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1月29日(土) 念願の湯河原温泉。

2022年02月02日 12時37分48秒 | 2022年

 7時起床。今日から1泊2日で湯河原旅行である。

 身支度を整え、妻が娘に朝食を食べさせている間にレンタカーを借りに行く。

 荷物を積み込み、8時半過ぎに出発。まずは根府川を目指す。東名と小田原厚木道路は空いていたのだが、伊豆方面への交通の要所である西湘バイパスの早川ICが工事の関係で通行止めになっており、全ての車が一般道に流れた結果、なかなかの渋滞になっていた。この時は30分も掛からずに抜けられたが、帰りはもっとひどいことになる。

 10時前、最初の目的地に到着する。しかし、娘が車酔いをしてしまい、嘔吐&号泣。最後の数キロの山道がかなり応えたようだ。これまで車酔いをしたことがなかったので気にしていなかったのだが、もっとゆっくり運転すれば良かった。ごめんね。

 着替えと休憩をしてから、「白糸マス釣りセンター」でマス釣りをする。

 川釣りと池釣り(釣り堀)が選べる。私たちは、難易度の低い池釣りを選択。

 川釣りを選ぶと、この川にマスを放流(1人5匹)してもらえるそうだ。

 私たちは、こちらの池で釣る。

 娘も無事に元気を取り戻し、走り出す。

しかし、釣りをするのは少し怖いようで、早々に諦めて応援に専念していた。

 最初に私がチャレンジしたが、魚たちには全く見向きもされず。妻に交代したら、すぐに1匹釣り上げた。

 妻からコツを聞いて再挑戦すると、私もすぐに釣れた。娘も大喜びである。結局、2人で2匹ずつ釣って終了。

 釣ったマスは、すぐに塩焼きにしてもらう。目の前で捌くところも見せて頂き、良い食育になった。娘は怖がることもなく、むしろ興味深々といった様子で眺めていた。命を頂くということの意味が少しでも伝わってくれたら嬉しい。

 思わず笑みがこぼれる美味しさである。娘も大いにハマったようで、1.5匹をペロリと平らげた。これなら、もう2匹くらい釣っても良かったか。

 付け合わせのレモンも美味しくて、娘もかぶりついている。大将に聞いたところ、自家栽培しているレモンだそうだ。確かに、周囲はみかんやレモンの木に囲まれている。そういえば、ここは神奈川でも有名なレモンの産地(片浦地区)だ。前職時代、片浦レモンを使った商品開発のお手伝いをしたこともあったっけ。

 安全運転で山道を海沿いまで下り、真鶴パーキングエリアで車を止めて海岸へ出てみる。

 海風がとんでもなく冷たいが、気持ちいい。

 1年半くらい前に小田原の海へ行った時にはかなり怖がっていた娘だが、今日は楽しんでいる。お気に入りの石も見つけて、大切にポケットへ入れていた。

 道路の向かいにある柑橘類の直売所「石橋センター」に寄る。娘が、先ほど食べたレモンをまた食べたいと言っている。

 様々な種類のみかんが売られていて、お店の方がたくさん試食をさせてくれる。娘も両手いっぱいにみかんを持たせてもらい、嬉しそうだ。

 まずは、レモンを1袋。お店の方によると、片浦地区で採れたレモンではあるが、「片浦レモン」ではない(片浦レモンとは謳えない)らしい。どうやら色々と複雑な事情があるようだ。

 みかんは、試食して私が一番気に入った「はるみ」と、妻が一番気に入った「石地」を1袋ずつ購入。はるみはポンカンに近い歯ごたえがある種類で、石地は皮が薄くて甘みの強い種類である。

 車へ戻り、湯河原へ向けて出発する。

 湯河原梅林(幕山公園)へ行ってみる。梅の開花に合わせて、来週末(2月5日)から「梅の宴」というイベントが始まり、湯河原温泉も繁忙期も迎えることになるのだが、今日も少しくらいは咲いているだろう。

 駐車場に車を止め、まずは公園の遊具で遊ぶ。山中の公園なので森に囲まれており、良い香りがする。

 梅林に到着。湯河原梅林は山の斜面に梅の木が植えられており、最盛期は山がピンク色に染まる。写真では伝わらないかもしれないが、今日もほんの一部染まっている箇所がある。

 来週末からのイベントに向けて、売店などの設営が進んでいる。

 山の斜面をのぼり、梅の木を見て回る。咲いている木の近くへ来ると、甘い香りが漂ってくる。

 いつの間にか随分のぼってきた。娘も頑張って自分で歩いている。

 見晴らしの良い岩にのぼり、少し休憩。

 再び少し公園で遊んでから、今日の宿泊先「おんやど恵」さんへチェックイン。前職時代にお世話になった社長さんが経営する温泉旅館で、前からずっと泊まってみたいと思っていた。

 子ども連れということで、角部屋を用意して頂いた。部屋は14.5畳の和室。標準客室でこの広さである。こたつが用意されているのも嬉しい。

 さっそく着替えて、温泉へ。娘は初めての浴衣を着て可愛い可愛いと褒められ、すこぶるご機嫌である。

 珍しく娘がお父さんとお風呂に入ると言うので、男風呂へ連れて行く。子連れ入浴で難儀するかと思いきや、終始ニコニコでとても良い子にしており、私の洗体中も横で静かに座っていた。

 人が少なく、露天風呂が貸切状態だったので、娘と2人でゆっくり浸かる。昨晩「明日は温泉に行くよ」と言われてから、娘はずっと入浴を楽しみにしていた。彼女の中では「温泉=広いお風呂」という理解なのだと思うが、朝から何度も「おんせんたのしみだねぇ」と言う姿が可愛らしく、実際に浸かってからも「おんせんきもちいいねぇ」とニコニコしていた。露天風呂の石の上に立ってみたり、お湯をばしゃばしゃしてみたり、湯船の中を歩き回ってみたり、存分に湯浴みを楽しめたようである。

 娘の赴くままに露天風呂⇒大浴場⇒露天風呂と移動し、なかなかの長湯になる。最終的には私がのぼせそうになってしまい、何とか娘を説得して上がってきた。

 ロビーに置いてある子ども用の昔懐かしいボードゲーム(野球盤)で遊びながら、妻が上がってくるのを待ち、部屋へ戻る。娘はこの野球盤が気に入ったようで、この後事あるごとに遊んでいた。

 夕食までの時間、自宅から持ってきたすごろくをして遊ぶ。娘のサイコロの振り方が独特で面白い。

 18時から夕食。部屋食である。子ども連れにはありがたい。妻は食前酒のゆず酒と生ビール、私と娘はみかんジュースで乾杯。

 娘のお子様御膳がすごい。ハンバーグ、海老フライ、蟹グラタン、カニクリームコロッケ、コーンスープにご飯にかけるカレーソースと、娘の大好物が目白押しである。

 大人メニューは、奮発して豪華版の「来福の膳」にした。前菜から手の込んだ品々が並んでいて、どれもしっかり印象に残る美味しさである。

 お造りは、金目鯛、ハタ、目鯛(レモン〆)、ぼたん海老。特に、ハタの脂ののりがすごい。レモンにハマった娘に目鯛のレモン〆を食べさせてみたら、これも気に入ったようだった。

 湘南しらすとツナのパスタ。梅しそソースで食べる和風パスタである。湘南しらすをこのように活かす発想が面白い。

 鮑のやわらか煮。おんやど惠さんの名物料理のひとつと言われている。柔らかく煮てはあるが、鮑のコリコリ感も残っていて、思わず唸る。そもそも、こんなに分厚い鮑を食べられることが稀である。

 飛騨牛のすき焼き。貧乏性で1枚1枚をとにかくゆっくり食べていたことに加え、娘がトイレに行ったこともあって、途中で火が消えてしまう。給仕係のお兄さんが熱々のお鍋を避けながらの火種交換に苦労されていたから、普段こういう客はいないのだろう。ご迷惑をお掛けしました。おかげで、夫婦ともに最後まで美味しいお肉を楽しむことが出来ました。

 白子、さつま芋、獅子唐の天ぷら。

 飲み物を追加注文。手搾りみかんジュースと湘南ゴールドサイダーを頂く。湘南ゴールドサイダーは、昔から大好き。

 牡蠣ご飯。この頃にはもうお腹いっぱいである。

 デザートは、自家製パンナコッタ、フルーツ、赤ワインゼリー。苺とみかんは娘に全て強奪される。

 大満足の夕食を終える。娘のお腹もびっくりするくらいパンパンになっている。

 布団敷きのスタッフさんがいらしている間、妻と娘はロビーに野球盤をしに出掛けて行き、帰りに売店でレモンゼリーと箱根ジェラート(清見オレンジ・湘南ゴールド)を買ってきてくれた。湘南ゴールドのジェラートが特に美味しい。実がたくさん入っていて、つぶつぶ食感が存分に味わえる。ちなみに、私たちは公式HPから予約したので、特典として館内売店で使える1,000円チケットを頂いている。

 娘を寝かしつけてから、妻は再びお風呂へ。私は布団に乗っ転がって本を読む。

 妻とゆっくりお喋りをしてから、日付が変わる頃に就寝。


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