いつも、私たちをあたたかく迎えてくださるマルティン神父様・Father Martin。15年間、マラテ・カトリック教会で神父を務められています。(フィリピンに来られて44年…。タガログ語、ビサヤ語、イロカノ語…とフィリピンの各地の言語も堪能でいらっしゃいます。アイルランドの方です)。↓
この「Misyon」はタガログ語。「Mission」(伝道)の意味です。
マラテ・カトリック教会には、ミッション展示コーナーがあり、先日、マルティン神父様が案内してくださいました。
最初の部屋に入ると、センサーで自動的に照明がつき、そこに「Neal Oshima」(ニール・オオシマ)さんという方の写真パネルが展示されていました。ニューヨーク生まれの日系3世で、フォトグラファーとしてのお仕事の関係でフィリピンに在住されているのだそうです。
そして次の部屋に入ると、照明と音楽(グレゴリオ聖歌)が…。その部屋にかけられていた絵画です。↓
フィリピンの歴史の、主だったシーンも描かれていました。
そして、4番目の部屋には、太平洋戦争で被害を受けたマニラの写真の数々が…。白黒ながらも、当時の悲惨なマニラ、壊された教会の姿を、生々しく伝えていました。↓
その部屋のの一角の展示物。1945年2月17日のマニラ…。
ミッション展示コーナーは「Remedios Jubilee Mission Center」という建物の2階です。(許可を得て、どなたでも入ることができます。)↓
先日、教会の敷地内で、年老いた女性に、
「日本人(ハポン)かい?戦時中のひどさといったら…。私の家族や親戚の中にも、戦争で命を落としたものがいる…。(犠牲者のために)祈りなさい…。」
と話しかけられました。
フィリピンでも、戦時中に起きたことを知る生き証人は、高齢化により年々少なくなってきていますが、歴史の真実はいろいろな形で語り継がれています。