歴史は繰り返すのか？

（フランスのカルカソンヌの城壁）


（フランスのエーグ＝モルト）

今朝の心に浮かんで来た光景は、紀元前から中世に掛けて築かれたヨーロッパの城郭都市（じょうかくとし：非常に高い絶壁の城壁で周囲を囲み、堅固に防御した小都市）の姿でした。

このような刑務所のような隔離された都市を「自ら」構築した時の農民・庶民たちの気持ちとは、いったい何だったのでしょうか？
＊　その時の首都は、どんな状態だったのでしょうか？
＊　自分の国を信用していたのでしょうか？

このような城郭都市は、ドイツも含めてヨーロッパ全土で見られます。
多くの女性達を保護していた修道院でも、信仰の形態を取りながらも、その実態は完全に外部からの侵入を遮断する要塞化したものでした。

今のEU圏は、交流の自由化により国境を無くしつつあります。そのため特に都会の治安が悪化しています。
その影響の顕著な例は、２年前の年の暮れのドイツ・ケルンでは、駅前の広場で３００人以上の女性たちがレイプされた事件が報道されています。

これもその時の被害者の数が異常に多かった為に、かなり遅れてやっと報道された訳です。
被害者が少数だったならば、個人の事件として報道はされなかったかも知れません。その後も色んな問題のネット報告が今も継続中です。（自由を言いながら実は報道規制？）

今回のフランス大統領選挙では、更に国境の自由化を推進する人が大統領に成られました（任期は５年〜１０年）。
フランスでは、去年も悲惨なテロが繰り返し発生しています。

これから、EUはどうなって行くのか？
人類の善意は通じるのか？
今のフランスの首都の雰囲気は？路上の光景はどう変わったのか？
歴史的な建造物の状態も含めて、関心を持って見て行くべきだと思います。

今日の話で言いたいことは、
＊　歴史は繰り返す。ヨーロッパの中世と同じパターンの繰り返し。
＊　地方都市は、自主防衛を始めるだろう。
＊　在留日本人は、その国の安全な田舎に別荘を持つことは悪くないこと。
＊　都会の住まいは、子供の勉強と、収入のために賃貸に住み、週末は地方で暮らすパターン。

このような想定も参考にして、自己責任で自己判断して頂ければ幸いです。
日本人はどこに住んでいましても、その国の大地・太陽・地球に感謝をする役目があります。
するも・しないも個人の自由ですが、元々がそういう遺伝子を持ちます。

日本人だけが八百万神（やおよろずのかみ）、すべての神様を認め、どんな信仰も許容し、万物に地球の精霊が宿ることを見て来た訳です。便所にも神様を祭るほどです。ウンコ様。

地球の大半の民族が、一神教しか認めない、他の信仰への拒絶、が根底に有ります。
日本人だけが、「別にいいじゃん」「ええじゃないか」（伊勢信仰）と大らかにスルーすることが出来ます。
実は、これは稀有なる特異性だったのです。
日本人は本能で、「すべては地球の精霊だ」「元は同じ」という直感の理解をする脳を持つ訳です。

深い海に囲まれた日本列島そのものが、今までは堅固な城郭都市だったことが分かります。
でも、これからは分かりません。
皆さんと静観して行きましょう。


（カレンダーの印の意味は「５月の自然観察日」を参照）

※　５月１１日は満月です。今日から３日間を防災意識で静観を。
満月は要注意です。特に関東地方。

生かして頂いて　有り難う御座います

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