、長く愛される家になってほしいと、思います。