醉蝗茶房

80's&水滸&異常な日常

ダメな人たち其の5

2005年08月13日 20時15分05秒 | ダメな人たち
エピソード5:昔の上司M氏

さて、Y氏シリーズが飽きたので、今度は別の人でっす。
M氏は寨主が部長の時の事業部長でした。
この人もY氏同様、創業メンバで役員でしたな。

元々、寨主の部隊は大型案件担当部隊だったんですが、当然のことながらプロパーだけでは体制が整わないことが多く、パートナーさんをアサインして体制の補填をするのが常のことでした。
逆に言えば、パートナーさんが見つからないと、取れる仕事も取れないわけで、パートナーアサイン担当の調達部門が兵站部隊だったわけです。
ある年のこと、寨主の部隊は大善戦、計画に対して部門収支で+3千万の粗利を上げておりました。
部門の粗利率で33%だったかな?他部門と比べてもダントツでしたな。
が、しかし、この年は景気が良かったせいもあって、パートナーが3ヶ月待っても誰もアサインできないような年で、引き合いがあっても泣く泣く断らざるを得ず、売上が3千万ショートでした。
こう言う状況って、普通に考えれば中々ない状況なんですよね。
それだけ皆頑張ってくれたわけで、と言ってもやたら残業するとかでなく、非常に効率良く仕事進められた結果なので、課長以下相当自信を持っておりました。ま、当然ですよね。
なので、決算が終わった後、毎年定例で行われる事業部長との面談で、きっと「良く頑張ったね」と言われるものと部門一同考えておりました。
で、その面談にて...
M氏「今年度だけど、イマイチだね」
寨主「は?なんて言いました?」
M氏「成績が可もなく不可もなしって感じだってことさ」
寨主「え?どこの部門のことです?」
M氏「だから、お前のとこが」
寨主「え゛!だって、粗利で+3千万、粗利率で+5%っすよ、うち」
M氏「でもさ、売上3千万ショートじゃん」
寨主「そうだけど、それってパートナーアサインできなくて、引き合い断ったからですよ。今年のパートナーアサイン状況もご存じじゃないですか?」
M氏「そうね。でも、結果的にはプラスマイナス0じゃない、結局」
寨主「どこがです?」
M氏「粗利+3千万だって、売上3千万ショートなんだからさ」
寨主「あの...売上3千万のショートと粗利+3千万が等価だと言ってます?」
M氏「うん、簡単な話でしょ?初歩的な算数なんだから」
寨主「...」

役員としてのダメ度200%(@o@)
てか、これが真面目な会話であること自体、信じ難い。
席に戻った時、一人の課長が寄って来て、「評価高かったでしょ?次のボーナス、期待して良いっすよね?」と嬉しそうに言われたけど、遂に真実を話す勇気はありまへんでしたな...
ちなみにこの年、1億の赤をぶっこいた部門があって、全体責任とか言う理由で一律評価0(笑)

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