社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

9月17日(金)

2010年09月18日 07時44分13秒 | 2010年

  6時起床。午前中は、先輩と一緒に夜に行われる経営セミナーの準備をしたり、事務処理をして過ごす。後者に関しては、国からの受託事業に関する起案を作成しているのだが、支援先1社毎に別個の起案をあげなければならず、それぞれに対して支援概要や予算を記載するので、結構手間がかかる。行政は典型的な文書主義の組織なので致し方ないのだが、この過程をもっと簡素化できたら、組織全体がより効率的に機能すると思うのだが。昼食は、中華料理屋「梅蘭」の「酢豚定食」。

  残った昼休みの時間を使い、auショップで携帯電話を修理に出す。代替機のお世話になるのはこれで何度目だろうか。動作確認及び修理には、例の如く1週間程度かかるらしい。よろしくお願いします。

  午後も事務処理に費やし、夜からは経営セミナー。このセミナーは、中小企業の経営者層を対象に、事業計画の策定方法を指南するものである。中小企業でPDCAサイクルを実行しているところは未だに少なく、それを定着させるためにもまずはPの部分を作らなければならない。そして、中小企業の場合、所定のフォーマットに沿って計画を立てることで、要件を満たせば「経営革新計画」の県知事承認を得ることも出来る。この承認を得ることにより、企業の社会的信用が高まると同時に、行政からは積極的支援対象と見なされ、各種補助金や低利融資が受けられるようになるのだ。また、計画を立てることで自社の現状と目標が明確となり、それによって両者の差やそれを埋めるための課題も発見することが出来るようになる。つまり、計画を作ることで、外部からの支援も受けられるし、内部環境も改良することができるのだ。もちろん、全ての企業がこんなにうまく行くとは限らないのだが、例えば、平成16年に経営革新計画の承認を得た企業とそうでない企業の3年後(平成19年)の経営成績を見比べてみると、付加価値額が3年前に比べて年3%以上向上した企業の割合は、前者が49.2%、後者が18.9%となっており(サンプル数は504社)、両者の間に明確な差が生じていると言える。今回のセミナーにおいても、あくまで目標は経営力の向上であって、計画の策定はその手段に過ぎない。今日は初回ということで、このような導入の話がメインだったが、次回からは具体的な計画の策定に入っていくこととなる。どの程度の成果が出るかはまだわからないが、とりあえず出だしは順調といえるだろう。

  セミナー終了後、片付けをしてから部長が差し入れてくださったドーナツを食べ、21時半過ぎに退社。今日は、迷わずグリーン車に乗った。帰宅は23時半前。途中でレンタルビデオ屋に寄り、中学の同級生と再会したため、少し帰りが遅くなった。その後、何だかんだダラダラと過ごし、2時半過ぎに就寝。

 


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