「 悪 人 」 原作 吉田修一
(あらすじ)女性外交員の殺人事件。その犯人清水祐一(妻夫木聡)。
出会い系で知り合った光代(深津絵里)と逃亡。
逃亡中、2人は次第に惹かれあって、転々とする・・・
ちょっと、重くて、暗い、生々しい物語。でも、現実にありえる物語。
だから、映画にのめり込んでしまいました。
舞台が、福岡・佐賀・長崎というのも・・・
柄本明や樹木希林の脇役のうまさ。また、妻夫木君の好青年がした悪人。
さすが役者だと思いますね。妻夫木君に見えませんよ~金髪にして。
深津絵里の優しさのある女性。見事です!!
映画の中で、柄本明が言った言葉に、「今の世の中、大切に思う人が少ない」
だから、孤独になっちゃうでしょうかね??
「悪人」なんていないけれど、なにかのタイミングで「悪人」に・・・
それを、繋ぎとめてくれるのが「大切な人」なのかもしれませんね。
誰が、「悪人」になっても、おかしくない。
何か、色々と考えてしまう映画でした!!