醉蝗茶房

80's&水滸&異常な日常

ま、一般的な話、と言うべきかなぁ...

2007年05月11日 10時14分21秒 | まねじめんと
今日はPM、とゆーか、一般的なマネージャとしての話かも知れないけども、良くある話なんで。

何か人に起因する問題が発生した時、普通マネージャであれば叱りますな。
ま、叱れないマネージャってのも困りもんなんすけど(笑)
ちなみに、叱るのよ、怒るんじゃなくて。
怒っちゃってる人も結構見掛けるね、恥ずかしいことに(笑)
怒るってのは、同じ位置に立ってモノを言ってる証拠っす。
所謂喧嘩と同じで。
この状態の人って、ヒートアップしてるだけで、「何をどうすれば良いのか、どうしなければいけないのか」をさっぱり語らなかったりしますね。
通常マネージャってのは管理責任を負って、その分余計に給料貰ってる人なんで、喧嘩してちゃいけませんな。
叱るってのは、あくまで”指導”ですからね。
「俺は人様を指導できるような人間じゃない!」なんてーのは無しです。マネージャの給与貰ってんなら。仕事としてやってください(笑)

で、叱るにしても、どこに基準を置くのかってのが本日のお話で。
通常、自分より立場が下の人ってのは、経験なり見識なりスキルなりの違いから部下になってるわけです。(ま、世間には理解不能な理不尽な理由で上に立ってる人もいるけどね)
つーことは、当然のことながら、能力的には下の可能性が高いわけですね。
尤も、全ての能力ってことじゃないですよ、当たり前だけど。
マネージャ、リーダのスキルと言う範囲において、ってことよ。
でね、仕事できる奴に有り勝ちなんだけど、自分を基準にしちゃうんだな、叱る時に。
「何でこんなこと出来ないの?」の”こんなこと”ってのは、人によって違うのが当然なのに、自分の能力が80だとすると、60の能力の部下に80のパフォーマンスを要求しちゃうわけですわ。
でね、更に上のマネージャにしてみれば、「お前だって彼くらいの時はそうだったじゃん」と思っちゃうことが多くてですね(笑)
で、叱ってる奴呼んで、そんな話をして指導するわけです。
ただ、この言う叱り方をする奴ってのは、基本的に仕事ができるんで、ちょっと肩に力入り過ぎでこうなっちゃったりしてるだけのケース多いので、↑みたいな話をしてあげて、自分でそれに気付けると更に一段伸びたりします。

要するに...
上にいる人ってのはかつては下にいたわけで、下のことが理解できる筈。
下の人はまだ上になってなけりゃ、当然上の世界なんか知りようがない。
だから、基準は相手に合わせてあげないといけないんす。
至極簡単なことなんだけど、これを忘れちゃってるのよね。

で、60の能力の部下にちょっとだけ背伸びさせて、65のパフォーマンスを出させるんす。
今まで60のパフォーマンスしか出せなかったのに、叱られたことで65のパフォーマンスが出せれば、叱られた方だって自信になるし、指導して貰ったお陰だってことに気付きます。普通の人なら。

答えそのものを教えるようなのは、指導としては最悪なんで要注意っす。
「人間とは考える葦である」とか、昔の偉そうな奴が偉そうに言った筈だけど、人ってのは自分で考えないと、さっぱし生きてる意味がありません。
なので、ヒントを教えてあげるのが良いかもっす。
で、できたら褒めてあげる。人によっては褒められることで伸びる人もいるから。人によっては褒めると図に乗る奴もいるので、緩急は人を見て(笑)