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これだけで「弱った腎臓」が劇的に変化する「内臓トレーニング」8つの極意 「ツボ押し」「食事法」「ストレッチ」 202203

2022-03-14 13:03:00 | 健康関連

これだけで「弱った腎臓」が劇的に変化する「内臓トレーニング」8つの極意 「ツボ押し」「食事法」「ストレッチ」
   現代ビジネス 週刊現代 より 220314


👆ツボはいつ押すべきか
 腎臓は実によく働く臓器だ。血液を濾過し、一日に180Lもの原尿を作り出す。原尿には、体に必要な物質と、不要な老廃物が含まれており、前者は血液中に戻り、後者は尿となり排尿されていく。

「こうした腎臓の営みを通して人間は体内の成分を一定に保つことができています。

【写真】腎臓と脾臓を守る「内臓トレーニング」方法はこちら

 私たちが日々食べる物の量や内容は違うのに、腎臓の調整能力のおかげでいつも通りに活動することができているわけです」(『腎臓が寿命を決める』の著者で自治医科大学教授の黒尾誠氏)

 一方の膵臓は消化のエキスパートだ。

「膵臓は一日約1.5Lの膵液を作り出します。膵液は3大栄養素である炭水化物、脂質、タンパク質を分解する消化酵素を含んでいます。

 さらには血糖値を調節するインスリンを分泌し、血液に供給する働きもする。消化において最も大切な臓器です」(三重大学医学部附属病院の院長・伊佐地秀司氏)

 二つの臓器は「排出」と「吸収」という人間が健やかな生活を送るために欠かせない営みにおいて、最重要の役割を担っているのだ。

 しかし、ともに「沈黙の臓器」と呼ばれ、病に侵されても自覚しにくい臓器でもある。だからこそ、普段から腎臓と膵臓を労わり、鍛えることが大切だ。

 これから見ていく8つ(本文中の(1)~(8))の「極意」を実践すれば、腎臓と膵臓の健康と長寿を手に入れることができるはずだ。

 まずは、腎臓のケアから。(1)腎臓を鍛えるツボがあることをご存知だろうか。『疲れをとりたきゃ腎臓をもみなさい』の著者で寺林治療院院長の寺林陽介氏が語る。

「へその真裏の背骨部分から横に親指1.5本分外側に離れた場所にある『腎兪』というツボと、その腎兪からさらに親指1.5本分外側に離れた場所にある『志室』というツボです。

 ともに腎臓に効くツボで、だるさ、尿量の減少、慢性腎炎といった腎臓疾患を改善することができます」

 ツボの場所が分かったとしても、やみくもに押しては効果が期待できない。正しい押し方を知る必要がある。寺林氏が続ける。

「1.背中のツボ押しは最初に指を伸ばしたままツボの位置を確認します。それから、手を握りしめて、中指や人差し指の第3関節でしっかり押します。そして左右に10~20回動かす。

 背中なので指の力だけでは押しにくいという人もいるでしょう。その場合はしっかりとツボを押さえたあと、自分の体を前後左右に動かしたりして指をツボに食い込ませて、刺激すると良いでしょう。

 ちょっと痛いけど気持ちいいくらいの強さがいいです。両手が難しければ片手ずつ押しても問題ありません」

背中にある「腎兪」と「志室」,この二つのツボを押すだけでも,十分に効果はあるが,2.足のツボ押しでも腎臓を鍛えることができる。
 こぶしを作り,内側のくるぶしのやや後方,かかとのちょうど上あたりを,親指以外の第2関節を使ってグリグリと押してみよう。

 この付近には、「太谿」「大鐘」「照海」という腎臓に効く3つのツボがあるのだ。背中のツボ押しと同様に10~20回押すと良い。

 正しい押し方をマスターしたあとは、(2)ツボを押す時間帯に気をつけたい。寺林氏が言う。

「一番効果的なのは寝る前にツボ押しを行うことです。起きている間に働き続けた腎臓は、睡眠中に疲れを癒やし、力を蓄えます。

 その前にツボを押して、腎臓を労っておけば相乗効果が生まれる,というわけです。逆に言うと,胃腸に血液が集まる食後などにツボ押しをしたとしても、あまり効果は望めません」

⚫︎腎臓を衰えさせる食品
 腎臓への負担を軽減するためには歩くことも効果的だ。東北大学大学院教授の上月正博氏はこう言う。

「(3)ウォーキングで足腰の筋肉が収縮と弛緩を繰り返し、ポンプのように働くことによって、全身の血流が良くなります。歩いたあと、酸素や栄養が行き渡りやすくなり、腎臓の強化につながります。

 ポイントは息が切れるか切れないかくらいの速度で、できる限り大股で30分程度歩くのを意識することです」
 体調が芳しくなく歩くのがしんどい、コロナ禍なので、あまり自宅から出たくないなど、ウォーキングに抵抗がある人もいるだろう。

そんな人には(4)自宅で寝ながら簡単にできるトレーニングがある。
 それが、3.寝たままお尻ストレッチだ。
仰向けのまま両足の膝を直角に曲げて立て、片方の膝を横に倒す。無理せずに倒せるところまでで大丈夫だ。
 こんな簡単な体操で、股関節周辺の筋肉をしっかりと伸ばし、血流を良くすることで腎機能の働きを促進できるのだ。久しぶりに運動するという人は最初はこの手軽なトレーニングから始めてみよう。


 腎臓のために普段の生活において見直せることもある。まずは食べ物だ。黒尾氏はこう語る。

「(5)リンを必要以上に摂らないことが何より大事です」
リンは骨や歯の構成成分となる栄養素だ。リンは様々な食べ物に入っているのにもかかわらず、味もにおいもない。おまけに「見えない」から、意識することはほとんどない。
 そのため、多くの人が日々知らず知らず口に入れてしまい、いつの間にか大量のリンを摂りすぎているのだという。リンを必要以上に摂っていると、リンを排泄する腎臓に大きな負担がかかり、より早く衰えてしまうのだ。

 ではどんな食べ物を控えれば良いのだろうか。これがなかなか難しい。タンパク質はリンを多く含むので、従来は腎臓を守るためには「タンパク質を減らす」という治療が一般的だったが、それではタンパク質不足になってしまう。

 そこで着目したいのが食べ物の「リンの吸収率」だ。黒尾氏が言う。

「一般に動物性タンパク質よりも植物性タンパク質の方がリンの吸収率が低いということがわかっています。だから、タンパク質を摂るならば肉よりも豆腐や大豆で摂る、といったことを心がけるべきです。

 食品添加物に含まれるリンも問題です。特にお年寄りはラベルにリン酸塩が入っている加工食品は控えるべきでしょう。ハムやベーコン、かまぼこ、インスタント食品などは、リン酸塩が添加されている場合が多いので注意したい」

 食の次は入浴法の改革だ。東京慈恵会医科大学客員教授の川村哲也氏が言う。

「シャワーで済まさずに必ず湯船に浸かることです。熱い風呂ではなく39度ほどの(6)ぬるま湯に10分程度浸かることで、血流が改善され、腎機能の正常化につながる」

 膵臓を守る方法も見ていきたい。腎臓と同様に(7)膵臓に効くツボもある。アスカ鍼灸治療院院長の福辻鋭記氏は言う。

「足の内側の親指の付け根から鼠蹊部の真ん中までの箇所を沿うように、膵臓の働きを促進させるツボが並んでいます。『4.ひざ下ぜい肉流し』で下から上に、流れるように押すと効果的です」
 ろっ骨の下の「章門」と「期門」も膵臓に効くツボだ。福辻氏がこう解説する。

「『5.肋骨流し』で刺激していきます。肋骨の下の裏に指を入れるようなかたちでジワーッと押していくのがポイントです」



 最後に膵臓を守る上で興味深い研究をご紹介しよう。文部科学省が助成したある研究によると、一日4杯以上、コーヒーを飲む男性は膵臓がんの死亡リスクが、まったく飲まない人より4倍高いという調査結果がある。

(8)コーヒーを飲み過ぎないという習慣もあなたを膵臓の病から救ってくれるかもしれない。


⚫︎紹介してきた8ヵ条は、70歳以上で体力に自信がなくなってきた人であっても簡単にできるものばかり。気軽に始めて、健やかな長寿を目指そう。
『週刊現代』2022年3月12・19日号より

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