百匹目の猿現象という30年ほど前に流行した精神世界の思想
がありました。 後年に、この具体的な根拠となるデータの
出所を追及された著者は、これが創作であると認めました。
この著者は、森羅万象を広範囲に追及して、生物学系9個の
学位を取得し、5種以上の言語を操る識者です。
生命学を追求した結果、精神世界の領域へ関心を持たれた
様です。
目の付け所のセンスは大変良いと思います。
本人自身が禅への造詣を有し、他の宗教真理の共通点に
気付いた上での発想だと思います。
ただ、猿をモデルにしたのが問題でした。
これは霊長類の長である人間では、真実の事です。
「ある生物の内で、ある行動、考えなどが、ある一定数を超え
ると、これが接触のない同類の仲間にも自然に伝播する」と
いう現象。 これを証明し説明するのは、簡単です。
それは、社会に置ける趣味や嗜好、音楽の「流行」を見れば
分かります。 ただ、流行とは必ず終わるものです。
この流行の期間は、人間のどの意識次元に共振したもので
あるかにより、変わります。
深い心の次元に広がるものは、長く長く真理として消えま
せん。
私達の心は、根源存在1つから分派派生したエネルギー体
です。 伊勢白山道の三位一体
(親・・根源神。 子・・内在神。 聖霊・・先祖霊)
へ向けた感謝想起を実践しながら、この世の現実の中に
自分が「生かされている」事を発見しようと意識的に努力を
して生きて行くと、そこに「絶対的な他力」の恩寵により
自心の振動数が上昇して行きます。 大いなる存在に
引き上げられる様に・・・。
親(根源存在)がハイハイする我が赤子に、こっちだよ~
と、手をたたく様に。
これは、瞑想や内観を通して得るには、数十年、いや、
今の現実界の霊的振動数では達し得ない領域にまで、
自然に短期間に向上達成させます。
自分が向上するに連れて、他人の中にも自分と同じ
神性(内在神)を感じ始めます。
このような段階の意識を経験しますと、「100匹目の猿」
の様な話を聞いても、比喩として真理を示唆しているのが
良く分かります。
正しく霊的成長をしている人には、全然違和感の無い事
が理屈ではなしに腑に落ちます。
この現実界の苦労は、自分が向上したい目的を持てなけれ
ば、本当の苦痛であり、ただの拷問です。
この目的を持てるかどうか、が問題です。
「馬に水を飲ませる事はできない」
「求めない者には、与えられない」 など、昔より言われて
います。
初発の原点である、向上心を持てる様に「して欲しい」と
他者に求めることには無理があります。
自身の心が、まだまだ、悩む必要が有る段階です。
本当に苦労した人は、明るく成ります。
これは言葉で説明するのが陳腐になるほどの苦労です。
だから黙って、笑顔になる苦労です。
中途半端な苦労は、人を泣き叫ばせます。
まだまだ元気です。
自分が生かされている原点へ感謝できる人は幸いです。
こんな自分でも「感謝してみたい」と表面的に努力して
みようと思える事は、長い長い魂の旅が過去に在ったから
です。 幸いな魂です。
生かして頂いて ありがとう御座位ます
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