・ 親が生きている内は、子は親の有り難みが分からない。
・ 人は、家族に死なれて、初めて気付くことが有る。
・ 相手に死なれて初めて分かる、自分の落ち度、悪さ、そして相手の気持ち。
このような面が、人には有ります。
どうして、「死」「二度と会えない」という事を挟まないと、人は他人の気持ちや、有り難さ、自分の間違いに気付け無いのでしょうか?
・ 痛い思いをしないと、分からない。
痛さを体験しないと学ばない、気付けないならば、これでは動物的なサガと同じです。
でも人間は、痛い思いを体験しなくても、「思いやり」「想像力」により、学び、無難に変えることが可能なはずです。
人の多くは、
・ 自分は運が無い、不幸だ、と思っています。
しかし、それは事実なのでしょうか?
・ 凄く幸運だからこそ、「ソレ」で済んでいる。
という発想を持てない人が大半です。
この発想を持てない人は、感謝する思いが薄れます。これこそは、
・ 損する思考
・ 成功しない人間。
・ 現状が変わらない人。
が持つ思考のサガのパターンなのです。
幸運な人は、どんな逆境でも、
・ これぐらいで済んで、有り難い。
・ 生きているだけで、丸儲け。
・ 生活が出来るだけでも有り難い。
という超下から目線なのです。
不満の多い人は、「上から目線」「有り難さが分からない」人でもあります。
こういう人は、先祖供養も継続しません。
・ そもそもが、生きていることに感謝が出来ない。
・ 口では、「死んでも良い」とよく言う。
こういうサガ思考の人は、すべてに不満だけを見つけて、感謝の視点が無いのです。
これでは、何の成長も、幸運も、起こるはずがありません。
自分から捨てているだけです。
以上のような思考の相克(そうこく:対立する・削り合うこと)が消えて、
・ 生かされているだけでも有り難い、という原点に心が戻るまで。
転生(生まれ変わり)は終わりません。
トコトンまで、地獄の果てまでも、内在する神様は付き合います。
真の愛情からです。
「生かされているだけでも有り難い」
これに人が気付く為に、病気に成ったり、試練が来ることも有ります。
逆に言えば、普段から「生かされているだけでも有り難い」という気持ちを想起している人には、嫌な事も緩和されるか、来にくい、という現象に成ります。
このような「生かされているだけでも有り難い」という視点で生活することが継続した場合、その人には次に、
「何事のおわしますをば知らねども かたじけなさに涙こぼるる」(西行法師)
という視点、「神様の片鱗」に直感から触れ始めます。
これが更に進みますと、
・ すべては、神様だらけだった。
という視点が、生きながらにして分かり始めます。
これはもう、理屈では説明が出来ません。
自分で体験するしかないし、自然と体感します。
行けば分かるさ、の次元です。
まずは、痛い思いを体験しないでも、「思いやり」「想像力」で平穏な生活が継続するように心掛けたいものです。
生かして頂いて 有り難う御座います
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