昨今のニュース、事件記事を見ていると、
「衝動的、短絡的」な事件が目に付きます。
しかも、それはゆとり世代がどうのこうのではなく、どの年代、世代でもありうる現象となっています。
明日はわが身だと感じる一方、そんな物騒な世の中だからいつも注意していないといけないと自戒しています。
以下、事件記事を転載いたします。
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帰宅途中の女子大学生をはさみで脅して現金などを奪ったとして、大阪府警枚方署などは２７日、強盗容疑で、大阪府枚方市の私立大学生、野口航（わたる）容疑者（２６）を逮捕した。
同署によると「全く記憶にない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は２３日午前０時５５分ごろ、同市中宮本町の路上で、帰宅途中の女子大学生（２２）の背後からはさみを突きつけ「静かにしろ」と脅し、現金約４千円とスマートフォンを奪ったとしている。
同署によると、周辺では同日午後９時２５分ごろにも、男が２０代の女子大学生からスマートフォンを奪い、女性の右腕を刃物で刺して逃走する事件が発生。同署は防犯カメラの映像などから野口容疑者が関与した可能性が高いとみて捜査を進めている。
（転載ここまで）
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２６歳で大学生ですから、当然人生に迷っていたのでしょうね。
大学辞めればいいだけのはなしなのですが、大学は遊びに行く場所で怠惰になる場所ですからね。
何処の世界で自分の好きなことだけやっていて生活していける環境があるのでしょうか？
被害にあった方も本人も気の毒としかいいようがありません。
「世の中の評価、他人の評価、多数決にしたがって生きる」のが人生の目的設定になっています。
しかし、それらはあくまで目的でなく、目標ではないでしょうか？
「目的は不変。目標は上げ続ける」
これこそが人生で大切な考え方ですが、
誰も人生の本当の目的を教えてくれない世の中ですから、
目の前に見える解り安い目標を達成すること
現代社会は「何か達成すること、達成することによって得られる満足感、達成感自体」が目的になってしまっています。
それは大間違いです。
目的があり、それを手に入れる、成し遂げるために、目標を立ててクリアしていく。
これが正しい。
しかし、目的がわかっていなければ、目的地点を決めずにドライブにでかけるようなもの
つまり「ぶらぶらしているだけ」
となってしまいます。
子育ての視点からみると
おおよそ人生の前半である１０代は、
「有名大学に入ること、自分の就きたい仕事をして生活すること」
が人生の目的設定を親にされてしまいます。
勉強しないと叱られる。スポーツしないと叱られる。
単純な図式です。
「テストで成績出せていれば赦される、部活、運動で良い大会成績さえ出していれば認められる」
世の中の親なんてその程度なのです。
親自身が、大学を卒業して有名企業に就職して、車買って、彼氏彼女みつけて結婚して、子供作って
家買って、、、、、
くらいしの人生しか知りませんし、それが正しい人生であり、目的だと錯覚しています。
つまり、年齢に関係なく、全ての世代が人生の目的を知らず、
小さな頃から、
「目標を達成することが目的達成することだ」
とずらされて認知しています。
目標を達成してもそれは一時的なものです。
なぜなら、その目標は時が経てば、変わっていきます。
次元がどんどん上げられていきます。
小学校１年生の問題を高校生が解いても凄くありません。
高校生には高校生の解かなければならない問題があります。
そして、人間には動物とちがった創造目的が存在します。
動物は、生きること、つまり生命を維持し、種の保存をすることが目的です。
生存欲求を満たすことが動物の日々の目標であり、今日一日良く生きたいなどは動物は考えていません。
究極的には
「いかに楽に生きるか？」
「いかに安全に生きるか？」
ぐらいしか動物は考えていないのです。
人間に視点を戻すと、
現代に生きる私たちも
動物的になっていないでしょうか？
いや、
「人からの誉れや欲望を満たすことばかりが目的となってしまい動物以下になっている」
かもしれません。
目の前の欲望を満たすために、道徳や下手したら法律さえ破ってしまう。
今回の転載記事のようにならないために
子ども達には、人生の目的をしっかりと伝えていかなくてはいきませんね。
つまり、子育てとは、
「目的を明確にしてあげること」
そしてその目的を達成するために
「目標設定の仕方を教えてあげること」
が重要となります。
そして、私たち親が、目的を知っていなければそれができないという事実を
認知するところから始めなければなりません。
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