長岡育英センター・ブログ

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フェイスペインティング

2005-10-12 22:06:38 | きょうの育英
顔に色を塗りました。
フェイスペインティングです。

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きょう水曜日の育英センターでは、ついに
みんなに作品展の育英センターのテーマを
発表しました。

そう、「ぼくらのヒミツキチ(仮)」です。

で、どういう風に作るのかは明日以降の課題と
いうことで、きょうは個人製作?あるいは
共同製作になるあるものに使うための写真を
撮りました。

そのために、みんなの顔にフェイスペインティングを
したのです。








ドラえもんシリーズ・1号。


ドラえもんシリーズ・2号


ペイントをしている風景。
使ったのはポスカ。

「よい子はマネをしないでください。」


ドラえもんシリーズ・3号





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出来は、いかがでしょう?

楽しそうですが、結構ペイントを落としにくかったです。
しっかり落ちていなかった人もいたかも知れません。

お風呂でよく落として下さい。……ごめんなさい。

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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上


最近読んでいる本

2005-10-12 06:57:16 | 川上のひとりごと日記
咳で目が覚めました。

びっくりするくらい連続して出たので、なにか
続いて出るかと思うほどでした。

風邪を引かないように、気を付けて下さい。

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さて、早朝にお送りする日記は
「川上が最近読んでいる本達」の紹介です。

川上は実は本を読むのが好きです。
文章からはあまり感じられないかもですが。

で、いつ読むのが多いかというと、第1位は
トイレです。第2位はベッドサイド。第3位は
やっと起きている時普通に机に向かって。

ある時から自分のまったく知らない世界のことも
本にはたくさん書いてあるということに気づき、
本屋さんでは必ず自分の専門と違う種類の本も
買うようにしています。

自分の専門ってなんだろうかって話ですが…。

たとえば、自然科学はまったく弱いし、理科系は
まったく弱いのですが、そういう本も数冊に1冊
くらいは買うようにしています。

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というわけで、最近読んでいるトイレ、ベッドサイド、
机周りに落ちている(置いてある)本の紹介です。

書評でもないし、お薦めでもないのですが、まぁ、面白い
本の紹介です。


・新潟日報社『新潟日報の168時間 中越地震と新聞発行の記録』
(新潟日報事業社、2005年)

高度に情報化が進み、いつどこでも携帯で連絡ができて、
インターネットで瞬時に世界中から発信される情報も
見ることができて、ニュースだって天気予報だって
交通情報だって、どこにいてもリアルタイムに知ることが
できる現代。

その便利さに慣れた中で、昨年の新潟県中越地震が起きた。

わたし達も通信手段の確保には大変な思いをしたが、
プロの現場も、情報を発信する側も同じ地震の中にあった。

その中で、命がけで取材をし、新聞を作り、情報の枯渇した
被災地に新聞を届け続けた新潟の地元紙「新潟日報」の
168時間の記録が本書である。

ブンヤと言われる新聞記者達も、地震により引き起こされた
たくさんの人間ドラマの中で、涙しながら記事を書いていた
ことを知る。

クールなイメージの新聞記者と、なんとなく地元の
おじちゃんおばちゃんのイメージが強かった新聞配達店の
人々が、災害時には命がけで、それこそそれぞれの自宅も
生活もままならない状態でありながら、新聞の製作・配達に
執念を燃やしていたことを知り、涙する。


地震の翌朝だった。保育園の体育館で、ほとんど眠れずに
夜を過ごして、精神的にどん底にまいっている保育園職員、
そして川上達がいた。その目の前に、ブルンブルンと一種
懐かしいバイクの音で現れて、何くわぬ顔で(いや、実は
大変だったのだろうが)新聞を配達して回っていた新潟日報の
青に黄色のジャンパー姿が、ひどくまぶしく、頼もしく感じた。

「新聞配達しているのですか!?」と当たり前のことを
当たり前に大きな声で聞いて、ホッとするやら、驚くやら、
涙を流しながら、世界は普通に回っているのだと感じたことを
思い出す。

あの日のことを思い出すのは本当はつらいけど、
冷静に目の前の現実、目の前の世界をとらえようとしていた
自分も思い出す。新聞記者には絶対なれないけど、これからも
新聞記者は応援したいと感じる一冊。もちろん、新聞配達の
皆さんも応援しています。


・小林新一/村山砂田男『良寛のウィット 俳句のある風景』
(考古堂、1991年)

良寛の里には近いところに住んでいながら、良寛のことを
何も知らずに34年間生きてきてしまった川上。

良寛様と言えば長岡駅の待ち合わせ場所くらいにしか
思っていなかった男が、ついに古本屋で手にした一冊。

俳句という世界で最も短い詩を駆使する良寛さんは
みごとな切り口で良寛的に世界を映し出す。

お気に入りの俳句は以下のもの。

「柿もぎのきんたまさむし秋の風」

解説は不要であろうが。男性にはわかる、秋のわびしさを
どこまでも感じさせるウィットのある句で、これぞ、
「人間良寛!」と感じる一句である。

他にも有名な俳句も入っているが、きれいにまとめてしまっていて、
「柿もぎの~」ほどのインパクトはない。この本を買わせる
きっかけは間違いなくこの「柿もぎの~」であった。

良寛との境界が埋まってきたように感じる。

……気のせいかも知れないが、そんなきっかけで興味を
持ってもいいのではないかと思う。

「ぬす人に取りのこされし窓の月」
「きませきみいが栗落ちしみちよけて」
「手拭(てぬぐい)で年をかくすや盆踊(おどり)」
「ほろ酔(よひ)のあしもと軽し春のかぜ」
「鶯(うぐひす)にゆめさまされし朝げかな」

良寛は、変人だと思っていたが、ちょっと面白そうだ。


・監修 上野動物園園長 小宮輝之/へんなもの解明学会編
『とってもへんないきものたち』
 (辰巳出版、2005年)

姿、習性、大きさ、それに悪魔的という、これら
一応4つのくくりで「ヘンな」生き物たちが集まった本。
何より表紙の絵と、ぱらりとめくった中のページの
精密な絵に感動して買った。

自分の理解力と想像力を越えた姿形のものを人は
「ヘン」だと思ってしまうのだろうか。

理由もなく確かに生理的?とも思える嫌悪感を感じさせる
生き物も確かにあるが、次に考えるのは、どういう理由で
彼らは数千年・数万年の進化の過程でそんな形になって
しまったのかということ。

生き物好きの人にはおすすめの一冊。

また、自分の知らない世界が確実にあるのだと感じたい人にも
お薦めの一冊。

まったく、世の中まだまだ知らないことだらけなのだ。


・市川拓司『いま、会いにゆきます』 (小学館、2003年)

言わずと知れたベストセラーだが。

DVDで見て、疑問がたくさんわいてきたお話。
それも、中途半端に見ていたから。

どうして「たっくん」は人ごみがダメなの?
どうして卵焼きを焦がしてしまうの?
どうして澪は雨の季節が終わったら帰るの?

答えは出てくるが、ただ一つ、たっくんは市川拓司氏
本人のことなんだろうかという疑問が新たにわいてくる。
そこのところどうなんだろう。

それはともかく、自分にも誰か懐かしい人が尋ねてきて
くれないかなぁと微かに希望を持ってしまったりする。
そして、忘れていた中学・高校の頃の懐かしい自分を
また思い出させてくれるのだ。

ため息が出る一冊。

ちなみに、この本はトイレで読んでいる。


・ドナルドキーン『果てしなく美しい日本』 (講談社学術文庫、2002年)

ドナルドキーン氏とは、かつて新発田でリアルで会った
ことがある。12~3年ほど前のことだ。

会ったというよりも、「講演を聴きに行った」と言うのか(笑。

氏の日本論はたくさんの本で書かれているだろうが、
この本の第一部は中でも若い頃に書かれたもので、ほぼ50年前の
日本を基準に書かれている。出版は1973年。

もともと日本を海外の人々に向けて紹介するための本として
書かれている。日本人が忘れてしまっている、あるいは
気付いていない日本の特徴、良さ、美しさを日本大好きな
外国人としての視点で描写している。

が、それよりも時折見える氏の主観的なコメントに、
「へー日本って、そんな風に見えるんだー。外国の人は
そう解釈してしまうのかー。ちょっと間違ってるけど。」
というインパクトの方が強く、なかなか面白い。

正しく情報発信していかねばならないのだなと感じてしまう。
それも少し違うか。


そういえば、彼の講演での日本語は、上手ではあったが、
決定的に間違った言い回しを繰り返し言っているところが
あったのを記憶している。どういうフレーズかは忘れたが。

もはや誰も指摘してあげられないところに、大御所となって
しまったキーン氏のつらさを感じる。がんばれ、キーン。


・妹尾河童『河童が覗いたヨーロッパ』 (話の特集、1976年)
(現在は、新潮文庫から出ている)

河童氏の文章はおもしろい。

冷静で淡々とした観察で作り上げられる「俯瞰図」の
みごとさは一見に値するが、文章も同じく河童的な
視点で冷静に淡々と一歩引いたところから語られていて
おもしろい。

河童氏の「トイレまんだら」や「インド」もいい。
もう、あちこち覗きまくってもっともっと精密に描いて、
書いてほしい気持ちになるのだ。

本職は舞台美術(?)だということだが、川上の中では
いつまでも俯瞰図の人である。覗く人である。

amazonのレビューを読んでいたら、子どもでも喜んで
読めるということなので、センターにも置いてみようかと
思う。乞うご期待。

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ということで、朝から長々と本の紹介でした。

トイレで、さっそく本の続きを読んできます。

では。

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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上
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