社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

3月14日(土)

2015年03月23日 22時52分45秒 | 2015年

  7時半起床。お泊りセットをリュックに詰め込み、家を出る。

  9時過ぎに会社へ。年度末まで2週間となったこのタイミングでようやく追い込まれ、私が事務局を担当している団体の決算に取り掛かる。こういう状況になると、「ちゃんと日頃から処理をやっておけば良かった」などと思うものだが、3年目にもなると達観し、「この時期に追い込まれるのは覚悟していたこと」と割り切れる。こうやってバタバタ、アタフタしないと、年度末らしさがない。


バタバタのお供に。

  14時過ぎに退社し、品川駅へ向かう。

  今日、3月14日は、JRのダイヤ改正の日。寝台特急の廃止や北陸新幹線の開業が注目されている中、その目玉のひとつである新開通の上野東京ラインを利用し、品川始発となった常磐線の新しい特急「ときわ」に乗る。始発駅の延長や新列車名称だけでなく、全く新しい座席利用方法が登場したことでも注目されている特急である。品川駅に新たに登場した常磐線のホームに到着すると、多くの鉄道マニアたちがカメラを持って歩き回っていた。私も彼らに交ざり、至るところでカメラを構える。

  品川駅15時14分発のときわ67号に乗り、友部を目指す。常磐線特急の新しい着席システムは、在来線普通列車のグリーン車に似ている。自由席、指定席という括りがなくなり、座席指定(特急)券の売れている席とそうでない席(空席)がランプの色で区別され、座席指定特急券を持っていない(座席未指定券を持っている)人は空席のところに自由に座ることが出来る、というシステムである。常磐線特急では、自由席が混んでいるのに指定席がガラガラということが多かったから、空席の有効活用という点においては、このシステムは有効だろう。しかし、座席指定券も未指定券も値段は同じで、かつての自由席特急券よりも高いことを考えると、実質的な値上げであり、頻繁に利用する立場としては釈然としない部分もある。

  品川を出て、次に止まるのは東京。品川から東京までは既存の線路だが、それでも常磐線の特急に乗って走っていると、何だか景色が違うように感じられる。

  東京駅を出て、いよいよ開通したばかりの上野東京ラインに入る。東京から上野までの新区間は、時間にすればわずか5分程度。しかし、鉄道マニアにとっては、至福の5分間だった。走る速度やポイント切り替えのタイミング、入線ホームなど、チェックしたい点は山ほどあって、ずっと窓に顔をくっつけていた。

  上野を出て、ポイント切り替えで常磐線の既存路線に入ったことを見届けてから、安心して眠りにつく。

  友部駅へ彼女に迎えに来てもらい、偕楽園へ。今日は、梅のライトアップに加えて、夜祭が行われる日なのである。

  到着した時にはまだ日が暮れていなかったので、まずは普通に梅の花を楽しむ。2週間前に来た時に比べると、たくさんの花が咲いていて随分と華やかになった。

  飲食の出店コーナーに立ち寄り、彼女がおすすめした五浦ハムの「ハム焼」を食べる。これが、食べてびっくり。ハムという響きからは想像できないジューシーさで、これぞ肉というインパクトがあった。そりゃあ、これだけ人が並ぶわけだ。

  日が暮れてから、ライトアップ会場へ。正直なことを言うと、ライトアップされているのは一部の区域だけで、少し残念だった。しかし、以前夜桜を見に行った時と同じく、梅も夜の明かりに照らされると独特の妖艶さがある。また、以前黄門様と写真を撮った広場では電飾のアートが飾られていて、その暖かい光で気持ちが穏やかになった。

  偕楽園に隣接した常磐神社では、書の披露や電子アートの展示などが行われていた。

  最後に、竹林を通る。梅も艶やかで綺麗だったが、夜の竹林も風情があって良い。風に揺られる音も心地良く、爽やかな気持ちになる。

  車に乗り、勝田へ向かう。お世話になっているコンサルタントさんが支援をしているお店「キッチン芥子屋」で、名物「常盤牛ビーフシチュー&ハンバーグ」を食べる。シチューのお肉はホロホロでとろけるし、ハンバーグもお肉の旨みが詰まっていて、箸が止まらなかった。こういうお肉料理を食べると、本当に幸せな気持ちになる。

  彼女の家に帰り、ホワイトデーのプレゼントを渡す。今回は、「PAPABUBBLE」のギフトセット(飴とグミ)。そして、神奈川が誇る酒蔵「泉橋酒造」が純米酒で仕込んだ純米梅酒「山田十郎」。泉橋酒造は原料からとにかくこだわっており、お米(山田錦)を地元で自家栽培している。今回の梅酒の梅も、小田原・曽我産の「十郎梅」というブランド梅を使用した一品である。彼女が梅酒を好むという情報を手に入れた時から、いつかはこの梅酒を飲ませたいと思っていた。その味は、これまでの梅酒とは全く違うものらしく、本物の梅の酸味と甘みがあるそうだ。「これを飲んだら、もう普通の梅酒は飲めない」とのこと。私も試しに一口飲んでみたが、確かに梅の爽やかな風味が透き通るように入ってきた。これは良いチョイスだったと、自画自賛したい。


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