醉蝗茶房

80's&水滸&異常な日常

海賊版DVDに水滸伝を見た!

2006年03月05日 19時16分03秒 | 水滸
間違えないでね、『水滸伝』の海賊版DVDを見たわけじゃありません(笑)

さっき、「バンキシャ!」で中国で製造された海賊版DVDが日本で流通してるって話を取り上げてましたな。
コメンテーターの偉そうな奴は、「中国の文化度が低いからだ」的なことを言ってたけど、そうではないだろうと。
寨主思うに、あれは歴史的と言うか、既に民俗の一部だろうと。

宋代、政府が専売していた塩に対して、安い闇塩を提供するアンダーグラウンドな組織がありました。
『水滸伝』でも江州グループにはそんな匂いが漂ってますな。
庶民にしてみれば塩が欲しい、政府の塩は高いし、役人はエラそうで気に入らない。
それに比べて闇塩屋の連中の塩は安いし、売ってる連中も顔馴染みみたいなもんだ。
どっちから買うかは明白ですわな。
政府にすれば、財源を犯されるわけで、当然厳しい取り締まりが行われる。
安い塩が買えなくなると困るから、庶民は闇塩屋に手を貸す。

ま、DVDは政府専売じゃないから単純に同じではないけど、基本的な部分は同じ気がする。
「皆が欲しがってるもんを安く売ってやって何が悪い?」
「安く売ってくれてるもんを買って何処が悪い?」

如何ざんしょ?

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