政治家や官僚だけが政策作りや公共サービスの提供を独占する「政策社会主義」を脱却し、大学、シンクタンク、企業、NPOなど、社会を構成する様々なプレーヤーが、組織や分野の垣根を越えてより良い政策作りにむけて時に競い合い、時にともに汗を流す、そんなアイディアと労働の横断的な自由市場、「政策市場」構築の担い手となりたい・・・
そして、そんな「政策市場」の中で、組織の看板に . . . 本文を読む
予定を3ヶ月ほど遅れてしまいましたが、いよいよ1月24日(土)から書店に並ぶことになりました!!
『ハーバード ケネディスクールからのメッセージ ~世界を変えてみたくなる留学~』
アマゾンでは既に紹介・予約受付が始まっています。
「内容紹介」(アマゾンのウェブサイトより)
世界最高峰のリーダー養成所・ハーバード大学ケネディスクールに挑んだ財務省の若手官僚がつづる留学記。 . . . 本文を読む
年末・年始、静まり返ったケネディスクールでひたすら格闘を続けています。相手は修士論文であり、またクライアントに対するコンサルティング・ペーパーでもあるPAE(Policy Analysis Exercise)。
僕のクライアントになってくれているNPO(非営利法人)Common Impactは、NPOと企業との「♡出会い♡」をサポートするサービスを展 . . . 本文を読む
奇妙に生暖かかった昨年の冬と比較すると、今年のボストンは本当によく雪が降ります。初雪が11月の中旬に降って以来激しいSnow Stromにたびたび襲われ、12月13日には大雪警報が出されてケネディスクールが閉鎖されてしまい、授業や試験が延期されたこともありました。
毎日雪道を踏みしめながら通学途中に聞いているラジオでは、
「今年12月のボストンの積雪量は1970年に記録し . . . 本文を読む
パチパチと音を立てながら温かく燃える暖炉。柔らかなチーズの盛り合わせと透き通るような白ワイン、そして隣のソファで微笑を浮かべながら語るのは、ケネディスクールのDean(校長)を務めるDavid Ellwood氏と奥さんのMarilynさん。
ここは、ボストンから車で30分ほど走らせた閑静な住宅街にあるEllwood校長のご自宅。今日僕は、ケネディスクール同窓会の中心的メンバーとして活躍 . . . 本文を読む
利子だけで1時間で約10億円(年間約9兆円)もの支払い、たまりにたまった借金残高は、一年間の税収入の約10倍にあたる547兆円。こうした天文学的な数字の裏にある日本の財政赤字の真の問題点、つまり
① 「現代世代が応分の負担をせずに様々な公共サービスを享受してるそのツケを、将来世代に先送りしているという世代間不公正」、
② 「毎年の借金(元本・利子)返済額が毎年の新たな借入額よ . . . 本文を読む
小雨が降ったりやんだりのやや蒸し暑い土曜日の午後。中間試験やレポート真っ盛りの時期ですが、僕の足はHarvard Squareから地下鉄Red Lindでふたつ目のところにあるMIT(マサチューセッツ工科大学)に向かっていました。
今日は月1回のペースで開催される「ボストン日本人研究者交流会」の日。
「知のクラスター」であるここボストン・ケンブリッヂで、医療や物理、化学、 . . . 本文を読む
ここ最近、ケネディスクールのコートヤード(中庭)を囲む4つの建物のひとつ、Taubman棟の一階のホールでは、ピンポンの軽快な音が響いています。先月の末にある人から学生に立派な卓球台、ボール、ラケットのセットが寄付されたのです。
寄付した人物は今年から僕が所属するMPP(Master in Public Policy)プログラムのFaculty Chair(学部長)を務めてい . . . 本文を読む
今年もはじまりました。Harvard松下村塾。
ケネディスクール、ビスネススクール(Harvard Business School)、教育大学院(Harvard Graduate School of Education)、公衆衛生大学院(Harvard School of Public Heath)等、ハーバードの各プロフェッショナルスクールや、MITそしてTufts大学院、Bos . . . 本文を読む
9月。米国では入学式のシーズン。
今年ケネディスクールのMPPプログラムに合格し、その門をくぐる211名の新入生は、ケネディスクールが学生によって創られていることを初日から体験することになります。
なぜなら、初めてボストンに到着したばかりの新入生を歓迎し、様々な疑問や不安に答え、そして新入生同士の顔合わせの機会を数多く提供する3日間のPre-Orientati . . . 本文を読む
ケニアは人口の5分の一を占めるキクユ族をはじめとする42の部族で構成されていますが、その中でも最もユニークで伝統的な生活習慣をもつ部族がケニアとタンザニアの国境沿い、即ちマサイ・マラ国立保護区周辺に住む遊牧民マサイ族です。
マサイ・マラキャンプ2日目にあたる先週日曜日の午後、ヒッポ・プールでカバの大群と出会ったのち、マサイ・マラの入口付近にあるマサイ族の集落を訪問するというこれまた得難 . . . 本文を読む
ボストンのローガン空港を土曜日の朝9:00に発ってから実質約14時間、ロンドンヒースロー空港、ムンバイ空港と乗り継いで、予定通り本日午後4:30ついにハイデラバードに到着しました。
着陸後、機内のトイレでコンタクトレンズを付けてから飛行場に降り立つと、乗客を乗せた送迎バスの後ろ姿が小さくなっていくではないですか!到着早々、照りつける太陽とむっとするような湿気、そして飛行機の爆 . . . 本文を読む
「Harvard松下村塾」にてエズラ・ボーゲル ハーバード大学名誉教授の指導のもと、日本のソフトパワーについて昨年11月から約半年間、8名のメンバーで行ってきた研究を取りまとたレポート、「日本のソフトパワー -日本が発信できる価値とは何かー」が今日ついに完成しました。
A4判で55ページ、約5万字にもなったレポートは、大きく4つのパートに分かれます。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ . . . 本文を読む
早いもので昨年9月から始まったケネディスクールライフ一年目も、週明け月曜日の統計学の期末試験を残すのみとなりました。入学当初、正に右も左も分からない中、また、怒涛のようなネイティブ・スピーカーのペースに圧倒されていたころ、様々な形でサポートをし勇気づけてくれた、そしてその後ケネディスクール内外で多くのイベントを一緒に企画してきた2年生の先輩たち、一年プログラムのミッドキャリアに所 . . . 本文を読む
思わずジャケットを取りたくなる、初夏を思わせるような春の夕暮れ。ハーバード・ヤードすぐ横のサマーストリート沿いにあるエズラ・ボーゲル先生宅1階の部屋は、季節感のない異様な熱気に包まれていました。
昨年11月からこれまで半年間にわたって、ボーゲル先生の指導のもと、Harvard 松下村塾で「日本のソフトパワー」というテーマで研究を続けてきたことは既にこのブログでもたびたび紹介し . . . 本文を読む