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旧精神科医療は思想警察なのか?

デフレの行方、社員を現場から減らすリスク

2017年05月16日 | マネジメント全般
現代は、消費の二極化が進んでいるように思えますが、流通後期の現場で働いていると、現実が見えてきます。
客が買い物をする時、一番欲しいものは何でしょうか?
それは、ずばり
『値段』です。
ポップやら、産地やら、原材料やら情報がありますが、消費者は『値段』しか見ていない。
消費者は一円でも安く買いたいと思ってます。
ベンツやBMWやレクサスに乗って、ディスカウントショップや安売りスーパーにマイバックを持参して買い物にくる姿を見て、『現代人は見栄を張ってるだけで、現実日用品や食品は一円でも安く浮かしたいのだ』と分かります。
つまり、本当に裕福な層はアメリカのように人口構成よ5%未満なのかもしれません。
本当に裕福な人達は毎晩外食ばかりしたり、高級ホテルや、休みは高級リゾートに遊びに行くという、贅沢三昧している人達で、そんな人実際周りにはそうそういません。
大手流通小売業のコンビニは軒並み日用品やら日配品を5〜10%プライスダウンしました。
本当の理由は売り上げが伸び悩んでいるということつまり、消費自体が縮小していることが原因なのです。
売価を下げて消費を促したいのが狙いですが、売り上げが上がれば、補充作業やらレジ打ちが忙しくなるため、また沢山パートを雇わなければならなくなる。
大量にパート、アルバイトが必要なのですが、どこも人員不足のため、賃金が低かったり労働環境が悪いと人は来ません。
結果として売価を下げて問題解決しようとしても効果が薄いため、『経費を縮小する作戦』、つまり人件費、社員人件費を削る作戦になるのです。
現場から社員がどんどん削られていく中で仕事をしていると、『医療業界は良かったなぁ〜』なんて呑気に考えている暇もありません。
医療業界は制度ビジネスのため、人手不足が起こらないように設定されてます。
収益を上げるには、パートで回すのが鉄則ですが、パートは定着が低く、責任感がないため、信用商売ではイマイチ弱いです。
さて、パートやアルバイトばかりにすると、お店はどうなるでしょう?
結果的にいうと、パートの人達が徒党を組んで、パートリーダーやら、社員に近いパートを追い出しにかかります。
ぶどう園の農夫のたとえ話のようになります。正しい人は全て殺されてしまい、そして、結果的に労働者達も管理人から裁かれてしまいます。
そういう意味のたとえ話ではないかもしれませんが、ああ、聖書の通りだなぁ、悪貨は良貨を駆逐するのだなと実感できます。
つまり、このように、人件費をケチると現場が崩壊していくということを言いたいのです。
そうすると、結果的に安く売る店が潰れてしまうため、消費者は安く購入することができなくなる、訳です。
安く売る努力は必要なことですが、それに固執してしまうと、結果的に安く売ることができなくなるつまり、適正価格は、買う側でなく、売る側が決めるのかもしれません。
これだと経済民主主義の成れの果てを言ってしまいましたね。
顧客はお店が潰れようがメーカーが倒産しようが何とも思わず、ただ安売りスーパーをはしごするだけの欲の塊だというたとえ話かもしれません。
誰の生活を支えるのが使命なのでしょうか?
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