イン・ザ・プール文芸春秋このアイテムの詳細を見る |
今回は、奥田英朗『イン・ザ・プール』を紹介します。本書は、患者よりも変で無邪気な精神科医伊良部一郎と変な症状で悩める患者との話である。患者よりも変わっている伊良部の言動や行動が笑える。患者も半分はあきれ返っている。無茶苦茶なんだけど、結局患者の症状は回復していくわけだから、優秀な医師なんでしょう。
5つの短編の概略
イン・ザ・プール:水泳依存症の話
勃ちっ放し:陰茎強直症の話
コンパニオン:被害妄想の話
フレンズ:ケータイ依存症の話
いてもたっても:確認行為の習慣化(強迫神経症)の話
5つの短編の中で一番好きなのは、「勃ちっ放し」ですかね。これは、私がこんな状態になったら嫌なんだけど、傍から見ていると面白いなあと思う。話の中でも結構面白く書かれてあった。
ちなみに、映画でイン・ザ・プールが上映されるんですね。伊良部一郎は松尾スズキがやるんだよね。陰茎強直症の患者はオダギリジョー、水泳依存症の患者は田辺誠一がやるみたいだ。まだ上映していない地域もあるみたいなので、公式サイトで上映時期等は確認してください。福岡は6/11からKBCシネマで上映される予定。
映画公式サイトはこちら
イン・ザ・プールの続編の『空中ブランコ』についても、近日中にレビューをアップします。
空中ブランコ文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
<変更履歴>
2005.6.2:一番好きな話のコメントと映画公式サイトの紹介を追加
2005.6.2:『空中ブランコ』の紹介を追加
「勃ちっ放し」の映像化は難しそうですね…。
「イン・ザ・プール」いけてましたね。
映画が非常に楽しみです。
阿部寛さんの伊良部役もかなりハマってましたが、松尾スズキとなると、更に「おかしさ」が倍増しそうな予感です。
ではでは。
自分と紙一重かもしれない話もあるし、自分がそうなったときに伊良部のような人に会えるんだろうか・・・。
なーんて思っているわたしは、自然と伊良部総合病院に足を運んでしまう患者とすでに同じかな?
>悪くなかったけれどデブな人にやってもらいたかった気がします。
阿部寛はスマートすぎるかな。デブな人だと、伊集院光とか石塚英彦ですかね。
>「勃ちっ放し」の映像化は難しそうですね…。
映画版では、患者役にオダギリジョーがやるみたいですね。
それでは失礼します。
映画版も楽しみですね。時間が合えば行きたいですね。「勃ちっ放し」の映像化を期待したいですね。松尾スズキをもう少し太らせたら伊良部そっくりになるかもしれないですが。
それでは失礼します。
勃ちっ放し、確かに自分だったらしゃれになりません。本当に怒りを我慢したら、勃ちっ放しになるのかが気になります。わたしだったら、たぶん伊良部総合病院にはいかないでしょうね。何かバカにされている感じがするかな。
それでは失礼します。
ドラマの「空中ブランコ」は面白かったですね。
「イン・ザ・プール」の映画も面白そうです。
最近は本の映画化が多いような気がします(^^;
この小説を読んだのは昨年のお盆だったかと思います。伊良部シリーズの続編が待たれますね。(もうないのかな)
映画は1話だけかと勝手に思いこんでたので、勃ちっぱなしも映画化になるとは知りませんでした。どんなんになるんだろう。見てて落ち着かない気分になりそうです(笑)
>最近は本の映画化が多いような気がします(^^;
本の売れ行きを見て、映画化するんでしょうね。売れる見込みがあるということなんでしょう。私は、本の映画化が悪いともいいともいえません。
それでは失礼します。
映画化されるのは、イン・ザ・プール、勃ちっ放し、いてもたってもの3篇ですね。オダギリジョーが持続性勃起症の役をするところが面白いですね。
それでは失礼します。