ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ

2006年9月より、米国のハーバード大学ケネディスクールに留学中の筆者が、日々の思いや経験を綴っていきます。

ボーゲル先生

2007年01月31日 | 日々の出来事
   「日本のソフトパワー」というテーマで昨年11月より勉強会を続けていることは、これまでも「Harvard 松下村塾」「金子堅太郎」の中でご紹介しましたが、今日、中国での研究活動から戻られたハーバード大学名誉教授のエズラ・ボーゲル先生の自宅で、これまでの研究成果の第一回発表会が行われました。  エズラ・ボーゲル先生といえば、1979年に発表されベストセラーとなった「Japan as . . . 本文を読む

Reunion

2007年01月30日 | ニューオリンズ復興ボランティア
    様々なものを見聞きし、考え感じることの多かった冬休み。その最後の日曜日となった一昨日(1月28日)、ニューオリンズ復興ボランティアでともに汗を流した仲間たちとリーダーのエレンの家で再会しました。  このReunion(再会の集い)の目的は3つ。一つはニューオリンズでのボランティアをオーガナイズしてくれたNPO、Hands on New Orleans(HONO)に向 . . . 本文を読む

ボストン日本人研究者交流会

2007年01月29日 | 日々の出来事
 以前、「Harvard 松下村塾」の記事の中で、様々な大学や図書館、研究所、美術館が所狭しとひしめくボストン(ケンブリッヂ)は町全体が刺激的な「知の集積地帯」であると書きましたが、一昨日(1月27日土曜日)に参加してきた「ボストン日本人研究者交流会」も、そんなボストンの町で活躍する様々な日本人が集う刺激的な場です。  この交流会は、会員がそれぞれの専門分野についてプレゼンテーションを行う前半と . . . 本文を読む

ニューオリンズ(初日)

2007年01月07日 | ニューオリンズ復興ボランティア
   明け方4:30に起き、6:45発の飛行機で飛ぶこと7時間。乱気流の影響で予定より1時間半遅れて到着したニューオリンズは、厚い雲で覆われとにかく蒸し暑い。  日本語の案内表示も目立つニューオリンズ国際空港では、今回の機会をケネディスクールの学生に紹介し、申し込んだ学生とその家族・友人の計9名をオーガナイズしてくれたエレンと合流し、ボランティアチームの拠点にタクシーで向か . . . 本文を読む

New Orleansに向けて②

2007年01月05日 | ニューオリンズ復興ボランティア
   ハリケーン・カトリーナの復興ボランティアが明後日に迫りましたが、そもそもニューオリンズやカトリーナについて殆ど知らないことに気付いたので(遅すぎ!)、今日は、自分自身の予習も兼ねて調べたところをかいつまんでお伝えしようと思います。 ○ 「ニューオリンズってどこ?」  アメリカ全土の白地図で赤くなっているところがルイジアナ州、拡大したルイジアナ州の地図の赤い部分が最大都市ニュー . . . 本文を読む

New Orleansに向けて①

2007年01月04日 | ニューオリンズ復興ボランティア
   以前、「ハリケーンの爪あと」の中でも触れたとおり、来週日曜日(1月7日)から、一昨年8月末にアメリカ南部を襲ったハリケーンカトリーナ被災地であるニューオリンズでの復興ボランティアに夫婦で参加する予定です。  実は、このボランティアへの参加を決めるまで相当迷いました。というのも、ボランティアの時期がケネディスクールの「冬季集中講座」とかぶってしまったからです。通常一学期 . . . 本文を読む

一番大切なもの

2007年01月03日 | 日々の思い
 家族、愛、健康、友情、時間、お金・・・人それぞれの答えがあると思います。僕自身、まだ29年しかこの世に生存していない、「悟りの境地」に至るには経験も思慮も足りない若造ですが、多くの人に支えられながら結婚に至って以来、そして大切な人との生活を、この美しい街ケンブリッヂで始めて以来、一つの答えを持つようになりました。  それは、「信頼」です。  「信頼」って何でしょう。信じて、頼ること?  似 . . . 本文を読む

新年を迎えるに当たって

2007年01月01日 | 日々の思い
 ブログを読んで頂いている皆様、新年明けましておめでとうございます。ボストンは大晦日に降った雪が雨に変わりましたが、暖かな新年となりました。今年は本当に暖かな冬で、これまで雪が降ったのはたった一度だけ、気温が10度を超えることも珍しくありません。厳しいボストンの冬を覚悟してきた身としてはやや拍子抜けです。  以下では新年に当たり、このブログについて、そして僕のNew Year Resolutio . . . 本文を読む