ケネディスクールに来て以来、韓国人の友人に対して尋常ならぬ親近感を抱いていること(“片想い”でなければよいですが・・・)については、「Japan Korea Trip 2007」でも触れましたが、今日また、一人の韓国人の友人と非常に印象的な時間を過ごすことができました。
キム・ソンフンさんは、同じMPP(Master of Public Policy)プログラムに所属する二年生の先輩。韓国で . . . 本文を読む
昨日に引き続き、日本をケースにしたComparative Politics(比較政治)について、今日は、実際の授業の様子を紹介したいと思います。
Culpepper教授からは以下の二つの問題提起がありました。
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① 日本の民主主義は、Corporatism(協調主義)といえるのか?
② 小泉前首相は、なぜ強力なリーダーシッ . . . 本文を読む
日本人にとってお馴染みのお二人がスクリーンに大写しになっているこの教室。秋学期の後半から始まったComparative Politics(比較政治)での一幕です。この授業は、世界各国の政治制度や社会情勢をケースとして使いながら、「Democracy(民主主義)」について、様々な角度から客観的に掘り下げて理解を深めていくことを主眼としています。具体的には、
○ 先進国の民主主義体 . . . 本文を読む
5日間のThanks Giving休暇も今日が最終日。大学の図書館も昼ごろから再オープンし、つかの間のバカンスを終えた(やや憂鬱な表情の)学生たちで、自習スペースはいっぱいになっています。せっかくの穏かな初冬の昼、図書館に引き篭もってばかりなのも何だな・・・と、外出を思い立ち、羽織ったジャケットのポケットをふと見ると、一枚のパンフレットが顔を出していました。
広げて見ると、先週末に訪れ . . . 本文を読む
11月第4週の木曜日。ちょうど日本も「勤労感謝の日」の祝日ですが、アメリカのThanks giving dayは日本のお正月に当たる日になります。学校も水曜日から日曜日まで5日間の連休。ほとんどのお店や図書館も閉まり、普段大勢の学生でにぎわうCambridgeの町やハーバードのキャンパスは閑散としています。多くのアメリカ人は実家に帰って家族や親戚同士で集まり、おせち料理ならぬ、 . . . 本文を読む
アメリカに来て初めてその政治的・経済的・精神的なショックの大きさを認識しました。そして、それは決して過去の惨事ではなく、現在進行中の悲劇だと言うことも。
昨年の8月にルイジアナ州やフロリダ州を襲い、2,000名近い死者を出した史上最大規模のハリケーン・カトリーナ。今日のNew York Timesの一面にまた気になる記事を見つけました。
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学校あるいは図書館と自宅を往復する日々が続いていましたが、今日はCommuter Railを使って、久々に郊外へと足を伸ばしてみました。訪れた町の名はConcord。Cambridge市内から一時間ほどの北西に位置する人口約1万7千の小さな町ですが、実は、アメリカの歴史あるいは文学を語る上で、欠くことのできない役割を果たした土地なのです。
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昨日の夕方6:00より、今年度の「Japan Korea Trip」に関する、韓国人学生グループとの初打ち合わせに参加しました。
「Japan Korea Trip」とは、ケネディスクールの日本・韓国の学生が協働して幹事を務め、ケネディスクールの学生を両国に案内するという企画で、昨年は約60名の学生を東京-広島-ソウルを約一週間で案内したそうです(詳細については、ケネディスクール . . . 本文を読む
今日のボストンの地元紙Boston Globeの一面は報道陣に取り囲まれる松坂大輔投手が飾りました。
大リーグのBoston Red Soxが大リーグ入りを目指す松坂投手への独占交渉権を5,111万ドル(約60億円)という史上最高額で落札したことは、既に日本でも大きく報道されているかと思いますが、今日のBoston Globe紙の一面の見出しは・・・
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今日は、昨日ご紹介した「土曜の夜の虐殺」をケースにした倫理の授業の模様をお伝えしようと思います。
午後2時35分、授業が始まる5分前に教室に入ると、いつもどおり、Frances Kamm教授が既に黒板前に陣取って、今日の議論の論点を彼女独特の文字(解読が大変難しい!)で書きなぐっているところでした。週2回の授業に向けて毎回課されるリーディングは、具体的なケースに関するものと、ケー . . . 本文を読む
皆さんが職場で上司の、あるいは組織的な不正を見つけたらどうされますか?
しかも、あなたが長年勤めてきたその会社は、同業他社とマーケットシェアを巡って激しい競争を繰り広げている真っ最中。不正事実が世の中に知れることは、その会社にとって決定的なダメージとなってしまいす。また、不正事実の公表に自分が関わったことが社内に知れると、自分の今後の出世が望めなくなってしまうかもしれません。一方で、不正を見 . . . 本文を読む
昨日に引き続き、中間選挙ネタです。ラムズフェルド国防長官が辞任するなど、今回の選挙結果は早くも波紋を広げていますが、そもそも、なぜこんなに重要な選挙が「火曜日」に開かれるんでしょう!?
日本でもしも選挙が火曜日に開かれたら・・・投票時間は朝の7:00から夜8:00までとは言っても、皆さん、仕事や学校で忙しいため、投票率が激減するのは火を見るより明らかですよね。
昨日のブロ . . . 本文を読む
昨日はアメリカにとって、あるいは世界の多くの国々にとって大きな意味を持つ一日でした。日本でも大きく報道されているとおり、中間選挙で民主党が大勝利を収め、アメリカ政治の、そして国際政治の大きな地殻変動がはじまった一日だったと言えるでしょう。
そもそも中間選挙とは、連邦議会の下院議員(435名)すべて、100名の上院議員の3分の1、そして全米の多くの州(今回は36州)の知事選挙の同日選挙のことで . . . 本文を読む
社会人の皆さんは、日々、職場で様々な上司に接することと思います。また、自分自身が上司として部下に接するシーンもあるでしょう。時に、皆さんの理想の上司像ってどんなものですか?
①すごくおっかなくて頭ごなしで、失敗した時の大目玉を想像するだけで鳥肌が立つけど、指示に対して上手く結果を出したときには、報酬や昇進という形でしっかりと評価してくれる上司?
②常に部下とのコミュニケーションを . . . 本文を読む
早いもので9月より始まった秋学期も折り返し地点を過ぎてしまいました。この秋学期は6種類の授業と「格闘」していますが、今日は、その中でもっともお気に入りの授業について紹介します。
「A Mobilizing for Political Action: Comm . . . 本文を読む