伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

職人気質(しょくにんかたぎ)

2013-09-06 00:45:06 | Weblog

昨日は早朝から一度も雨に遭うことが無く、行く先々が晴れて行きました。
高速道路のパーキングエリアや、行く先々で色々な働く人々の御顔に会いました。どの方も、自分の仕事を懸命にされています。
ただ、少しその心の奥を感じ取りますと、一番多かったのが収入への不安でした。でも、ご自分が出来る最高のサービスを提供されていました。

日本人の特質として、「その」収入に見合う以上のものを「自分なりにする」という「心」を感じました。
この時に浮かんだ言葉は、「職人気質」(しょくにんかたぎ)という言葉でした。
私は、「ああ、日本人とは皆んな職人なんだな」と腑に落ちました。ある意味で頑固であり、金勘定だけでは無いのです。

外国の方々から、日本のサービスは世界一だと評価されているのは本当です。
外国では、お金を多く出す場所では、それ相当の最高のサービスを受けられるのは当然あります。しかし、国としての全体のサービスの平均値として、日本は断トツだと言われています。最高どころか、「信じられない」、更には「強制も無いのに普通に出来るその国民性が逆に怖い」と自分の国と比較して言う他国もあります。

そして、ふと気付いたことがありました。
日本の若者も大人も、仕事を辞めて病んで行く人が日々増加しています。
これは日本人特有の真面目な「職人気質」が、「自分自身を許せない」人が増えているのではないか?ということです。自分で勝手に自壊するのです。
でも、その人間の多くは、他人の誰々のせいだと自我では思っています。
しかし、本当の原因は、自分の奥に潜む職人気質の「本心」と、自分の自我との相違なのです。

では、どうすれば良いのか?
その職人気質の「本心」は、他人との優劣を求めているのでは無いのです。自我は、他人ばかり気にして、その違いに傷ついていますが。
自分の「本心」は、自分なりの最善を尽くしたならば、必ず満足します。そして、自分は安心することに成ります。
皆んな、自分自身との勝負をしているのが真相なのです。
もし病んだならば、自分自身に対して感謝の気持ちを出してみることは非常に有効です。

日本人が職人気質を持つ間は、まだまだ国は大丈夫です。
この日本の大地から、職人気質を誰もが授かって生まれ出ているのです。

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